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Notionの活用

Notion Wikiとは?データベースとの違いや使い方、作り方の選び方を解説

Notion Wikiとは?データベースとの違いや使い方、作り方の選び方を解説

「Notionの『Wikiに変換』を押すと、何が変わるの?」「社内Wikiを作ったのに、古い情報が残ったまま誰も直さない」

Notionで社内のマニュアルや規程をまとめようとすると、ふつうのページで作るか、データベースで作るか、Wikiに変換するかで迷いがちです。Wikiには有効期限やオーナーといった機能もあり、何がどう違うのか分かりにくいところがあります。

結論から言うと、Notion Wikiは、ページを「読み物としてのページ」と「一覧で管理できるデータベース」の両方の形で扱えるようにする機能です。Wikiの大きな特徴だった有効期限とオーナーは、今はビジネスプラン以上なら通常のデータベースにも付けられます(2026年10月時点)。そのため、どの作り方を選ぶかは、一覧で切り替えて見たいか、有効期限を付けたいか(その場合はプラン)で分かれます。

本記事では、Wikiでできること、通常のデータベースとの違い、変換・オーナー・有効期限の使い方、作り方の選び方、データベースで社内Wikiを作る手順、公式テンプレート、Metooの支援現場で有効期限の運用が回らなかった例までを解説します(2026年10月時点の情報です)。

なお、合同会社Metooでは、社内Wikiやマニュアルなどの情報をNotionに集め、チームで使われ続ける状態まで定着させる支援を行っています。

Notion導入・定着支援(Purpose Engine)を見る

Notionを初めて使う方に向けて、基本の使い方を動画でも解説しています。あわせてご覧ください。

Notionを活用した業務効率化を支援いたします!

         
     
山田怜司

合同会社Metoo代表 山田怜司(管理の山田)

Notion認定コンサルタント・Notion公式アンバサダー・JCC認定プロコーチ。バックオフィス業務に16年携わった経験を活かし、法人40社以上(2026年4月時点)にNotion導入・活用のコンサルティングを提供。YouTube登録者は23,000人超(2026年9月時点)。業務効率化やチームマネジメントに強みを持つ。

Notion Wikiとは?「Wikiに変換」で変わること

Notion Wikiとは?「Wikiに変換」で変わること

Notion Wikiとは、ふつうのページを「Wikiに変換」して、その中のページを読み物としても一覧としても見られるようにする機能です。Notion公式は、ナレッジの一元管理・検索・更新をしやすくするための機能として案内しています。

Wikiに変換すると、次の3つのビューが最初から用意されます(2026年10月時点、Notion公式ヘルプで確認)。

ビュー表示されるもの種類
ホームWiki内のすべてのページ。説明文や見出しなどのブロックを足して、自由に整えられるページ
すべての
ページ
Wiki内のすべてのページの一覧データベース
ビュー
自分がオーナーの
ページ
自分がオーナーになっているページだけの一覧データベース
ビュー

ホームでは、通常のページと同じように説明文を置いたり、見出しの下へページをドラッグして並べたりできます。一方で「すべてのページ」では、データベースとして絞り込みや並べ替えができます。同じ中身を、読み物の形と一覧の形で切り替えて見られるのが、通常のページとの違いです。

さらに、Wikiの各ページにはオーナー(担当者)と有効期限を設定できます。有効期限を設定したページは「内容が最新である」と示され、期限が切れるとオーナーに通知が届きます。

参考:Wikiとページの有効期限(Notionヘルプセンター)

Notion Wikiと通常のデータベース・ページの違い

Notion Wikiと通常のデータベース・ページの違い

一番の違いは、有効期限とオーナーが、Wikiだけの機能ではなくなっていることです。ビジネスプランとエンタープライズプランでは、通常のデータベースにプロパティとして追加でき、Wikiに属さないページにも設定できます(2026年10月時点)。

項目Wiki通常のデータベース通常のページ
作り方ページを
「Wikiに変換」
「/database」などで作る新しいページを作る
一覧・
絞り込み
「すべてのページ」などのビュービューを必要なだけ追加できるなし(子ページを並べるだけ)
読み物としての
入口
ホームを自由に整えられるデータベースを置いたページに書くページそのもの
オーナー作成者が自動でオーナー。変更できる有効期限を追加すると、オーナーのプロパティも自動で付く有効期限を設定するときに追加する
有効期限各ページに設定できるプロパティとして追加ページごとに設定

