
SalesforceとNotionはどちらがおすすめ?各特徴やおすすめのCRMツール5選まで解説
顧客管理ツールの導入を検討している方で、以下のようなお悩みはありませんか?
「SalesforceとNotion、どちらを導入すべきか知りたい」
「自社に合ったCRMツールが何か、専門家の意見も聞いてみたい」
本記事では、SalesforceとNotionそれぞれの特徴や料金、連携方法を比較し、どちらがあなたの会社に適しているかを解説します。
本記事を読むと、SalesforceとNotionの特徴・強み・弱み、企業規模別の最適な選び方まで理解できます。
自社に適したCRMツールを導入したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
Notionを有効活用したいがよく分からずお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。

Contents
SalesforceとNotionはどちらが顧客管理におすすめ?

結論からいうと、大規模で複雑なニーズをもつ企業はSalesforce、特定のニーズを持つ企業やチームにはNotionが向いています。
Salesforceは、システムの規模を柔軟に拡大・縮小できるため、企業の成長や業務の変化に合わせた対応が可能です。豊富な機能と高度なカスタマイズ性で、大規模で複雑な顧客管理や業務プロセスにも対応できるため、従業員数や顧客数が多い企業に適しています。
一方、中小企業がSalesforceを無理に導入すると、高額な初期費用や運用負荷で使えなくなるリスクがあります。
上記に比べると、Notionはコストを抑えつつ、シンプルな顧客管理やチーム内の情報共有機能がほしい中小企業におすすめです。
Salesforceの特徴

Salesforceは、11年連続で世界No. 1のCRMプロバイダーに選出されたクラウド型のCRMプラットフォームです。
CRMツールは、顧客管理、マーケティングオートメーション(MA)など多彩な機能を一つのプラットフォームに統合しています。
顧客情報の管理から商談の進捗管理、購入後のカスタマーサービスまで、企業活動のあらゆる側面を包括的に支援します。
AIによる分析機能や、自社のニーズに合わせて機能を拡張できる柔軟性が特徴です。
ここでは、Salesforceの強み・弱み、そして導入に適した企業像を簡単に整理します。
Salesforceの強み
Salesforceの強みは、豊富な導入実績と世界的なシェアに裏打ちされた信頼性の高さです。顧客データや営業の進捗などの情報を一元管理して、部署間のスムーズな連携を促進します。
企業の成長やビジネスの拡大に応じて、機能や容量を簡単に拡張できる設計もメリットです。マルチデバイスに対応し、高度なセキュリティ機能も備わっているため、外出先やリモートワーク環境でも安全かつ迅速に業務を進められます。
Salesforceの弱み
Salesforceは多機能である一方、いくつかの弱みも存在します。
まず、利用する機能によって料金プランが異なり、費用が高額になる点です。最も安価な「Starter Suite」でも、1ユーザーあたり月額3,000円の費用がかかります。(2025年8月時点)
また、機能が豊富なため、すべての機能を使いこなすまでには時間がかかり、社内での定着には十分なトレーニングや教育が必要です。運用には専門的な知識が求められるため、専門人材の確保や外部の専門家との契約に追加のコストが発生する場合があります。
Salesforceの導入がおすすめな企業
Salesforceは、大規模で複雑なニーズをもつ企業におすすめです。
具体的には、複数の部署間で連携し、大量の顧客データを一元管理する必要がある大企業や上場企業です。また、顧客データを活用して科学的な営業・マーケティング活動を重視する企業にも適しています。
海外展開やグローバルでの業務プロセス統一を視野に入れている企業にとっても、Salesforceの多言語対応やグローバルな実績は魅力です。
Notionの特徴

