Notion AIの新クレジット制とは?料金の仕組み・3種類の違い・使える量の目安
「Notion AIがクレジット制に変わったが、何をするとどのクレジットが減るのか分からない」「メンバーが月の途中で使えなくならないか」「カスタムエージェントの費用は誰が払うのか」
2026年10月、Notion AIの料金の仕組みが変わり、ビジネスプランとエンタープライズプランでは、Notion AIの機能は、基本的にすべてクレジットを消費して使う形になりました。メンバー1人ずつに毎月Standardクレジット1,500とSelectクレジット500が付き、使い切った後や組織で動かすカスタムエージェントには、管理者が購入するNotionクレジットを使います。
本記事では、3種類のクレジットの違い、Notionエージェントとカスタムエージェントでどのクレジットが減るか、使い切ったときの動きと管理者の設定を、Notionの公式情報をもとに解説します(2026年10月時点)。あわせて、Metooが独自に検証した消費量の変化も紹介します。
なお、合同会社Metooでは、Notion AIやカスタムエージェントを業務に組み込み、組織で使われ続ける状態づくりを支援しています。
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Notionを初めて使う方に向けて、基本の使い方を動画でも解説しています。あわせてご覧ください。
合同会社Metoo代表 山田怜司(管理の山田)
Notion認定コンサルタント・Notion公式アンバサダー・JCC認定プロコーチ。バックオフィス業務に16年携わった経験を活かし、法人40社以上(2026年4月時点)にNotion導入・活用のコンサルティングを提供。YouTube登録者は23,000人超(2026年9月時点)。業務効率化やチームマネジメントに強みを持つ。
目次
- Notion AIの新クレジット制とは?いつから・何が変わるか
- Standardクレジット・Selectクレジット・Notionクレジットの違い
- NotionエージェントはAutoかモデルを選ぶかで減るクレジットが変わる
- カスタムエージェントは個人のSelectクレジットと組織のNotionクレジットの2段階
- クレジットを使い切ったらどうなる?確認する場所と管理者の設定
- 実際にどれくらい使える?公式の目安とMetooの検証結果
- Metooの支援現場:組織で決めておきたい3つのこと
- Notion AIのクレジットに関するよくある質問
- Notion AIのクレジット制への対応に迷ったら「合同会社Metoo」にご相談ください
Notion AIの新クレジット制とは?いつから・何が変わるか

Notion AIの新クレジット制は、Notion AIの機能を、基本的にすべてクレジットを消費して使う仕組みです。対象はビジネスプランとエンタープライズプランです。切り替わる時期は、次のとおりです。
- 2026年10月19日:この日以降に新しくビジネスプランなどを契約したワークスペースは、契約した時点からクレジット制
- 2026年11月2日:すでに契約しているワークスペースも、クレジット制に移行
- 2026年12月1日:AI議事録(AIミーティングノート)も、クレジットの消費を開始
これまでのNotion AIは、Notionエージェントなどの普段の利用に「6時間ごと」と「月ごと」の利用上限があり、どれだけ使ったかは%で表示されていました。一方で、カスタムエージェントは、ワークスペースで購入するNotionクレジットを消費していました。
今回の変更で、どの機能も使った量がクレジットで表示されるようになりました。ただし、クレジットは3種類に分かれていて、何をするかで減るクレジットが変わります。次の章から順に説明します。
参考:Agents, rebuilt to do more for less.(Notion 公式ブログ)(2026年10月確認)
Standardクレジット・Selectクレジット・Notionクレジットの違い