この表から分かるとおり、有効期限とオーナーを付けたいだけなら、Wikiに変換しなくても通常のデータベースで同じことができます。Wikiにしかない違いとして残っているのは、ホームという読み物の入口と、データベースの一覧を、1つのWikiの中で切り替えられる点です。

なお、Wikiへの変換やWiki内のページの有効期限について、公式ヘルプにはプランの条件が書かれていません。Wikiで有効期限を使う予定がある場合は、自社のワークスペースの画面で設定できるかを確かめてください。

Notion Wikiの使い方(変換・オーナー・有効期限)

Notion Wikiの使い方(変換・オーナー・有効期限)

Wikiの操作は、「変換する・元に戻す」「オーナーを決める」「有効期限を設定する」の3つが基本です。通常のデータベースやページに有効期限を付ける方法もあわせて紹介します。

Wikiに変換する・元に戻す

Wikiにしたいページ(例えば「社内ポータル」や「業務マニュアル」など、社内Wikiの入口にするページ)を開き、次の手順で変換します。

  1. ページの上部にある「•••」を選択する
  2. 「Wikiに変換」をクリックする

変換すると、ページの中にあった子ページがホームと「すべてのページ」のビューに表示されるようになります。Wikiとして使う必要がなくなった場合は、同じく「•••」を選択し、「Wikiを元に戻す」をクリックすると、通常のページに戻せます。

ページのオーナーを決める

Wikiでは、ページを作成した人が、自動でそのページのオーナーになります。オーナーはいつでも変更できます。オーナーは、有効期限が切れたときに通知を受け取る人です。「自分がオーナーのページ」のビューを開けば、自分が担当しているページだけを一覧で確認できます。

通常のデータベースに有効期限を追加した場合は、オーナーの付け方を設定で変えられます。データベースの上部の「•••」から「プロパティ」→「オーナー」を開き、「制限」で各ページのオーナーを「ユーザーを1人」にするか「制限なし」にするかを、「デフォルト」で新しいページのオーナーを「作成者」にするか「デフォルトなし」にするかを選びます。

有効期限を設定する

Wikiのページに有効期限を設定する手順は次のとおりです。設定できるのは、そのページのオーナーです。

  1. 自分がオーナーのWikiページを開く
  2. 上部にある「有効期限」セクションをクリックする
  3. 有効期限を、ある特定の期間にするか、無期限にするかを選ぶ

Wikiのデータベースビューからも、自分がオーナーのページの有効期限のプロパティの値を選べば、同じように設定できます。有効期限が切れると、オーナーのNotionの受信トレイとメールに通知が届きます。設定を外すときは、ページ上部の「認証済み」を選び、「認証を削除」を選びます。

Wiki以外のデータベースやページに有効期限を付ける(ビジネス以上)

Wikiではないデータベースに有効期限を付ける手順は次のとおりです。

  1. データベースの上部で「•••」→「プロパティ」→「新しいプロパティ」の順に選ぶ
  2. 「有効期限」を選ぶ(オーナーのプロパティも自動で追加される)
  3. 各ページの有効期限のプロパティの値を選び、期間か無期限かを選ぶ

Wikiに属していないページ(データベースの中の個々のページを含む)は、ページ名にカーソルを当てて「認証」を選び、期間を選びます。どちらも有効期限を設定するには、少なくとも1人のオーナーが必要です。ビジネスプランの料金は、1メンバーあたり月3,150円(年払い)、月払いなら月3,800円です(2026年10月時点)。

ページのWikiへの変換、Wiki内検索、ビューの切り替え、オーナーと有効期限の設定を約4分の動画で紹介しています。

Wikiに変換するか、通常のデータベースで組むかの選び方

Wikiに変換するか、通常のデータベースで組むかの選び方

作り方の候補は、「一覧・絞り込みが要るか」と「有効期限とオーナーが要るか」の2つの条件で分かれます。一覧・絞り込みが要るかどうかは、部署・種類・更新日など、複数の切り口で切り替えて見たいかどうかで判断できます。

一覧・絞り込み有効期限・
オーナー
作り方の候補補足
要らない要らない通常のページ
(子ページで並べる)
読み物として並べる
要らない要る通常のページ
(ページごとに有効期限)
ビジネス以上
要る要らない通常のデータベースビューを切り口ごとに追加できる
要る要る通常のデータベース
(有効期限のプロパティ)
ビジネス以上。オーナーも自動で付く
要る(入口の説明と
一覧を同じ場所で
切り替えたい)
要る・
要らない
WikiWiki内の有効期限のプラン条件は公式ヘルプに記載なし