Notionは、多用途に使えるコラボレーションツールで、柔軟なワークスペースを提供し、CRM機能も組み込むことが可能です。
データベースやスプレッドシートなどを一つにまとめ、顧客情報や商談のやり取りを一元的に管理できます。
無料プランから始められ、必要に応じて有料プランに移行すれば、ファイル容量の無制限やより高度な機能を利用可能です。
ここでは、Notionの強みや導入におすすめの企業を紹介していきます。
- Notionの強み
- Notionの弱み
- Notionの導入がおすすめな企業
Notionの基本機能に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Notionとは?初心者でも押さえておくべき基本機能を詳しく解説【2025年最新版】
Notionの強み
Notionの強みは、中小企業やシンプルなCRMニーズを持つ組織にとってのコスト効率の高さです。低コストまたは無料で始められるため、導入のハードルが低いのが特徴です。
また、ワークスペースを自由にカスタマイズできる柔軟性も魅力で、企業は自社独自の顧客管理フローを簡単に設計できます。
豊富な公式テンプレートやユーザーが作成したテンプレートを活用すれば、専門知識がなくても短時間で顧客管理システムを導入可能です。
Notionで顧客管理するメリットに関しては、以下の記事で紹介しています。
関連記事:Notionで顧客管理をする4つのメリットとは?注意点やおすすめのテンプレートを解説 – 合同会社Metoo
Notionの弱み
Notionは柔軟性が高い一方で、専用のCRMツールと比較するといくつかの弱みがあります。
Salesforceのような専門的なCRMが備える高度な自動化機能や外部ツールとの連携機能は限定的です。大量のデータを扱ったり、複雑な業務プロセスを管理したりするには不向きで、企業の規模が大きくなると機能的な限界を感じる場合があります。
また、専用のカスタマーサポートがないため、導入時の設定や運用中に問題が発生した際は、自力で解決策を見つける必要があります。
Notionの導入がおすすめな企業
Notionは、特定のニーズを持つ企業やチームにおすすめです。
大規模なシステムは必要とせず、シンプルな顧客管理機能を求めている中小企業です。また、まずは低コストでCRMの導入を始め、将来的に必要に応じて機能拡張を検討したいと考えている企業にも適しています。
独自の顧客管理フローやデータ構造を、自社の業務に合わせて柔軟に設計したい組織にも有効です。
SalesforceやNotion以外にもおすすめのCRMツール5選

ここでは、SalesforceやNotion以外で、おすすめのCRMツールを5つ紹介します。
- kintone | ノーコードで自社仕様のCRMを構築できる柔軟性が魅力
- HubSpot | 無料から始められる拡張性の高いオールインワンツール
- eセールスマネージャー | 営業プロセスを可視化し成約率向上を支援
- Zoho CRM | 顧客スコアリングと高度分析で営業効率を高める多機能ツール
- GENIEE SFA/CRM | 低価格・多機能で短期間導入が可能な営業支援ツール
上記のツールを押さえると、自社に合うCRMを選びやすくなります。
kintone|ノーコードで自社仕様のCRMを構築できる柔軟性が魅力
kintoneは、プログラミングの知識がなくても、自社オリジナルのCRMシステムを構築できるツールです。必要な機能だけを自由に組み合わせてカスタマイズできるため、無駄のないシンプルなシステムを構築できます。
既存のExcelファイルからデータを取り込む機能もあり、案件別や担当者別に情報を簡単に並べ替えることが可能です。また、部署やメンバーごとにアクセスできる情報の範囲を設定できるため、セキュリティ面でも安心して利用できます。
参考:kintone (キントーン) – あなたの「その仕事に」
Hubspot|無料から始められる拡張性の高いオールインワンツール
HubSpotは、最大5人まで無料で利用できるCRMツールです。顧客情報を入力すると、企業の概要や売上高などの情報が自動で追加される便利な機能を備えています。
取引の進捗状況をフェーズごとに管理する「パイプライン機能」により、各案件の進捗や見込み金額が一目でわかります。マーケティングやカスタマーサポートなど、関連する6つの領域で有料の拡張機能が用意されており、必要に応じて連携が可能です。
参考:HubSpot(ハブスポット)|CRM・SFA・MA・CMSなどが一元化されたビジネスに最適なツールをご提供します
eセールスマネージャー|営業プロセスを可視化し成約率向上を支援
eセールスマネージャーは、CRMとSFA(営業支援システム)を統合したツールで、導入から定着まで専任のスタッフが手厚くサポートしてくれます。
顧客情報や商談の履歴、スケジュールなどを一つの画面で一元管理できるため、情報を探す手間が省けます。スマートフォンのカメラで名刺をスキャンするだけで情報を取り込めたり、外出先から簡単に入力できたりするため、現場の営業担当者の負担を軽減できるでしょう。
参考:【公式】国産CRM/SFA eセールスマネージャー|徹底したサポートで導入を成功に導く
Zoho CRM|顧客スコアリングと高度分析で営業効率を高める多機能ツール
Zoho CRMは、世界中で豊富な導入実績を誇り、分析機能とカスタマイズ性に優れたCRMツールです。
顧客の行動に基づいて見込み度合いを点数化する「顧客スコアリング」や、複数のチャネルを通じた顧客とのコミュニケーションを一元管理する機能が標準で備わっています。無料プランも用意されており、有料プランも比較的低価格から始められるのが魅力です。
参考:【公式】Zoho CRM – 選んでよかったCRM/SFAツール
GENIEE SFA/CRM|低価格・多機能で短期間導入が可能な営業支援ツール
GENIEE SFA/CRMは、顧客情報と商談の進捗を一元管理できる営業支援ツールです。プログラミング不要で管理画面を自社の業務に合わせて簡単にカスタマイズできます。
GPT-4を搭載したAIによるメール文などの文章作成支援や、名刺の自動読み取りのような便利な機能が搭載されています。外部のビジネスツールと連携させると、営業活動全体の生産性を高めることが可能です。
参考:【公式】営業管理ツール顧客管理システムならGENIEE SFA/CRM
SalesforceとNotionには連携機能も存在

