
Notionを手書きで入力する5つの方法|メリデメやメモ・ノートの管理方法も解説
Notionを活用している方で、以下のようなお悩みはありませんか?
「Notionに手書きメモを取り込みたい」
「手書きのメリットを活かしながら管理したい」
Notionは多機能なツールですが、標準機能では手書き入力に対応していません。しかし、工夫次第で、手書きの利便性とNotionの優れた管理機能の両立は可能です。
本記事では、Notionを手書きで入力する5つの方法やメリット・デメリットなどを詳しく解説します。
ぜひ手書き入力を可能にして、利便性を高めてみてください。
また、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
Notionの手書き入力に関して知識を深めたい方や、業務効率化に関してご相談があれば、以下のページより気軽にお問い合わせください。
【大前提】Notionの標準機能では手書き入力に対応していない
Notionは多機能なツールとして人気ですが、標準機能には手書き入力機能が搭載されていません。
Notionで手書き入力を実現するには、外部ツールやアプリ、あるいは別の方法を活用する必要があります。
また、使用するツールやアプリ、方法によってやり方が異なるため、作成や管理、読み込みなど目的に応じて、手書きの方法を選ぶのがおすすめです。
なお、以下の項目でNotionを手書きで入力する方法について解説していきます。
Notionを手書きで入力する5つの方法
Notionを手書きで入力する方法は以下の5つです。
- ノートアプリと連携する
- PadOSの「スクリブル」機能を活用する
- 手書き入力アプリと連携する
- ペンタブレットを利用する
- 紙に書いた内容をスキャンしてアップロードする
上記の中から、自分に合った方法を選んで手書きするのがおすすめです。
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
ノートアプリと連携する
GoodNotesやNotabilityなどのノートアプリを活用すると、PDF形式でエクスポートし、Notionにアップロードすると手書きの内容をNotion上で管理できます。
GoodNotesは、手書きメモに特化した機能が魅力で、筆圧感知にも対応しており、紙に書いているような書き心地を感じられます。Notabilityも同様に、手書き入力に最適な機能が豊富です。
一方で、Notion上で直接編集できず、データが自動的に同期されない点はデメリットです。
PadOSの「スクリブル」機能を活用する
iPadとApple Pencilがあれば、PadOSの「スクリブル」機能を活用してNotionに手書き入力できます。
スクリブル機能とは、Apple Pencilで手書きした文字を自動的にテキストデータに変換する機能です。Notionのテキスト入力欄にApple Pencilで文字を書くだけでテキストが入力されます。
ただし、図表やイラストなど、テキスト以外の入力には向いておらず、手書き文字の変換精度によっては修正が必要な場合もあります。
手書き入力アプリと連携する
スマートフォンやパソコンの手書き入力アプリを活用する方法もあります。手書き入力アプリでメモを作成して画像データとして保存し、Notionにアップロードすると手書きの内容をNotion上で管理できます。
手書き入力アプリは、手軽に手書き入力を行えるのがメリットです。スマートフォンやパソコンにインストールされているアプリを使えるため、新たにアプリをインストールする必要がありません。
一方で、Notion上で直接編集できないデメリットがあります。修正が必要な場合は、元のアプリで修正して再度画像として保存し、Notionにアップロードし直す必要があります。
ペンタブレットを利用する
ペンタブレットとは、専用のペンを使ってパソコン画面に直接書き込める入力機器です。ペンタブレットで作成した手書きのメモやイラストは、画像データとして保存し、Notionにアップロードできます。
特に、ペンタブレットで図表やイラスト、プレゼンテーション資料を作成し、Notionに取り込むのに便利です。
ただし、ペンタブレットを持っていない場合は購入する必要があります。また、Notion上では画像データとして扱われるため、直接編集はできません。
紙に書いた内容をスキャンしてアップロードする
紙に手書きしたメモをスキャナーやスマートフォンアプリでスキャンし、画像やPDFとしてNotionにアップロードする方法もあります。
手書きの自由度が高く、紙とペンを使って自由にメモを作成できるため、アイデア出しやブレインストーミングなどにも最適です。また、すでに作成済みの手書きメモを簡単にデジタル化できます。
一方で、Notion上では画像データまたはPDFとして扱われるため、直接編集はできません。また、スキャンした画像やPDFファイルの管理も必要です。
Notionで手書きメモ・ノートを活用するメリット