ホームの説明と「すべてのページ」の一覧を、1つの場所で切り替えて見せたい場合は、Wikiが候補になります。そうでなければ、通常のページか通常のデータベースで足ります。

Metooの支援現場で:Wikiに変換はあまり使わず、有効期限は回せる形で入れる

Metooの支援現場で:Wikiに変換はあまり使わず、有効期限は回せる形で入れる

Metooの支援現場では、最近は「Wikiに変換」はあまり使わず、通常のデータベースで社内Wikiを組むことが多くなっています。マニュアル系のページには有効期限とオーナーを設定しています。ただし、有効期限の更新運用が回らない場合は、有効期限を外したほうがまだよいと考えています。

Wikiに変換をあまり使わない理由

Wikiが出た当時は、Wikiで管理することでページの有効期限やオーナーを設定できるようになった点が、大きなポイントでした。その後、通常のデータベースでも有効期限やオーナーをプロパティとして追加できるようになったため、この点では差がなくなり、わざわざWiki機能を使う必要性は下がったと見ています。

もう1つの理由は、分かりにくさです。Wikiにすると、データベースとして情報を持たせながら、ふつうのページとしても見られ、その2つを切り替えられます。分かっている人にとっては使いやすく、確かにメリットもあります。ただ、そうでない人にはよく分からず、理解が少し難しい機能です。人によって受け止め方は違いますが、お客様の現場に分かりにくさを増やしてまでWikiにするメリットは、それほど多くないと考えています。

有効期限が放置されて、不信感だけが増えた例

マニュアル系のページには、Wikiかどうかに関係なく、有効期限とオーナーを設定しています。ある程度、情報が最新に保たれる形にしておくためです。

ただし、うまく回らなかった例もあります。期限が切れても更新する運用が定着せず、有効期限切れのページが、ただ放置されているだけの状態になりました。結果として「これって大丈夫なんですか」という状態になり、不信感だけが増えてしまいました。使うのであれば運用できる形を作る必要があり、運用できないのであれば有効期限はなくしてしまうほうが、まだよいと考えています。

古い情報だらけの社内Wikiは、運用ルールと仕組みから立て直す

社内Wikiが古い情報だらけになった会社では、まず運用ルールを成り立たせるところから進めました。どういう周期で更新し、確認していくのかといったルールを整理します。そこに手間がかかるようであれば、AIを活用して、人の手を煩わせずに更新できる仕組みを作ります。

今は、有効期限が切れたページについて、内容が最新になっているかをAIに確認させ、必要に応じて更新してもらうこともできるため、それほど手間をかけずに回せるようになっています。何とか頑張って続けるやり方では続きません。続かないときは人の努力ではなく、仕組みのほうを直します。社内の情報をAIで使える形に整える進め方は、社内の情報をAIで活用するには?Notionを情報の基盤にした進め方と事例で解説しています。

通常のデータベースで社内Wikiを作る手順【4STEP】

通常のデータベースで社内Wikiを作る手順【4STEP】

Wikiに変換しなくても、入口のページとデータベースを組み合わせれば、社内Wikiは作れます。手順は次の4ステップです。

STEP1:社内Wikiの入口になるページを作る

まず、社内Wikiのトップになるページを作ります。全社で使うならチームスペースの中に置き、「社内Wiki」「業務マニュアル」など、何が入っているか分かる名前にします。

ページの上部には、このWikiに何が入っているか、どのページを誰が管理しているか、困ったときの問い合わせ先などを短く書いておきます。Wikiのホームと同じ役割を、ふつうのページで持たせる形です。入口のページに説明を書き、その下にデータベースを置くことで、読み物の入口と一覧を1枚のページにまとめられます。

STEP2:記事をためるデータベースを作り、プロパティを決める

入口のページで「/database」と入力するか、新しいページで「テーブル」を選んで、データベースを作ります。データベースの1件1件がそれぞれNotionのページになるため、マニュアルや規程の本文はその中に書きます。

プロパティ(各ページに付ける項目)には、種類(マニュアル・規程・よくある質問など)、担当部署、タグなど、あとで一覧を切り替えたい切り口を入れます。データベースの基本はNotionデータベースとは?機能・基本的な要素、作成方法を徹底解説、情報の整理の考え方は動画「【初心者向け】Notion情報整理術でもう探さない・迷わない」でも解説しています。

STEP3:ビューで、見たい切り口ごとに一覧を作る

データベースには、ビューを必要なだけ追加できます。ビューごとに、表示するプロパティ、フィルター、並べ替え、グループ化を変えられます。例えば「部署ごとにグループ化した一覧」「種類がマニュアルのものだけ」「最終更新が古い順」といったビューを作っておくと、目的に応じて見たい一覧に切り替えられます。