クレジットは3種類です。
- Standardクレジット:メンバー1人ずつに毎月1,500
- Selectクレジット:メンバー1人ずつに毎月500
- Notionクレジット:ワークスペース全体で持ち、管理者が購入する
あわせて、次の点を押さえておくと分かりやすくなります。
- StandardクレジットとSelectクレジットは毎月リセットされ、使い残しは繰り越されない
- 2つを合算したり、メンバー同士で譲ったりはできない
- Notion MCPやNotion APIでの日常的な読み書き、データベースの自動入力は、クレジットを消費しない(2026年10月時点)
- Notion Workers(ベータ)は、ベータ期間中はクレジットを消費しないと案内されている
それぞれのクレジットは、次の機能で使います。
Standardクレジット(1人あたり毎月1,500)
普段のNotion AIの利用は、モデルを自分で選ばない限りStandardクレジットから減ります。画像やスライドの生成でも、同じようにStandardクレジットを消費します。対象は次の機能です。
- モデルを「Auto」にしたNotionエージェント
- AIで編集・翻訳、AIブロック、AI数式
- AI議事録(2026年12月1日から。1時間の会議で約10)
Selectクレジット(1人あたり毎月500)
Selectクレジットは、モデルを自分で選んで使うときと、カスタムエージェントで使います。Standardクレジットより量が少ないので、使いどころを決めておくことが大切です。
- モデルを自分で選んだNotionエージェント(Opus 5.5やGPT-6 Lunaなど)
- 自分が持ち主のカスタムエージェント
Notionクレジット(管理者が購入)
Notionクレジットは、ワークスペース全体で持つクレジットで、管理者が必要な分だけ購入します。料金は1,000クレジットあたり月10ドルです(2026年10月時点)。
- StandardクレジットやSelectクレジットを使い切った後の利用(管理者が許可した場合)
- 組織の予算で動かすカスタムエージェント
- 消費の多いプレミアモデル(Fable・Astra)
- Notion APIや接続したアプリ(MCPなど)からNotionのエージェントを動かす場合
プラン全体の料金は、Notionの料金プランの違いと選び方で解説しています。
参考:Standard、Select、Notionクレジット:対象機能(Notion ヘルプセンター)(2026年10月確認)
NotionエージェントはAutoかモデルを選ぶかで減るクレジットが変わる

Notionエージェント(画面右下のアイコンから開くNotion AI)は、どのモデルを選ぶかで減るクレジットが変わります。
- モデルを「Auto」にすると、Standardクレジットが減る
- 自分でモデルを選ぶと、Opus 5.5でもGPT-6 Lunaでも、Selectクレジットが減る
- プレミアモデル(Fable・Astra)だけは例外で、Notionクレジットが減る(管理者が有効にしたときだけ使える)
Selectクレジットを使い切っても、モデルを「Auto」に切り替えれば、Standardクレジットで作業を続けられます。
Autoは、依頼ごとに合うモデルを選んで動く設定です。Notionの発表では、よくある20以上の使い方で、Opus 5.5やAstraとほぼ同じ品質を平均約90%低いコストで出せ、クレジットが約10倍長持ちするとしています。
Metooの検証でも、AutoとOpus 5.5の出来に大きな差はなく、Opus 5.5を選ぶとSelectクレジット500は約30回で尽きる計算でした(検証結果の章)。普段はAutoで使い、モデルを選ぶのは必要な場面だけにするのが基本になります。
カスタムエージェントは個人のSelectクレジットと組織のNotionクレジットの2段階

カスタムエージェントは、まず持ち主(作った人)のSelectクレジットを使います。チームに共有して別のメンバーが使った場合も、減るのは使った人ではなく持ち主のSelectクレジットです。
組織で使うエージェントは、管理者がワークスペースのNotionクレジットで動くように切り替え、エージェントごとに月の予算を付けられます。持ち主が管理者に予算を依頼することもできます。つまり、個人で作って試すエージェントと、組織の予算で動かすエージェントの2段階です。
クレジットが使われる順番
カスタムエージェントは、次の順番でクレジットを使います。
- 持ち主のSelectクレジット
- 持ち主に管理者が付けた追加のNotionクレジット
- ワークスペースのNotionクレジット(管理者が許可している場合)
3つとも使えなくなると、次のリセットまで一時停止します。エージェントごとに使える上限も設定でき、1つのエージェントがクレジットを使い切ってしまうのを防げます。
なお、2026年11月2日より前に作られたカスタムエージェントは、引き続きワークスペースのNotionクレジットで動きます。持ち主のSelectクレジットを使うのは、11月2日以降に新しく作るエージェントからです。
参考:カスタムエージェントのAIクレジットの仕組み(Notion ヘルプセンター)(2026年10月確認)
クレジットを使い切ったらどうなる?確認する場所と管理者の設定

StandardクレジットやSelectクレジットを使い切ると、次のリセットまで、そのクレジットを使う機能が止まります。管理者が許可していれば、Notionクレジットを使って続けられます。
この「使い切った後にNotionクレジットを使う」設定は初期状態でオフなので、知らないうちにNotionクレジットが減っていくことはありません。組織として許可するかどうかは、管理者が先に決めておく必要があります。
自分の使用量は「設定」→「Notion AI」→「使用状況」で確認でき、残りが少なくなるとNotionから知らせが届きます。月の途中で一度は開いて、減り方を見ておくと安心です。
管理者が決めておくことは、次のとおりです。
- 使い切った後にNotionクレジットで続けられるようにするか
- メンバーごとのNotionクレジットの上限
- 組織で使うカスタムエージェントの予算
- プレミアモデルを使えるようにするか
参考:AIクレジットを管理する(Notion ヘルプセンター)(2026年10月確認)
実際にどれくらい使える?公式の目安とMetooの検証結果