SalesforceとNotionは、APIを介して連携させることが可能です。連携により、両ツールの長所を組み合わせた業務フローを構築できます。
Salesforceで新しい契約が成立した際に、情報を自動でNotionのデータベースに新しい項目として追加する自動化が実現します。
上記の仕組みを使えば、営業部門は使い慣れたSalesforceを、他の部門は情報共有しやすいNotionを使い続けることが可能です。
SalesforceとNotionを連携するNotion APIとは

画像引用:Notion API
Notion APIは、外部のプログラムがNotionのコンテンツにアクセスし、操作を自動化するためのシステムです。
APIを利用すると、SalesforceとNotionの間で情報の自動連携が可能になります。Salesforceで契約が成立した情報を受け取り、Notionのデータベースに自動で顧客情報を追加できます。
連携は、Salesforceだけでなく、SlackやJiraなどの他の多くのビジネスツールとの間でも同様に行うことが可能です。
ここでは、Notion APIでできることや活用方法を紹介します。
- Notion APIでできること
- Notion APIの主な活用方法
Notion APIに関しての詳しい機能に関しては、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Notion APIとは?4つの機能・使い方3ステップ・活用事例4選を分かりやすく解説 – 合同会社Metoo
Notion APIでできること
Notion APIを使うと、プログラムを通じてNotion内のさまざまな情報を操作できます。
具体的には、データベース内のデータを取得、検索などが可能です。新しいページを作成したり、既存のページを更新・取得したりもできます。
また、ページ内のテキスト、画像などの個々のブロック要素を作成、更新する操作も行えます。
Notion APIの主な活用方法
Notion APIは、さまざまなツールと連携させると、業務を自動化するのに役立ちます。
「Zapier」を使えば、GoogleカレンダーやGmailなどの他のWebサービスとNotionをつなぎ、情報の同期を自動化できます。また、チャットツール「Discord」のBOTと連携させれば、Notionのページ情報をチャット上で簡単に取得・通知が可能です。
ChatGPTと連携させれば、AIが生成した文章やアイデアを自動でNotionに保存できます。
SalesforceとNotionで迷っているなら「合同会社Metoo」にご相談ください

SalesforceとNotionは、それぞれ異なる強みを持つCRMツールです。大規模で複雑なニーズをもつ企業にはSalesforce、特定のニーズを持つ企業やチームやシンプルな管理を求める組織にはNotionが適しています。
本記事を参考に、自社に最適なCRMの導入を検討してください。
合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
Notionを有効活用したいがよく分からずお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。