社内の情報をAIで活用するには?Notionを情報の基盤にした進め方と事例
「社内に記録や資料はあるのに、AIに聞いても一般的な答えしか返ってこない」
「やりたいことはあるのに、手が回らず止まったままになっている」
AIを仕事に活かしたい経営者・担当者の方から、こうした声をよく聞きます。
結論から言うと、社内の情報をAIで活用するには、AIに渡せる情報の基盤を先に作ることです。Metooでは、Notionを情報の基盤にして、後回しにしていた自社のホームページの作り直しを、Claude CodeとCodexという2つのAIと一緒に進めました。ただし、進められた理由はAIの性能ではありません。何を作るのか・なぜ作るのかは人が決め、作る作業はAIと進めたこと。そして、AIに渡せる自社の情報(会議の記録、決めたこと、考え方や方針)が、日ごろからNotionに溜まっていたことです。
本記事では、Metooがホームページを作り直した記録を事例に、AIに渡す「伝える材料」、Notionに溜めていた情報をAIがどう使ったか、人とAIの役割分担、つまずいたこと、公開後に変わったこと、AIと進める前にやることを解説します。なお、問い合わせや流入がどう変わったかは、公開から日が浅いため、数字がそろってから別の記事でお伝えします。
合同会社Metooでは、会議の記録や決めたことの置き場所づくりから、NotionとAIを使う仕組み、定着までの研修まで、AIを仕事で使う前の「土台」づくりを支援しています。
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今回のリニューアルをAIに任せられたのは、打ち合わせの記録や決めたこと、自社の考え方を、日ごろからNotionに残していたからです。AIはそのページを読んで、私たちの前提をつかんだうえで作業を進めました。その「残しておく場所」になっているNotionの基本の使い方を、動画で解説しています。これから情報を溜めていきたい方は、あわせてご覧ください。
合同会社Metoo代表 山田怜司(管理の山田)
Notion認定コンサルタント・Notion公式アンバサダー・JCC認定プロコーチ。バックオフィス業務に16年携わった経験を活かし、法人40社以上(2026年4月時点)にNotion導入・活用のコンサルティングを提供。YouTube登録者は23,000人超(2026年9月時点)。業務効率化やチームマネジメントに強みを持つ。
目次
社内の情報をAIで活用するには?Metooの結論

社内の情報をAIで活用するには、AIより先に、AIへ渡せる自社の情報の基盤が要ります。Metooは、Notionに溜めていた会議の記録や方針をAIに読ませ、もともと契約していたClaude CodeとCodexと一緒に自社のホームページを作り直しました。
きっかけは、SEOを見てもらっている会社から受けたフルリニューアルの提案です。他社に見積もりを出してもらった内容は、約150万円・約4か月かかるものでした。Metooでは、Notionに情報の軸を残していたことで、1か月もかからずに作り直して公開できました。
サイトの中身も大きく変わりました。主要なページは6ページから11ページに、メニューから直接行けるページは5つから8つに増えています。
ただ、この記事で伝えたいのは「早くできた」という話ではありません。AIと一緒にやり切れた理由は2つあります。
- 何を作るのか、なぜ作るのかは人が決め、どう作るか・実際に作る作業はAIに任せる。この分担を最後まで崩さなかったこと
- その分担が回るだけの情報(会議の記録、決めたこと、考え方や方針)が、Notionに溜まっていて、AIが読める状態だったこと
逆に言えば、この2つがそろっていない状態で「AIにリニューアルしてもらう」と考えると、どこかで見たようなサイトができあがるか、手戻りが続いて止まります。以下では、ホームページの作り直しを例に、それぞれの判断を順に見ていきましょう。題材はサイトですが、情報の基盤があれば、別の開発や新しい発信の準備など、ほかの止まっている取り組みも同じ形でAIと進められます。
外注でもAIでも、先に要るのは自社の「伝える材料」

