【幹部の頭の中が見える化】認識共有で経営のスピードが変わったNotionコンサル事例
Emaps株式会社は、広島・山口・福岡を拠点に、整骨院・鍼灸・デイサービス・訪問鍼灸など幅広いヘルスケア事業を展開する企業です。「縁ある人のお身体を変え、生活を変え、生き方を変える」を企業理念に掲げ、「独自技術ブレシア®」やセラピスト向けAI「ブレシア®AI」の展開など業界革新を推進しています。
今回「山田」が実施したのは、Notionを活用した経営と現場の認識共有の仕組みづくり。LINE・Googleドライブ・紙に散在していた情報を一元化し、幹部の思考と行動を「見える化」したことで、リスク管理の精度が上がり予算に対するブレも激減。経営判断のスピードと質が大きく変わった事例についてお話しを伺いました。
この事例のキーワード
Notion導入、幹部マネジメントの見える化、経営と現場の認識共有
情報一元化、リスク管理、1on1の仕組み化、戦略の階層化
目次
プロフィール

宇土善之様
Emaps株式会社 創業者。
2006年に鍼灸整骨院を創業し、以来ヘルスケア事業を多角的に展開。広島を拠点に整骨院・鍼灸事業5店舗、デイサービス1事業所、訪問鍼灸、居宅介護支援事業所を運営。独自技術ブレシア®(神経×筋膜)やセラピスト向けAI「ブレシア®AI」の開発にも取り組む。
山田怜司
合同会社Metoo代表。
2023年より業務改善コンサルタントとしての活動を開始し、Notionとの出会いを機にNotion活用支援も本格展開。2025年に独立後、法人向けDXコンサルティングに加え、マネジメント研修・個人向けコーチング・イベント運営・学生向け講義まで幅広く活動しながら、ITを用いて現場の非効率を”仕組み化”する取り組みに注力。

会社紹介

会社名:Emaps株式会社
Webサイト:https://emaps.co.jp/
設立日:2012年4月11日
従業員数:52名(パート含む)
所在地:広島市西区己斐本町3丁目17-26
主な事業:整骨院・鍼灸事業(てあつい整体院)/デイサービス事業/訪問鍼灸事業/整体ブランド「リリーフポート」「リリーフポート・フェミナ」/セラピスト向けAI「ブレシア®AI」
ぐちゃぐちゃの状態から資料を探す時間がストレスだった

社内研修の様子
山田: 宇土様、本日はよろしくお願いします。お話をいただいた時にはすでに多くの事業所を展開されていましたが、Notionを導入する前の情報管理はどのようにされていましたか?
宇土様: もうぐちゃぐちゃでした。LINEやGoogleDrive、紙の書類など、業務の連絡がそれぞれ違うツールで行われていて、どのプロジェクトがどれぐらいの進行状況なのか、GoogleDriveを見たらいいのかLINEを見たらいいのか分からない。資料を探す時間が本当に無駄でした。特に資料が見つからないときのストレスはかなりのものでしたね。
山田: 複数のツールに情報が分散してしまっている典型的なケースでしたよね。その状況で、なぜNotionに目を付けられたのですか?
宇土様: 2024年の年末から2025年のお正月休みにかけて考えていたんです。事業が拡大していく中で、幹部がどのような時間の使い方をして、どういう思考で行動しているかをしっかり把握しておかないと、自分が進んでいきたい道になかなか行けないと。幹部との認識共有ができないと事業が育たないと痛感していました。組織をまとめ上げる方法や時間の効率化を調べていたときに、Notionが組織間のコミュニケーションツールとして紹介されていて、これを調べてみようと思いました。
複数のコンサルティング会社の中から「合同会社Metoo」を選んだ理由は?

山田: そうでしたね!年明け早々にご連絡をいただいたことを覚えています。数あるNotionコンサルティングの中で、当社を選んでいただいた決め手は何でしたか?
宇土様: 人柄とクリエイティブさですね。山田さんに会う前に2人のNotionプロの方とお話ししたんですが、私の口下手な部分もあってうまく汲み取ってくれないなと感じていました。でも山田さんは、最初のお話しの時から「おそらくこういうことですね」とすぐに理解してくれたんですね。組織の階層構造に強いなと思いました。そこがまさにこの人だなと。
山田: ありがとうございます。私の強みが出てよかったです。
宇土様: さらに、Notionはあくまで手段であって、その手段を自分の目的や目標にどう当てはめるかというところを深く考えてくださったのが山田さんでした。他の方はNotionとは何かという「点」の話が多かったんですが、山田さんは「線」として捉えてくれた。それが大きかったです。
山田: なるほど。宇土さんが正月休みに考えていたこともまさにこの目的意識ですもんね。
宇土様: そうなんです。そこを瞬時に汲み取っていただけたことが何より嬉しかったんです。
頭の中を可視化して実務レベルに落とし込むプロのNotion設計

