
NotionとTrelloはどちらがおすすめ?機能や料金の違い・使い分けまで解説
Trelloで毎日の仕事を進める担当は、Notionの評判を耳にし、導入の判断で迷いやすいです。
「NotionとTrelloの違いを知りたい」
「自社に合う使い分けや導入判断の基準を知りたい」
このように、両サービスの強みと弱みを正しく知り、会社に合うツールを決めたい方も多いでしょう。
本記事は、NotionとTrelloの機能・料金・使いやすさ・向き不向きを比較表とともに整理し、導入から運用までの判断軸をわかりやすく解説します。
さらに、両者の連携方法や移行時の注意点も紹介し、どの場面でNotionが役立ち、どの場面でTrelloが最適かを具体例とともに紹介します。
効率的にツールを選び、プロジェクトや情報管理をスムーズに進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。
Contents
NotionとTrelloはどちらがおすすめ?

NotionとTrelloは用途で選びましょう。
Notionは、チームや複数人で情報共有を進め、文書・データベース・タスクを一か所へまとめたい計画に向きます。いわばオールインワンのワークスペースで、ドキュメント作成やナレッジの整理まで一元化できます。
Trelloは、個人や小規模の進行管理に合います。シンプルなカンバンを軸に、タスクだけを扱いたい場面で力を発揮します。
なお、どちらにも無料プランがあるため、目的に合わせて使い分けが可能です。
Notionとは

画像:Notion 公式サイト
Notionは、文書・データ・タスク・Wikiを一体化したオールインワンのワークスペースです。高い自由度でページを組み立て、表示も状況に合わせて切り替えられます。基礎を押さえれば、個人からチームまで情報の一元管理が進みます。
ここでは下記2点について解説するので、要点を押さえていきましょう。
- Notionでできること
- Notionの利用がおすすめな人
基礎を短時間で把握したい担当は、要点を流れで学べる解説も活用してください。
関連記事:Notionとは?初心者でも押さえておくべき基本機能を詳しく解説【2025年最新版】
Notionでできること
Notionは多機能でありながら、簡単に操作できる点が魅力です。具体的には以下のような活用が可能です。
- タスク・プロジェクト管理:カンバンボード、ガントチャート、カレンダー形式などで進捗を管理できる
- 社内Wiki・ドキュメント作成:情報共有やナレッジ蓄積に活用できる
- データベース機能:顧客情報、在庫、スケジュールなどを構造的に整理できる
- Notion Web Clipper:Webページを保存してリサーチや資料収集に活用できる
- Notion AI:文章の要約や推敲、文章生成を支援(別途有償)
- チームでの共同作業:テンプレートを活用して導入もスムーズに行える
そのため、業務管理におすすめのツールの1つです。
Notionの利用がおすすめな人
Notionは、多機能かつ柔軟なワークスペースを求める人に適しています。
- メモ、ドキュメント、タスク管理などを1つのツールで完結させたい人
- 個人やチームで、情報の整理・共有を一元化したい人
- 議事録やToDoリスト、ナレッジベースを横断的に管理したいフリーランス・個人事業主
- プロジェクト管理だけでなく、情報の蓄積や可視化を行いたい中小企業
- 情報が属人化しており、チーム内で共有に課題を感じている組織
一方で、初めて触れる担当は学びの負担を高く感じやすい点には注意が必要です。
Trelloとは

画像:Trello 公式サイト
Trelloはカードとボードで進行を見える形にするプロジェクト管理ツールです。ドラッグアンドドロップで更新でき、初めての担当でも短時間で運用可能です。小規模チームや個人の進行に合い、余計な機能が少ない設計が扱いやすさにつながります。
ここでは、以下の2点について解説します。
- Trelloでできること
- Trelloの利用がおすすめな人
要点を押さえたうえで、具体的な特徴を確認してください。
Trelloでできること
Trelloは、視覚的かつシンプルにタスク管理を進められる機能が揃っています。
- カンバン方式でタスクをカード化し、進捗に応じて列を移動して管理できる
- 複数ボード作成で、プロジェクトごとに整理可能
- コメント機能・添付ファイル共有で、チーム内コミュニケーションも円滑にできる
- 自動化機能(Butlerなど)により、定型作業を効率化できる
- 有料プランでガントチャートやカレンダー表示など高度な管理機能を利用可能
そのため、プロジェクト管理やタスク管理に特化したツールです。
Trelloの利用がおすすめな人
Trelloはシンプルなタスク管理に特化しているため、以下のような人におすすめです。
- 個人利用でタスクやプロジェクトを効率的に管理したい人
- 複雑な情報共有よりもタスク進行の可視化を重視するチーム
- 初めてプロジェクト管理ツールを導入する初心者や学習コストをかけたくない人
- 無料で基本的なタスク管理を済ませたい人や、小規模プロジェクトを運営する人
- 大規模かつ複雑な管理よりも、直感的でスピーディーな運用を求める人
そのため、プロジェクトやタスク管理のみを行いたい場合に有効なツールです。
NotionとTrelloの主な違い

