
Notionで顧客管理をする4つのメリットとは?注意点やおすすめのテンプレートを解説
Notionを使用している方で、以下のようなお悩みはありませんか?
「Notionで顧客管理を始めたいけど、メリットや注意点が知りたい」
「自社に合った顧客管理のテンプレートを見つけたい」
本記事では、Notionで顧客管理を行う4つのメリットと3つの注意点、すぐに使えるおすすめのテンプレート5選を詳しく解説します。
Notionで顧客管理をしていきたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。合同会社Metooへ無料で相談する
また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。

Contents
Notionで顧客管理をする4つのメリット
まずは、Notionで顧客管理をするメリットを4つ紹介します。
- 1つのデータベースで顧客情報を一元管理できる
- 機能のカスタマイズ性が高い
- チーム内での情報共有が簡単にできる
- 顧客管理に役立つテンプレートが豊富にある
上記のメリットを理解し、自社の顧客管理にNotionをどう活かせるか考えてみましょう。
1つのデータベースで顧客情報を一元管理できる
Notionで顧客管理を行うメリットは、散在しがちな顧客情報を1つのデータベースに集約できる点です。顧客リストや商談履歴は別々のファイルで管理されがちでしたが、Notionなら一元管理できます。
チームで必要な項目を自由に追加・変更できるため、情報が複雑化している場合におすすめです。
機能のカスタマイズ性が高い
Notionは、機能のカスタマイズ性が高いツールです。顧客管理の場面でも、役立つ場面が多くあります。
豊富なテンプレートをベースに、自社の運用に合わせて項目を追加したり、表示方法を変更したりと、自由にカスタマイズが可能です。
フォントや色、画像の表示などを工夫し、視覚的に分かりやすく、自社にとって使いやすい顧客管理画面を実現できます。
チーム内での情報共有が簡単にできる
Notionで作成した顧客管理データベースは、URLを共有するだけでチーム内に簡単に情報共有できます。閲覧・編集権限も細かく設定できるため、セキュリティ面も安心です。
また、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、外出先からでも最新の顧客情報を確認・編集できます。
変更内容はリアルタイムで反映されるため、常に全員が最新の情報を基に行動できます。
顧客管理に役立つテンプレートが豊富にある
Notionには、顧客管理に役立つテンプレートが豊富に提供されています。初めてNotionを使う場合でも、テンプレートを活用すれば、専門知識がなくても簡単に顧客管理システムを構築可能です。
テンプレートをベースに、必要な項目を少し編集するだけで、すぐに自社専用の顧客管理ツールとして運用を開始できます。手軽に顧客管理を始めたい企業にとって、Notionはおすすめの選択肢です。
Notionで顧客管理をする際の3つ注意点
Notionでの顧客管理には多くのメリットがありますが、導入する際にはいくつかの注意点も理解しておく必要があります。
- 初めて使う場合は機能を使いこなすことが難しい
- 顧客管理ツールと比較すると機能性が低いと感じる場合がある
- 無料プランではサポートや容量が制限される
事前に注意点を理解し、対応しておくと、導入後に戸惑うことも少なくなります。
初めて使う場合は機能を使いこなすことが難しい
Notionは多機能なため、初めて使う人にはすべての機能をすぐに使いこなすのは難しいでしょう。顧客管理機能をゼロから構築する場合、Notion特有の「ブロック」や「データベース」の操作に慣れが必要です。
導入初期に手間取ると、かえって業務効率が低下する可能性もあるため、事前に簡単な研修を行ったり、マニュアルを用意したりするなどの対策をおすすめします。
顧客管理ツールと比較すると機能性が低いと感じる場合がある
Notionは汎用的なツールであり、専用の顧客管理ツール(CRM)と比較すると、一部の機能で見劣りする場合があります。高度なデータ分析やリッチなダッシュボード作成などは、Notion単体だと適していません。
高度な機能を求める場合は、有料の「プラスプラン」以上への加入が必須となります。自社が顧客管理に何を求めているのかを明確にし、Notionの機能で十分かどうかを検討しましょう。
参考:Notion (ノーション)の料金プラン:フリー、プラス、ビジネス | Notion
無料プランではサポートや容量が制限される
Notionの無料プランは魅力的ですが、ビジネスで本格的に顧客管理を行うには、いくつかの制限があります。
一度にアップロードできるファイルの容量は最大5MBまでとなっており、契約書などを扱うには不便さを感じるかもしれません。
また、自動化機能の利用や充実したサポート対応は、プラスプラン以上が対象です。高度な機能や手厚いサポートを求める場合は、有料プランへのアップグレードを検討するのがおすすめです。
参考:Notion (ノーション)の料金プラン:フリー、プラス、ビジネス | Notion
Notionで顧客管理機能を作成する2つの方法
Notionで顧客管理を作成する方法は、以下の2つです。
- 顧客管理に役立つテンプレートを活用する
- 自分で1から開発する
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、自社のスキルや目的に合わせて最適な方法を選びましょう。
顧客管理に役立つテンプレートを活用する