外注するにしても、AIと進めるにしても、先に要るのは「自社の目的や方針を、作り手に伝える材料」です。誰が作るかより先に、何を伝えるかが決まっているかで、リニューアルの進み方は変わります。
きっかけは、更新を後回しにしていたサイトとリニューアルの提案
正直に言うと、Metooは自分から動いたわけではありません。ホームページの更新を後回しにし、記事の手直しも止まって、アクセスはじわじわ落ちていました。「やらなければ」と思いながら、目の前の仕事を優先していた状態です。
一方でSNSでは、WordPressのサイトをCloudflareに移し、AIで直せるようにしたという発信を見かけるようになっていました。そんなときに受けたのが、SEOを見てもらっている会社からのフルリニューアルの提案です。サービスも料金も事例もトップページ1枚に詰め込まれていて、会社のサイトとしては薄いという指摘は的確でした。この提案を機に、Notionに溜めてきた情報を使って、AIと一緒に作り直すことを決めました。
誰が作るにしても、目的と方針を伝えるのは自社
外注すれば、作る作業は任せられます。AIと進める場合も、作る作業の多くはAIが担います。しかし、何を大事にしたいのか、曲げたくない軸や方針は何なのかは、どちらの場合も自社で伝えるしかありません。打ち合わせを重ね、出てきたものを見て、また説明する。伝わった状態で作ってもらうまでのやり取りが、リニューアルでいちばん手間のかかるところです。
Metooの場合、会議の記録も、決めたことも、代表の考え方や方針も、既にNotionにまとまっていて、AIが読める状態になっていました。そのやり取りの多くを、Notionのページを読ませることで済ませられると考え、AIと進めることにしました。
もう1つの理由は、公開後も自社で直し続けられる形にしたかったことです。更新が止まったのは、意志が弱かったからではなく、直すたびに誰かに頼む必要がある作りだったからです。続かないのは意志ではなく作りの問題なので、作り直すなら自分たちで直せる形にする必要がありました。
| 伝える材料 | 外注する場合 | AIと進める場合 |
|---|---|---|
| 目的・方針 | 打ち合わせで作り手に説明し、提案の判断基準にしてもらう | ページとして読ませ、案や文章を整える基準にする |
| 会議の記録や 決めたこと | 説明の資料として渡し、前提をそろえる | AIが毎回読み、続きから作業する |
| 崩したくない 決定 | 要望として伝え、確認のたびに照らし合わせる | 1枚にまとめ、AIが触る前に毎回読む |
| 材料がまだ 言葉になっていない | 作り手や支援会社と一緒に整理する | 先に整理しないと、AIは一般的な形で埋める |
外注でもAIでも、材料の使われ方が違うだけで、材料そのものは自社にしか用意できません。逆に言えば、材料という土台があれば、AIと自社で進めることも、外注先と短い時間ですり合わせることもでき、どちらを選んでも手間が減ります。考えや方針がまだ言葉になっていないなら、外注先や支援会社と一緒に整理するところから始めるのが早道です。Metooの場合は、材料がNotionに溜まっていたので、AIと進める形を選びました。
Notionを情報の基盤にしていたから、AIに前提を渡せた

サイトの出来を決めたのは、AIの性能ではなく、AIに渡せた自社の情報でした。何度も打ち合わせて伝えるはずの前提を、AIにはNotionのページを読ませるだけで渡せたからです。
打ち合わせを重ねて前提をそろえ直す手間は、ほとんどかかりませんでした。時間をかけたのは、AIが作ったものを見て判断することです。AIに読ませた情報は、主に次の3つです。
- 提案を受けた打ち合わせの記録(Notionに残っていた文字起こしの全文)
- 代表の考え方をまとめたページと、マーケティングの方針(目標とやらない売り方)のページ
- 決めたことの記録と、タスクのページ
打ち合わせの記録からは、AIたちに共通の依頼書ができ、21の役割が同じ前提で動きました。打ち合わせの中身を、人が一から説明し直す必要はありませんでした。考え方と方針のページは、AIがサイトの説明文を整える基準になり、点検役のAIにも同じものを渡しています。できあがったサイトが「どこかで見たサイト」で終わらなかったのは、そこに自社の言葉があったからです。
決めたことの記録とタスクのページは、引き継ぎを支えました。Claude CodeとCodex、日をまたいだ別々の会話が、すべて同じページを読んで続きから始めます。途中でCodexが利用の上限に当たって止まった日も、Claude Codeがそのまま引き継げました。
一方で、うまくいかなかった情報もあります。営業資料はGoogleドライブのPDFで持っていて、AIはそこから古い価格を拾い、確認の質問に混ぜてきました。溜めてはいたものの、どれが最新かが決まっていなかったのです。情報は置いてあるだけでは足りず、最新の置き場所が1か所に決まっていて初めて使えると分かりました。
Metooでは基盤にNotionを使いましたが、大事なのはツールではなく、記録・決定・方針の置き場所が1か所に決まっていて、AIが読める状態になっていることです。AIの性能は、これからも上がっていきます。差が出るのは、渡せる情報のほうです。仕事を進めれば記録が溜まる形にしておけば、ホームページに限らず同じことができます。AIからNotionの情報を読み書きする仕組みについては、Notion MCPの仕組みとできることの解説もあわせてご覧ください。
何を・なぜは人が決め、作る・疑うはAIに任せた