1回で何クレジット使うかは、作業の重さとモデルで変わります。Notionは、Autoとモデルを選んだ場合(Opus 5.5)の目安を次のように公開しています。
| 作業の例 | Auto | Opus 5.5を選んだ場合 |
|---|---|---|
| 簡単(メールの下書き、翻訳など) | 約5 | 約50 |
| 中くらい(レポート、1時間の会議の要約など) | 約10 | 約85 |
| 複雑(顧客管理、データベースの構築など) | 約25 | 約150 |
公式の目安では、Standardクレジット1,500は中くらいの作業で約150回分です。実際にどれくらい使えるのかを、Metooで検証しました(2026年10月20〜21日)。
Metooの検証:性能改善前の実際の使い方と比べると約26%減
Metooでは、1か月に使える回数を2つの比べ方で測りました。クレジット制への切り替えと同じタイミングでNotion AIの性能(処理の効率)も上がっているため、どちらと比べるかで結果が変わります。
①性能改善の後で、同じ作業を利用上限制とクレジット制で実行して比べた場合
- 文章中心の作業(メールの下書き、FAQ、議事録の整理など):月約3,600回 → 約2,100回(約4割減)
- 画像・スライド・データベースの構築など「作る」作業を含む場合:月約1,900回 → 約170回(約9割減)
②性能改善の前の、実際の使い方と比べた場合
- Metooの9月の実績は、指示84回で月の上限の36%。月の上限まで使うと約230回分
- クレジット制で「作る」作業を含む使い方は、月約170回
- 性能改善の前の実際の使い方と比べると、約26%減にとどまる(実際には作る作業ばかりではないため、減り方はこれより小さいと見ています)
性能は上がり、配られる量は減った結果、以前と比べると少し減る程度に収まるというのが、Metooの検証の結論です。いずれも作業の組み合わせや測り方で幅が出る参考値です。
Metooの検証:作業ごとの消費
作業ごとの消費は、クレジット制のワークスペースで、作業の前後でStandardクレジットがいくら減ったかを測りました(モデルはAuto)。資料が少ない検証用のワークスペースでの値です。
| 作業 | Standardクレジット | 公式の目安との比較 |
|---|---|---|
| 短い質問・長文の要約 | 1回1未満 | 目安(約5〜10)より少ない |
| 議事録5本から表を作る | 1回約0.3 | 目安(約10)より少ない |
| データベースに10行作る | 1回5〜8 | 目安(約25)より少ない |
| 画像を1枚作る | 18 | — |
| 業務を分析して データベースを構築 | 37 | 目安(約25)より多い |
| スライドを5枚作る | 57 | — |
文章を読む・まとめる作業ではほとんど減らず、画像・スライド・データベースのように「何かを作る」作業でクレジットの大半を使いました。作る作業を多く任せるメンバーほど、Standardクレジット1,500を超えやすくなります。
Metooの検証:AutoとOpus 5.5の出来の差

同じ指示をAutoとOpus 5.5に実行させて出来を比べたところ、短い質問・要約・議事録の整理・記事・業務の仕組みづくりのいずれも、試した範囲ではAutoとOpus 5.5の出来に大きな差はありませんでした。Opus 5.5を選ぶとSelectクレジットから引かれます。
- 短い質問:1回13
- 議事録5本から表を作る:1回19
- Selectクレジット500は約30回で尽きる計算
Metooの検証:カスタムエージェント

新しく作ったカスタムエージェントを動かすと、減るのは持ち主のSelectクレジットだけで、StandardクレジットとNotionクレジットは減りませんでした。1回の消費は次のとおりです(いずれも1〜2回の実行)。
- 議事録からタスクを拾うエージェント(モデルは自動):約0.5
- 同じエージェント(Opus 5.5):27
- 企業をWebで調べてまとめるエージェント(GPT-6 Luna):約5
企業の調査は、利用上限制のワークスペースで同じ調査をしたときの8.78より約4割少ない値でした。
Selectクレジット500に直すと、軽いモデルの簡単なエージェントなら月約1,000回、企業の調査なら月約100社分です。カスタムエージェントは、Selectクレジットの範囲でも十分に試せる量でした。
Metooの支援現場:組織で決めておきたい3つのこと