手軽にNotionで顧客管理を始めるには、テンプレートの活用がおすすめです。Notionには公式テンプレートだけでなく、世界中のユーザーが作成したテンプレートが多く存在しています。
テンプレートを使えば、顧客名や連絡先などを入力するだけで、すぐに顧客管理を始められます。
まずはテンプレートを試してみて、少しずつ自社に合わせてカスタマイズしていくのが、失敗の少ない進め方です。
参考:3万以上ものNotion (ノーション)テンプレートから選択 | Notion
自分で1から開発する
Notionの操作に慣れている方であれば、自分で1から顧客管理機能を開発できます。ゼロから作ると、完全に自社の業務フローに合わせた、無駄のない管理システムを構築可能です。
顧客リストを作成する際は、「データベース」機能の活用が基本となります。
データベースの基本的な使い方に関しては、以下の記事をご参考ください。
関連記事:Notionデータベースとは?機能・基本的な要素、作成方法を徹底解説【2025年最新版】
Notionで顧客管理をする際におすすめのテンプレート5選
ここでは、Notionの公式テンプレートの中から、顧客管理に役立つおすすめのテンプレートを5つ厳選して紹介します。
- 営業CRM | 営業で必要なリードや顧客情報・やり取りを管理できる
- お問い合わせフォームと営業CRM | 顧客管理と問い合わせ情報の共有ができる
- 連絡先管理 | 気軽に出会った人の連絡先を管理できる
- 顧客・案件管理 | 顧客管理から企業情報・案件管理までできる
- フィードバックトラッカー | 顧客フィードバックを管理できる
上記のテンプレートを参考に、自社に最適な顧客管理の形を見つけてください。
営業CRM | 営業で必要なリードや顧客情報・やり取りを管理できる
「営業CRM」は、営業活動でのリード(見込み客)や既存顧客の情報を一元管理するテンプレートです。
各顧客との商談内容や過去のやり取りを記録できるため、担当者が変わってもスムーズな引き継ぎが可能です。また、ステータスや担当者などで情報を整理できるため、営業活動全体の進み具合を把握しやすくなり、優先順位をつけて行動計画を立てるのに役立ちます。
お問い合わせフォームと営業CRM | 顧客管理と問い合わせ情報の共有ができる
「お問い合わせフォームと営業CRM」は、顧客からの問い合わせ対応と顧客管理を連携させるテンプレートです。顧客に共有したフォームから問い合わせを受け付けると、内容が自動でCRMに登録されます。
リードの獲得から成約までのプロセスを一元管理できるため、進捗状況の把握が容易になります。顧客とのスムーズなコミュニケーションを実現し、関係性強化を目指す際に役立つテンプレートです。
連絡先管理 | 気軽に出会った人の連絡先を管理できる
「連絡先管理」は、名刺交換した相手やイベントで出会った人など、さまざまな場面で得た連絡先を気軽に管理するテンプレートです。
名前や連絡先だけでなく、相手との関係性や最後に話した話題などを記録できます。次に連絡を取る際に前回の会話を思い出し、よりスムーズなコミュニケーションが可能です。長期間連絡を取っていない相手を把握し、アプローチするきっかけ作りにも役立ちます。
顧客・案件管理 | 顧客管理から企業情報・案件管理までできる
「顧客・案件管理」は、個々の顧客情報だけでなく、取引先企業の情報や進行中の案件までを一元管理できる包括的なテンプレートです。
現在提案中の案件から過去に受注した案件までを幅広く管理できるため、「この取引先は過去にどのような案件を依頼してくれたか」をすぐに確認し、次の提案に活かせます。また、グラフ機能で受注金額の推移を可視化し、チーム全体の業績を把握するのにも役立ちます。
フィードバックトラッカー | 顧客フィードバックを管理できる
「フィードバックトラッカー」は、顧客から寄せられた製品やサービスへのフィードバックを管理・分析するためのテンプレートです。
顧客プロファイル、フィードバック内容などを一元的に管理できます。顧客のニーズを深く理解し、機能開発の優先順位付けや製品改善に活かすことが可能です。顧客の声を反映した製品づくりを進めるうえでも役立ちます。
顧客管理におすすめなツール
Notionは顧客管理に活用できますが、以下のような専門的な機能を持つツールも存在します。
ツール名 | 特徴 |
HubSpot CRM | メールやWebフォームからの問い合わせを統合管理できる無料プランでも多機能 |
kintone | ノーコードで自社に必要な業務アプリを作成できるクラウドサービス顧客管理アプリも作成可能 |
Zoho CRM | 豊富な連携機能で、営業支援(SFA)と顧客関係管理(CRM)を一つのプラットフォームで実現 |
GENIEE SFA/CRM | 顧客管理だけでなく、商談プロセスや名刺、タスク管理など、幅広い営業活動をサポート |
Salesforce | 世界で最も利用されている顧客管理ツールSFAやMA、顧客サポートなど幅広い機能を持つ |
上記で紹介したツールはいずれも、顧客管理に役立つ機能が充実しており、データの分析や外部ツールとの連携にも対応しています。
ただし、コストを抑えながらAIを活用し、他の情報もまとめて管理したい場合は、Notionを使った顧客管理がおすすめです。
Notionの顧客管理機能で業務効率化を図るなら「合同会社Metoo」へご相談ください!
Notionを使えば、テンプレートやデータベース機能を活用して、自社に合わせた顧客管理システムを構築できます。
気軽に始められるだけでなく、チームの成長に合わせて柔軟にカスタマイズできるのが魅力です。ただし、プランによっては機能に制限があるため、必要に応じて有料プランへの移行も検討しましょう。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。