人が決めたのは目的と大きな判断だけで、案を出す・作る・疑う作業はAIに任せました。何を作るか・なぜ作るかは人、どう作るかはAIという分担です。
最初に渡したのは、作業の指示ではなく目的
AIに最初に渡したのは「トップを直して」といった作業の指示ではなく、サイトの目的です。営業した相手はサイトを見に来るので、見た人が話を聞いてみたくなる場所にする。公開したら測って直せること、記事を更新し続けられることも条件に入れました。受けた提案も参考にはしましたが、何を作るかは目的から決めています。
そのうえで人が決めたのは、ページの役割を分けること、ブランドの色と形は作り直さないこと、法人に向けたサイトにすること、そして本番に出すのは毎回人が承認すること、の4つです。それ以外の案出し・制作・点検はAIの担当にしました。
計画は3案を別々に作らせ、反対意見を出す役も置いた
計画を1つだけ作らせることはしていません。検索重視・商談重視・運用重視の3つの計画をAIに別々に作らせ、別のAIに採点させました。まとめた計画には、反対意見を出す役も置いています。役割は全部で21、出てきた反対意見は48件でした。
AIが最初に出した計画は、公開まで4.7か月かかるものでした。他社の見積もりとほぼ同じ長さです。人が手を動かす前提で見積もっていたためです。作るのはAIなので「AIが動く工程は1日で十分」と伝え、数週間で公開する計画に組み直してもらいました。AIの見積もりも、前提を渡さなければ人の仕事の速さに引きずられます。
作る役は2つのAIで分け、確認は別のAIとテストに任せた
作る役は、Claude Codeに実装・検査・記録を、Codexにブラウザの操作とデザインの作り込みを任せました。受け渡しは、依頼を書くファイルと結果を書くファイルを1つずつ置いただけです。
いちばん効いたのは「疑う役」です。作った本人に確認させず、全ページを別のAIに点検させ、公開の前には2つのモデルに別々に見てもらいました。AIに修正を繰り返させた結果、公開前のチェックで人に回ってきたのは、判断に迷う17件だけでした。
既存のURLや記事の本文、約12,000本の内部リンクのように「ルールで決まること」は、AIの「確認しました」を信じるのではなく、テストで守っています。テストは200本を超えています(2026年10月時点)。Metooは、答えがルールで決まることはプログラム、ルールに沿った判断はAI、未知のことや最終判断は人、という分け方を基本にしています。
いちばん変えたのは、来た人が抽象から具体へ降りていくページの流れ

リニューアルでいちばん変えたのは、見た目ではなく、サイトに来た人が進んでいくページの順番です。来た人の頭の中が進む順番に合わせて、抽象的な話から具体的な画面へと、ページを並べ直しました。
以前のトップページは、Purpose Engineというサービスを打ち出したページでした。中身は「こんな課題がありますよね、それを解消します」という抽象度の高い話で、Notionで実際にどんなページを作り、どんな画面になるのかはほとんど見せていませんでした。Notionを知っている人ならそれでもイメージできますが、知らない人は「で、具体的に何ができるの?」で止まってしまいます。
そこで、ページごとに役割を分け、次の順に降りていけるようにしました。
| ページ | 見せること | 来た人に思ってほしいこと |
|---|---|---|
| トップ | 会社として何をしているか。「担当者が休むと仕事が止まる」など10項目のチェックと、当てはまる数に応じた見直しのヒント | これはうちのことだ |
| サービス・料金 | 4つのサービスと料金の比較 | どれが自社に合うか |
| Purpose Engine | 営業・現場・企画・管理職の4人の仕事の前後。支援が終わる6か月後にNotionに残るものを画面5枚で | こういう画面で、こう変わるのか |
| Notionとは | 文書・表・ファイル管理がひとつになったものという入り口から、打ち合わせの記録が提案書の下書きやマニュアル、経営のダッシュボードになるまで | Notionで何ができるか分かった |
| メディア | 料金や事例をさらに詳しく知るための記事 | 話を聞いてみたい |
トップは特定のサービスに固定せず、会社として何をしていて、どんな課題をどう解いていくのかを見せる場所にしました。自分ごとにしてもらい、もう少し見てみようと思ってもらうのが役目です。サービスの段は「サービス・料金」と「Purpose Engine」の2ページに分け、一段ずつ具体に入るようにしています。それでもNotionの画面を見て「そもそもNotionとは何か」で止まる人のために、「Notionとは」のページを置きました。
見た目の細かい変更より、この流れの変更がいちばん目的に効いたと考えています。実際のページは、トップページからサービス・料金、Purpose Engine、Notionとはの順にたどると、流れが分かりやすいはずです。
AIと進めるとつまずくのは、言っていないことまで変わる点