山田: ではここからはコンサルティングセッションの内容について聞かせてください。
宇土様: 初回セッションでは、多くのプロジェクトが動く中で幹部陣の頭の中を知りたい、どんな時間の使い方をしているかを可視化したいと話しました。そうすれば、1on1をしなくても彼らがどのプロジェクトにどんな時間を使ってビジョンを達成しようとしてくれているかが分かるんじゃないか、と考えたんです。
山田: やりたいことのイメージはすでに明確にあったんですね。
宇土様: そうなんです。この話を聞いた山田さんは、まず戦略・戦術・日々の実践ベースまで一貫性を持たせてくれたんです。私の頭の中にあったものを山田さんが各レイヤーに分けて、それをNotionの技術レベル・タスクレベルに落として見せてくれたのは感動しました。
山田: ありがとうございます。宇土さんがすでに明確なビジョンを持っていたのですごくスムーズでしたよね。
宇土様: あとは、プランニングが得意じゃないメンバーもいる中で、「今すぐやる」「1週間以内にやる」「今月中にやる」といったタスクの分け方を幹部目線に置き換えてくださったのはとても良かったです。実際に運用していく幹部目線で運用方法を考えてくださいました。
山田: 良いものができても運用が幹部に定着しないと意味がないですもんね。
宇土様: そうなんです。目の前でフローチャートに整理しながら話してくださるので、自分では気づいていないところまで目に入ってくるようになりました。汲み取ってくれる力がとても高いですし、抽象度が高いものと低いもの、具体性のあるものをオーバーラップさせながら物事を捉えてくださるんです。本当に120点満点でした。
山田: 100点超えの評価をいただけて光栄です。
Notion運用だけでなく劇的に変わった幹部マネジメント

宇土様: ただ社内に文化として根付かせるハードルはありました。思考整理に慣れたメンバーはすぐに使いこなしていったんですが、普段から考える習慣がない幹部はなかなか習慣化しなかったんです。
山田: ただのツールの入れ替えではなく働き方の変化ですもんね。
宇土様: そう!まさにそこで気づいたんです。戦略思考を持てないうちはそもそも幹部にあげちゃいけないんだなと。これは会社の責任でもあると思いますが、大きな気づきでした。
山田: たしかに業務を進めるのと戦略を立てるのとでは必要な能力は大きく異なります。
宇土様: それも含めてリスク管理がかなりできるようになりました。社員の考えが分かるので、「現状の延長線上では当期のビジョンや予算が成り立たないな」というのが見えてきます。メンバーの役割と責任の範囲内で軌道修正する見通しがつきやすくなり、予算に対する数字のブレも本当に少なくなりました。
山田: チームの働き方やコミュニケーションの取り方も変わりそうですね。
宇土様: まず物事を肯定的に捉えるメンバーの自主性が上がりました。自己内省する場所が明確なのでスピード感が上がったなと感じています。さらに1on1の進め方も大きく変わって、シート通りにやればボトルネックの把握・解決策の検討・成功要因分析がスムーズに進む。1on1の進行システム自体が変わりました。
山田: 導入前に期待していた「幹部の可視化」についてはどうですか。
宇土様: 幹部の時間を取らなくてもそれぞれがやっていること・考えていることがすぐに見れるので、自分が進みたい方向とのギャップを確認できるようになったのが本当に良かったです。以前はちょこちょこ聞かなきゃいけなかったんですが、そういう手間がなくなりました。
山田: 本当に抜本的に働き方が変わっていますね。
組織のコミュニケーションを変えるプロの伴走支援

山田: 最後に、Notion導入やコンサルティングを検討している経営者の方へメッセージをお願いします。
宇土様: とりあえず「やったらいいよ」という感じですね(笑)。
山田さんはただのNotion設計者ではなく、誠実な経営者の参謀、力強いパートナー。特に店舗展開をしている企業や50人前後の組織はコミュニケーションの悩みが多くあると思いますので、話をするだけで課題が見えてきます。
特に私たちのように人との関わり合いで事業を成り立たせているような組織にとっては、ITリテラシーが高い方はなかなかそばにいないし、雇用も積極的にはできません。その中で人柄が誠実で、成果物や見積りもきっちりと示してくれるし、正直費用対効果はめちゃめちゃいいです。
そして何より、あくまでNotionは手段の一つというスタンスで目的に向けた最善策を一緒に考えてくれる。事業の課題を抱えている経営者であれば、まず山田さんに一度ご相談してみてください。
山田のあとがき
「幹部と認識が共有できないと事業は育たない」
宇土様のこの言葉は、多くの経営者が抱える本質的な課題を端的に言い表しています。
事業が拡大し、拠点が増え、組織が大きくなるほど経営者と幹部の間に「認識のズレ」は生まれやすくなります。1on1をしても記憶に限界はあるし、散在した情報からは幹部の思考の全体像は見えません。
今回の宇土様の事例で特筆すべきは、幹部マネジメントに対する姿勢が大きく変わった点です。幹部選定の基準のアップデート、1on1で取り扱うべき対象や進め方のスリム化、情報の可視化によって、組織の基準そのものが引き上げられました。
Notionはあくまで情報の器です。しかしその器に「何を入れるか」「どう整理するか」は、経営者の意思と目的次第。ツールを導入して終わりではなく、運用の中で戦略が研ぎ澄まされ、組織の文化として根付いていく。宇土様の事例は、Notion活用の理想的なかたちの一つだと考えています。