ビューの名前は「部署別」「マニュアル」「更新が古い順」のように、何の一覧かが分かる言葉にします。ビューを増やしても、元のデータは1つのままなので、同じページを2か所で管理する必要はありません。

STEP4:有効期限・オーナーと共有範囲を設定する

有効期限とオーナーを付ける場合は、使い方の章と同じ手順で、データベースに有効期限のプロパティを追加します。

共有範囲は、ページ上部の「共有」から、メンバーまたはグループを選んで権限レベルを付けます。グループに付けた権限は、そのページの下にあるページにも同じように適用されます。フルページのデータベースは、上部の「•••」から「データベースをロック」を選ぶと、プロパティとビューの誤変更を防げます(中のデータは編集できます)。ただし、編集権限を持つ人はロックを解除できるため、変更を権限で禁止する機能ではありません(Notion公式ヘルプ「データベース入門」、2026年10月確認)。社内の情報共有の進め方は、Notionはナレッジ共有におすすめ?データベースの作り方4STEPと、使われ続ける仕組みを解説もあわせてご覧ください。

Notion公式のWikiテンプレート4選

Notion公式のWikiテンプレート4選

Notion公式は、チーム・プロダクト・エンジニアリング・営業の4つの用途に向けたWikiテンプレートを公開しています(2026年10月時点)。どれもNotionが作成したテンプレートです。

テンプレート公式の説明(要約)向くチーム
チームWiki各チームが自分たちのホームページを作り、仕事のプロセス、プロジェクト、ナレッジを整理する社内の各チーム
プロダクトWiki製品関連のドキュメントを整理し、ガイドやプロセスを一か所にまとめる製品・開発
エンジニアリングWikiプロセスやドキュメントなど、プロジェクトの信頼できる唯一の情報源をまとめるエンジニア
営業Wiki営業関連のドキュメントやプロジェクトを一か所にまとめる営業

テンプレートの中身は見本の内容のため、使うときは自社の情報に置き換えます。

Notion Wikiに関するよくある質問

Notion Wikiに関するよくある質問

Q. データベースをWikiに変換できますか?

できません。公式ヘルプでは、Wikiに変換できるのはページだけで、データベースは変換できないと案内されています(2026年10月時点)。データベースに有効期限を付けたい場合は、有効期限のプロパティを追加します。

Q. 有効期限を設定したページは、ほかの人からどう見えますか?

@メンションされたときと、Notionの検索結果に表示されるときに、名前の横に青いチェックマークが付きます。Notionの料金ページでは、AIの引用にもバッジが表示されると案内されています。

Q. 有効期限を設定したページを、まとめて確認できますか?

できます。サイドバーの「設定」を開き、「認証済みページ」を選ぶと、ワークスペース内の有効期限を設定したページが一覧で表示されます。特定のページを検索したり、オーナーやチームスペースで絞り込んだりできます。

Q. Wikiのビューは3つから増やせますか?

増やせます。ホーム・すべてのページ・自分がオーナーのページの3つに加えて、カレンダー、タイムライン、リストなど、ほかのレイアウトのビューを追加できます。

Notion Wikiの使い分けや社内Wikiの運用は「合同会社Metoo」にご相談ください

Notion Wikiの使い分けや社内Wikiの運用は「合同会社Metoo」にご相談ください

Notion Wikiの要点をまとめます。

  • Wikiは、ページをホーム(読み物)と一覧(データベースビュー)の両方の形で切り替えて見られるようにする機能
  • Wikiに変換できるのはページだけで、「•••」→「Wikiに変換」「Wikiを元に戻す」で切り替える
  • 有効期限とオーナーは、ビジネスプラン以上なら通常のデータベースやページにも付けられる
  • 作り方の候補は「一覧・絞り込みが要るか」と「有効期限とオーナーが要るか」で分かれる
  • Wikiに変換しなくても、入口のページとデータベースで社内Wikiは作れる

Wikiや有効期限の機能、画面の表記は、これからも変わる可能性があります。プランの条件や操作の文言は、使う前にNotion公式ヘルプで確認してください。有効期限の更新運用が回らなかった例と立て直し方は、「Metooの支援現場で」の章で紹介しています。

合同会社Metooでは、社内Wikiやマニュアルのデータベース設計から、更新が続く運用の仕組みづくりまでを支援しています。自社に合う形を相談したい方は、サービス一覧をご覧のうえ、お気軽にご相談ください。

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