AIと進めるときにつまずくのは、AIの腕の問題ではありません。こちらが決めていないことを、AIが代わりに決めてしまうことです。Metooでも、やり直しはかなりありました。
| つまずき | 実際に起きたこと | 結果・対処 |
|---|---|---|
| 最初の版で ブランドが変わった | 目的も方針も渡したのに、配色も形も素材もごっそり変わり、自社のサイトに見えなかった | 全部やり直し、「ブランドは引き継ぐ」と決めた |
| 見えている範囲 だけで判断した | 社名の読みを「ミトー」に統一された(正しくはミトウ)。JavaScriptで作られていた動く仕組みが、止まった状態だけを見て消された | AIは見えている範囲で判断すると分かった |
| 頼んでいない所 まで変わった | ヘッダーを直すよう頼んだら、本文の余白まで変わった。同じ指摘を2〜3回したこともある | 崩してはいけない決定を1枚にまとめた |
| 公開直後に 表示速度が遅かった | トップページのスマホの表示速度スコア(PageSpeed Insights)が37だった。原因は文字のデザイン(Webフォント)の読み込み | 読み込みを2回直し、95まで上げた |
いちばん効いた対処は「崩してはいけない決定の一覧」です。人が決めた見た目と動きを1枚にまとめ、AIが触る前に毎回読む手順にしました。ルールを増やすより、決めたことの置き場所を1つにしたほうが効きました。
「リニューアルして」の一言で済まないのは、AIが未熟だからではなく、人が決めるべきことが決まっていないからです。決めたことを書いて渡す。この準備が、AIでの制作の質を左右します。
公開後に変わったのは、見た目より「誰が直せるか」

リニューアルで最も大きかったのは、画面に映らない部分です。変わったのは見た目ではなく、誰がサイトを直せるかでした。
| 項目 | 以前 | 今 |
|---|---|---|
| サイトの作り | WordPress。機能を足す部品がいくつも入っていた | 文章も設定もファイルとして並び、AIが読める |
| 直し方 | どこを触ればいいか社内では分からず、直すたびに依頼していた | 直したい内容を伝えれば、AIが関係するページに反映する |
| 測り方 | - | どのボタンから相談に進んだかを問い合わせと一緒に残し、週に1回AIがレポートを作る |
| 記事の更新 | ライターに依頼し、管理画面で更新 | AIが候補を出し、人が選ぶ形へ切り替え中 |
たとえば研修の料金に、助成金を使ったときの目安を載せたときも、直してほしい内容を伝えるだけで、トップと研修のページの両方に反映されました。「トップのこの文言を直して」と伝えれば直る状態になり、直すたびに依頼する必要がなくなりました。
測り方も変えています。週1回のレポートでは、AIが直す候補を最大3つ出し、採るかどうかを決めるのは人です。動かし始めたばかりなので、使えるかどうかはこれから確かめていきます。
社内の情報をAIで活用する前にやること

AIと仕事を進める前にやることは、作る準備ではなく、伝える準備です。ホームページを作り直した経験から、着手の前に次の4つを整えることをおすすめします。
- その取り組みの目的と、やらないことを書く
- 会議の記録・決めたこと・考え方を1か所に置き、最新の置き場所を決める
- 崩してはいけない決定(ブランドの色や形、変えない言葉など)を1枚にまとめる
- 確認の役割を分ける(作ったAIとは別のAIが点検し、ルールはテストで守り、本番は人が承認する)
1つ目は、AIへの依頼の書き方を変えることです。作業の指示の前に、その取り組みで何を目指すのか、何をしないのかを書きます。AIは指示の範囲を越えて手を動かすので、やってほしいことより「やらないこと」を伝えるほうが、手戻りを減らせます。
2つ目と3つ目は、AIに渡す情報の置き場所づくりです。古い資料と新しい資料が混ざっていると、AIは古いほうを拾います。決めたことが会話の中に流れているだけだと、次の会話に引き継がれないことがほとんどです。置き場所を1つに決めておけば、AIが変わっても会話が変わっても、同じ前提から始められます。
4つ目は、AIの「確認しました」をそのまま信じないための仕組みです。作った本人に確認させない、ルールで決まることはテストに任せる、本番に出すかどうかは人が決める。この3つを分けておくと、人に回ってくるのは判断が必要なことだけになります。
このうち1つ目と2つ目は、決まった取り組みがなくても、今日から始められます。外注する場合にも、そのまま作り手に渡せる材料です。
そして大事なのは、この土台が1つの取り組みのためだけのものではない、という点です。目的と記録と決めたことが1か所に溜まっていれば、止まっているほかの取り組みも同じ土台で動き出します。Metooの場合はホームページでしたが、手が回らずに後回しにしていた別の開発も、新しい発信の基盤づくりも、AIに前提を渡すところから始められます。別の開発なら仕様と決めたことの記録、発信なら方針と過去の原稿を、同じ場所に溜めておくのが出発点です。社内の情報の置き場所づくりから進めたい場合は、Purpose Engine(Notion導入・定着支援)で目的の設定から伴走しています。
社内の情報をAIで活用するときのよくある質問