クレジット制の中でNotion AIを組織で使っていくために、Metooがおすすめしているのは次の3つです。
- Notionエージェントのモデルは「Auto」を基本にする
- カスタムエージェントを試してから組織に上げる承認の流れを作る
- カスタムエージェントで賄える業務がないか、業務を見直す
モデルは「Auto」を基本にし、実際の数字を見て調整する
Notionエージェントは、組織として「モデルはAutoで使う」を基本にします。モデルを選ぶとSelectクレジットが早く減り、Selectクレジットはカスタムエージェントにも使うためです。
使い始める前は、公式の目安や本記事の検証の値から、自社の使い方で1回あたりどれくらい使うかの目安を立てておきます。使い始めたら、使用状況の画面で実際の数字を見ながら調整してください。目安で決め切らず、実際の数字で直していく前提にしておくと、画像やスライドを多く作るメンバーへの対応(使い切った後の利用を許可するか、使い方を変えるか)も判断しやすくなります。
カスタムエージェントの「試す→承認→組織へ」の流れを決める
クレジット制では、メンバーが自分のSelectクレジットでカスタムエージェントを試せる範囲が広がります。その分、試したエージェントを、誰の承認で組織のエージェント(ワークスペース予算)に上げるかを決めておくことが重要です。
たとえば「作った人がSelectクレジットで試す→効果と消費を記録する→管理者が承認する→ワークスペース予算に切り替える」という流れと、承認するときに見る項目(目的、月の実行回数、1回の消費、上限)を決めておきます。この整備がないと、持ち主1人のSelectクレジットに費用が集中したり、似たエージェントが乱立したりしやすくなります。
カスタムエージェントで賄える業務を見直す
カスタムエージェントは、組織で使うと特に効果が大きい機能です。検証のとおり、軽いモデルなら1回の消費も小さく、決まった流れの作業を任せやすくなっています。
議事録からの転記、問い合わせの一次回答、定期のまとめ作成など、どの業務をカスタムエージェントで賄えるかという目線で、業務を見直してみてください。すべてルールで決まる処理はデータベースオートメーションなどの仕組みに、判断が必要な処理はカスタムエージェントに、と分けて考えると整理しやすくなります。
Notion AIのクレジットに関するよくある質問

Q. クレジットを使い切ったら、Notion AIは使えなくなりますか?
使い切った種類のクレジットを使う機能が、次のリセットまで止まります。Selectクレジットを使い切った場合は、Notionエージェントのモデルを「Auto」に戻せばStandardクレジットで続けられます。管理者が許可していれば、Notionクレジットで続けることもできます。
Q. 知らないうちに追加料金がかかることはありますか?
ありません。使い切った後にNotionクレジットを使う設定は初期状態でオフで、管理者がオンにしない限り使われません(2026年10月時点)。
Q. 「Auto」はNotion独自のAIモデルですか?
いいえ。Autoは、依頼ごとに複数社のモデルの中から合うものを選ぶ仕組みです。Notionは、よくある使い方で上位モデルとほぼ同じ品質を、平均で約90%低いコストで出せると説明しています。
Q. MCPやAPIでNotionを読み書きすると、クレジットは減りますか?
日常的な読み書きでは減りません。Notion MCPやNotion APIでの読み取り・書き込みはクレジットを消費せず、通常のレート制限が適用されます。ただし、Notion APIや接続したアプリ(MCPなど)からNotionのエージェントを動かす場合は、ワークスペースのNotionクレジットを使います(2026年10月時点)。
Q. Notionクレジットの料金はいくらですか?
Notionの料金ページでは、1,000クレジットあたり月10ドルと案内されています(2026年10月時点)。Notionクレジットはワークスペース全体で持つクレジットで、管理者が購入します。
Notion AIのクレジット制への対応に迷ったら「合同会社Metoo」にご相談ください

Notion AIの新クレジット制の要点をまとめます。
- Notion AIの機能は、基本的にすべてクレジットを消費して使う仕組みになった
- メンバー1人ずつに毎月Standardクレジット1,500とSelectクレジット500。使い切った後と組織のエージェントは、管理者が購入するNotionクレジット
- NotionエージェントはAutoならStandardクレジット、モデルを選ぶとSelectクレジット
- カスタムエージェントは、まず持ち主のSelectクレジット。組織で使うものはワークスペースの予算へ
- Metooの検証では、性能改善前の実際の使い方と比べると約26%減にとどまった。ただし画像・スライドなど「作る」作業は重い
クレジットの量や対象の機能は、今後も見直される可能性があります。モデルはAutoを基本にし、カスタムエージェントの承認の流れと、どの業務を任せるかを先に決めておけば、仕組みが変わっても組み替えやすくなります。
合同会社Metooでは、Notion AIやカスタムエージェントを業務に組み込む設計から、組織での運用ルールづくりまでを支援しています。自社の使い方に合う進め方を相談したい方は、データベース・自動化の改善支援をご覧のうえ、お気軽にご相談ください。