NotionとTrelloはどちらも人気の高い業務管理ツールですが、以下のように用途や機能、使いやすさなどに明確な違いがあります。
- 用途・目的の違い
- 使いやすさ・導入のしやすさの違い
- 利用者の向き不向きの違い
- 価格・料金体系の違い
ここでは、4つの観点から詳しく解説します。
用途・目的の違い
NotionとTrelloは、利用する目的によって適性が異なります。
ツール | 特徴 | 向いている利用者 |
Notion | 「All-in-One Workspace」という思想で、タスク管理だけでなく、メモ、ドキュメント、データベース、ナレッジ共有など多用途に対応 | 情報を一元管理し、プロジェクトも知識もまとめて扱いたい人 |
Trello | カンバン方式によるタスク・プロジェクト管理に特化 | タスクの進捗を視覚的に管理したい人 |
使いやすさ・導入のしやすさの違い
NotionとTrelloは、導入や日常的な利用のしやすさにも違いがあります。
ツール | 特徴 | メリット |
Notion | 進行管理以外にも多機能を備え、他ツールを併用する必要がない | チーム全体の業務効率化や情報共有に強力 |
Trello | 初めてのプロジェクト管理ツールとしても使いやすく、登録から操作までがスムーズ | プロジェクト管理をシンプルに始めたい人に適している |
利用者の向き不向きの違い
NotionとTrelloは、利用者の向き不向きも存在します。
適したツール | 利用シーン | 理由 |
Notion | 個人利用(タスク管理+情報管理) | 学習記録、読書メモ、仕事メモなどもまとめて管理できる |
複数人利用(議事録・マニュアル・ノウハウ共有を含む) | プロジェクトと情報共有を同時に進められる | |
Trello | 個人利用(タスク管理のみ) | シンプルに進捗管理でき、余計な機能が不要 |
小〜中規模プロジェクト | 直感的に操作でき、誰でもすぐに扱える |
価格・料金体系の違い
NotionとTrelloの価格・料金体系の違いは、主に用途と人数で分かれます。
ツール | 無料プラン | 有料プラン |
Notion | フリープランでも多くの機能を利用可能 | Plus:1,650円/月/人Business:3,150円/月/人 |
Trello | 無料で基本的なカンバン機能を利用可能 | STANDARD:$5/月/人PREMIUM:$10/月/人ENTERPRISE:$17.50/月/人 |
料金の境目や判断基準をさらに深掘りしたい方は、以下記事も参考にしてください。
関連記事:Notionの料金(無料・有料)プランを解説!機能の違いをご紹介【2025年最新版】 – 合同会社Metoo
NotionとTrelloは連携も可能

NotionとTrelloの両者を連携させることで、情報とタスクを一元的に管理可能です。
公式に提供されている「Trelloインテグレーション」を利用すれば、TrelloボードやカードをNotionのページに簡単に埋め込めます。リンクを貼るだけでリアルタイムに更新内容を確認できるため、常に最新の情報を把握できます。
また、ノーコードツールを活用すれば、タスクの自動同期やデータ連携といった高度な仕組みも構築可能です。
連携すると、Notionでプロジェクト全体を整理し、Trelloで進捗管理を行うといった役割分担がしやすくなります。
NotionとTrelloの連携方法

NotionとTrelloを連携する方法は、次の3ステップです。
- Trelloのボードの共有リンクを取得し、Notionのページに貼り付け
- 自動的に埋め込みプレビューが生成
- Notionのインテグレーションページから「Trello」を選択し、ガイドに従って設定
上記の流れで進めれば、誰でもスムーズに連携を完了できるでしょう。
NotionとTrelloを連携してできること

NotionとTrelloを連携してできることは、主に次の3つです。
- 情報整理とタスク管理を一元化できる
- 更新内容の同期で作業ミスを防止できる
- プロジェクト全体の見通しが良くなる
自社に必要な機能が揃っているか、確認しておきましょう。
情報整理とタスク管理を一元化できる
Notionのドキュメント管理やデータベース機能を活用すれば、案件の詳細情報を集中的に管理できます。一方で、Trelloではタスクの進捗状況や優先順位をカンバン方式で視覚的に整理可能です。
両者を連携させることで、Notionで作成したタスクやプロジェクト情報をTrelloに自動でカードとして反映でき、二重管理を防止できます。
その結果、チーム内での作業内容の共有がシームレスになり、担当者間での認識のズレを最小限に抑えられるでしょう。
更新内容の同期で作業ミスを防止できる
Notionで情報を更新した際に、Trelloに自動的にタスクカードを生成・更新する仕組みを構築することで、手作業による転記や確認作業を不要にできます。これにより、人的ミスを減らすことが可能です。
特に営業報告やクライアント情報のような定型業務では、更新内容がリアルタイムに反映されることが大きな効果を発揮します。
さらに、トリガー設定やAPI接続を活用すると、情報の変更タイミングを細かく制御できるため、運用面での精度を高められます。
プロジェクト全体の見通しが良くなる
Notionでプロジェクトの全体設計や背景情報を記録し、Trelloで日々の進捗を管理すれば、全体像と細部の両面からプロジェクトを把握できます。チームメンバーはTrelloを通じてリアルタイムの進行状況を確認できるため、次のアクションを効率的に計画できます。
また、複数のプロジェクトを同時に進めている場合でも、両ツールの連携によって優先順位や進捗を一貫性のある形で管理可能です。
さらに、プロジェクトマネージャーがNotion上で進捗レポートを作成し、それをもとにTrelloでタスク調整を行うことで、チーム全体の生産性を高められます。
なお、Notionを活用したプロジェクト管理方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:Notionでプロジェクト管理する3つのメリットとは?テンプレートを使用した管理方法を解説
TrelloからNotionへ移行するか迷っている場合は「合同会社Metoo」にご相談ください

NotionとTrelloはいずれも便利な業務管理ツールですが、用途や目的が異なります。情報やナレッジを一元化して共有・蓄積したい場合はNotion、シンプルにタスクの進行を可視化したい場合はTrelloがおすすめです。
どちらも無料プランから始められるため、チームの規模や運用方針に合わせた選択が重要です。
自社に必要な機能や課題を整理し、最適な運用体制を設計することで、長期的な定着と成果につなげましょう。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
Notionの活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。