Q. AIでホームページを作り直したとき、費用はどれくらいかかりましたか?
Metooの場合、既に契約していたClaude CodeとCodexのほかにかかった実費は、サーバー代(Cloudflare Workersの有料プランで月5ドルと従量課金、2026年10月時点、Cloudflareの料金ページ)と、画像や動画づくりに使ったAIの利用料くらいでした。費用は、使うAIの契約やサーバーの選び方によって変わります。
Q. WordPressから移したとき、既存のURLや記事はどうなりましたか?
保てました。Metooでは既存のURL、記事の本文、約12,000本の内部リンクを変えないことをルールにし、AIの報告ではなくテストで確かめました。
Q. AIに「作って」と頼むだけで、自社らしいものになりますか?
それだけでは、自社らしいものにはなりにくいです。Metooでもホームページの最初の版は配色も形も変わり、自社のサイトに見えませんでした。目的、やらないこと、崩してはいけない決定を先に渡す必要があります。
Q. 情報の基盤は、Notionでないと作れませんか?
Notionでなくても作れます。大事なのはツールではなく、記録・決定・方針の置き場所が1か所に決まっていて、AIが読める状態になっていることです。Metooは、もともと仕事の記録をNotionに溜めていたので、そのまま基盤にしました。
Q. 外注とAI、どちらで進めるかはどう決めればよいですか?
どちらを選ぶにしても、先に自社の目的・方針・記録といった「伝える材料」が要ります。材料が1か所にまとまっていれば、AIと自社で進めることも、外注先と短い時間ですり合わせることもでき、どちらを選んでも手間が減ります。材料がまだ言葉になっていなければ、外注先や支援会社と一緒に整理するところから始めるのが近道です。
Q. ホームページを作り直して、問い合わせは増えましたか?
公開から日が浅いため、まだお伝えできません。問い合わせや流入がどう動いたかは、数字がそろったところで、良くなっていても、悪くなっていても、そのまま別の記事でお伝えします。
止まっていることをAIで進める土台づくりは「合同会社Metoo」にご相談ください

- Notionに溜めた記録と方針をAIに読ませ、ホームページを作り直した
- 1か月もかからずに公開でき、公開後も自社で直せる作りになった
- 一番大事だったのは、AIの性能ではなくNotionの情報の基盤
- 土台があれば、AIと進めても外注先とすり合わせても手間が減る
- 同じ土台で、ホームページ以外の止まっていた取り組みも進められる
今回の事例はホームページの作り直しでしたが、一番大事だったのは、サイトでもAIでもなく、Notionに溜まっていた情報の基盤です。会議の記録、決めたこと、考え方や方針が1か所にあったので、AIとの調整はページを読ませるだけで済みました。外注先とすり合わせる場合も、同じ情報を渡せば短い時間で済みます。情報をNotionに集約しておけば、AIと進めても外注先と進めても、手間は減ります。
AIはこれからも発達していきます。そのとき差が出るのは、AIに渡せる情報が溜まっているかどうかです。基盤があれば、サイトの作り直しに限らず、別の開発や新しい発信の基盤づくりなど、止まっていたことを進められるようになります。
合同会社Metooでは、御社で「やりたいけれど止まっていること」「毎回外注に頼むのが大変なこと」をAIで進められるようにする土台を、Notionで一緒に作っています。会議の記録と決めたことの置き場所づくりから、NotionとAIを使う仕組み、定着するまでの研修まで支援しています。その土台づくりについて相談したい方は、ぜひお声がけください。