Notionで手書きメモやノートを活用すると、Notion上で情報を一元管理できます。パソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスからアクセス可能で、手書きメモとデジタルデータを組み合わせると整理しやすくなります。
また、アイデア出しやブレインストーミングにも最適です。手書きで自由にアイデアを書き出してNotionに保存すると、後から見返すこともできるでしょう。
さらに、Notionの内部リンク機能を使えば、手書きメモと他のページやデータベースを簡単にリンクできます。
なお、Figmaが提供しているFigJamや手書きノートアプリのGoodNotes5を活用すれば、手書きデータをNotionへ移行可能です。
Notionで手書きメモ・ノートを活用するデメリット
Notion単体では手書き入力に対応していないため、外部ツールが必須です。ノートアプリからデータをコピー&ペースト、もしくはPDF化してアップロードする作業が発生するため、少々面倒に感じるかもしれません。
また、Notionに保存した手書きメモは画像データとして扱われるため、Notion上で直接編集できません。さらに、手書きならではの自由なレイアウト調整が難しいのもデメリットです。場合によっては、外部ツールとの連携設定や管理が必要になるケースもあります。
【実践1】Notionで手書きノートを管理する方法
Notionは、手書きに対応していませんが、以下のような外部の手書きノートアプリと連携させると、Notion上で手書きノートを管理できます。
上記のアプリで作成した手書きノートをNotionと共有するには、PDFまたはPNG形式でエクスポートし、Notionにアップロードするのが一般的です。ただし、共有プロセスにやや手間がかかります。
より手軽にNotionへ手書きメモを貼り付けたい場合は、GoodNotes 5の活用がおすすめです。
GoodNotes 5の活用手順は以下の通りです。
- iPadのSplit View機能を使ってGoodNotes 5とNotionを画面上に並べる
- GoodNotes 5で作成した手書きメモを「なげなわツール」で選択し、コピーする
- Notion側の任意の場所にペーストする
上記の手順で、手書きメモを瞬時に画像として埋め込みます。
【実践2】Notionで手書きメモを埋め込む方法
Notionで手書きメモを埋め込む手順は以下の通りです。
- Miroで新規ボードを作成する
- Notionのページ内で「/miro」と入力する
- Notion側で作成したMiroボードのリンクを埋め込む
なお、iPadにMiroアプリをインストールしている場合は、iPad上で手書き入力を行うと、入力内容がNotion上にリアルタイムで反映されます。
Miroを使用する際のポイントとして、メモごとに異なるホワイトボードが必要な場合は、都度新規ボードを作成しなければなりません。そこで、1つのMiroボードを共通のキャンバスとして使用し、不要なメモを消しながら運用すると、都度ボードを作成する手間が省けます。
また、Web会議でのアイデア共有にも適しています。言葉だけでは伝わりにくい抽象的なアイデアや複雑な概念も、手書きで視覚的に表現すると相手のスムーズな理解につなげられるでしょう。
【実践3】Notionで手書きメモを読み込み・変換する方法
Notion AIを活用すると、手書きメモをテキストデータに変換し、Notion上でより効率的な管理・活用が可能です。
Notion AIは、家族のレシピや、ホワイトボードに書き留めたアイデアなど、さまざまな手書きメモに対応しています。
Notionのワークスペースに手書きメモの画像をアップロードし、「6つの点」のアイコンから「AIに依頼」をクリックするとテキスト変換が可能です。Notion AIチャットに手書きメモの画像を直接アップロードする方法でもよいでしょう。
また、Notion AIは手書きメモの内容に関して質問したり、特定のキーワードや情報を抽出したりもできます。
なお、あたらしいNotion AIでは、Notion AIに関してより詳細な情報や活用例が紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
Notionの手書き機能を実務で使用したいなら「合同会社Metoo」へ相談しよう!
GoodNotesやNotabilityなどのノートアプリとの連携は、手書きの快適さとアプリの豊富な機能を活かせる一方、Notion上での直接編集ができません。
また、iPadのスクリブル機能は手軽で便利ですが、図表やイラストの作成には不向きです。ペンタブレットは精緻な手書き入力を可能にしますが、専用の機器が必要です。
ただし、手書き入力の方法の中から、自身のニーズや環境に最適な方法を選択できれば、手書きメモに関する課題を解決できるはずです。
本記事を参考に、ぜひ自身にピッタリな手書きメモの活用法を活用してみてください。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
Notionの手書きに関して知識を深めたい方や、業務効率化に関してご相談があれば、以下のページより気軽にお問い合わせください。