
Notionのテンプレートの作り方とは?カスタマイズ方法、おすすめのテンプレート4選を解説
Notionをチームで活用している方で、以下のようなお悩みはありませんか?
「Notionでオリジナルのテンプレートを作りたいけど、手順がわからない」
「既存のNotionテンプレートをもっと自分好みにカスタマイズしたい」
Notionの強力なテンプレート機能を使いこなせば、日々の作業を格段に効率化し、Notionをさらに快適に活用できます。
この記事では、Notionテンプレートの基本的な知識から、具体的な作成手順、作成したテンプレートを自分仕様にカスタマイズする方法、おすすめテンプレートまで、網羅的にご紹介します。
自社に適したテンプレートを作成したい方は、ぜひご参考ください。
なお、合同会社Metooでは、お客様の業務課題を丁寧にヒアリングし、分析した上で、組織の情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に循環する仕組みをNotionで構築するお手伝いをしています。

Notionテンプレートとは?
Notionテンプレートとは、ワークスペースに追加できる既存のNotionページです。
ページレイアウトのひな形でもあり、自分で作成したり配布されたものを使用したりできます。
また、配布されているテンプレートは、Notion公式のテンプレートギャラリーからダウンロードして利用可能です。
目的に応じて使用したいテンプレートをコピーして自分のワークスペースで使えるため、とても便利な機能です。
そのため、チームのタスク管理や趣味の記録まで幅広く活用できるでしょう。
参考:3万以上ものNotion (ノーション)テンプレートから選択 | Notion (おすすめのテンプレート)
Notionテンプレートの主な種類とそれぞれの特徴
Notionテンプレートには、主に以下の3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
種類 | 特徴 |
ページテンプレート | Web上で公開されているNotionページのテンプレート。Notion公式ギャラリーなどから簡単に自分のワークスペースに複製して利用。 |
データベーステンプレート | 特定のデータベース内で、繰り返し同じ構造のページを作成する際のひな形。議事録やタスクカードのように、タイトルやプロパティ、ページ内の基本構成をあらかじめ設定可能。 |
ブロックテンプレート | Notionの「ボタン」機能を使い、クリック一つで複数のブロック(例:見出し+テキスト+リスト)をまとめて挿入できるようにするテンプレート。定型的なセクションを作成する場合に便利。 |
Notionを使い始めたばかりで、「テンプレートを作るのは難しそう…」と感じる方は、まずは豊富なページテンプレートの中から、自分の目的に近いものを探して使ってみるのがおすすめです。
Notionの公式サイトでは、さまざまなカテゴリで3万種類以上のテンプレートが公開されているため、役立つものが見つかるはずです。
参考:3万以上ものNotion (ノーション)テンプレートから選択 | Notion (おすすめのテンプレート)
Notionテンプレートの3つの作り方
Notionでの作業効率を格段に向上させるためには、自分自身やチームのニーズに合わせたテンプレートを作成することが重要です。
ここでは、Notionの主要なテンプレートである以下の3種類の具体的な作り方を、分かりやすく解説します。
- ページテンプレートを作成する方法
- データベーステンプレートを構築して作成する方法
- ブロックテンプレートを作成する方法
それぞれの作成手順をマスターし、Notionをさらに便利に、そして深く活用していきましょう。
ページテンプレートを作成する方法
ページテンプレートの作成方法は簡単で、以下のステップで進められます。
- 新しいページを作成
- タイトルを設定
- テンプレートとするコンテンツをページ内に作成
- 共有設定からWeb公開を選択し「テンプレートとして複製」をオン
- ページ上部に表示される「サイトを表示」から閲覧できれば完了
また、必要に応じてNotion公式のテンプレートギャラリーに公開することもおすすめです。
データベーステンプレートを構築して作成する方法
データベーステンプレートを構築して作成する方法は、主に以下の通りです。
- 「/」+「 database」と入力し、選択肢から「データベース:インライン」を選択
- データベースに必要なプロパティを作成
- データベース右上のボタンをクリックして「+新規テンプレート」を選択
- テンプレートとして設定するプロパティやページ内コンテンツを入力
作成したデータベーステンプレートは、新規ページ作成時のデフォルトページにすることも可能です。
さらに、繰り返し設定をすることで任意の頻度で自動的にページ作成をすることができます。
ブロックテンプレートを作成する方法
ブロックテンプレートを設定して作成する方法は以下の通りです。
- 「/」+「 ボタン」と入力し、その後選択肢から「ボタン」を選択
- 選択した「ボタン」の名前を設定
- 「+新規アクション」をクリックして「ブロックを挿入」を選択
- 挿入するコンテンツを選択(必要に応じてデータベース選択やSlack連携を選ぶこともできる)
- テンプレートとして設定するブロックをボタン内に挿入
- ボタンをクリックでコンテンツが問題なく表示されていれば完了
テンプレートボタンは複数設定ができるため、テキスト・画像・埋め込み・データベースなどの要素を組み合わせて最適なものを作成できます。
Notionテンプレートの主な3つの使い方
Notionテンプレートは、作成するだけでなく、使い方を理解し、日々の業務や活動に活かすことで真価を発揮します。
ここでは、先ほどご紹介した以下3種類の主要なテンプレートの具体的な使い方を解説します。
- ページテンプレート
- データベーステンプレート
- ブロックテンプレート
上記を活用することで、Notionでの情報整理やドキュメント作成が、より一層スムーズかつスピーディーに進められるようになります。
ページテンプレート
ページテンプレートの使い方は以下のとおりです。
- サイドバーメニューから「テンプレート」を選択
- おすすめのテンプレートの表示後「カテゴリ」から使用したいテンプレートを選択
- 「このテンプレートを使用する」を選択
「このテンプレートを使用する」をクリックすると、選択したテンプレートが新規ページに表示されます。
おすすめのテンプレートの中に使用したいものがない場合は、テンプレートカテゴリか検索から探してみましょう。
データベーステンプレート
データベーステンプレートは、データベースの新規ページ作成時に呼び出すことができます。
なお、データベーステンプレートの使い方は以下のとおりです。
- テンプレートを設定したデータベースで新規ページを作成
- 作成されたページ内にテンプレートが表示されるため、使用したいテンプレートを選択
- テンプレートを編集したい場合は、データベース右上のボタンから該当のテンプレートの3点コードをクリックして編集を選択する
- テンプレートのデフォルト設定や繰り返し設定も、同じく該当テンプレートの3点コードから設定が可能
繰り返しテンプレートは特にタスク管理と相性が良く、ルーティン作業がある場合は繰り返しテンプレートを設定しておくと自動的に作成されて漏れることがなくなります。
ブロックテンプレート
ブロックテンプレートはの使い方は以下のとおりです。
- テンプレートを設定したボタンをクリックする
- テンプレートを編集したい場合は、ボタン右横に表示される歯車アイコンをクリックして編集を行う
ボタンのアイコンや名称、挿入されるブロックの内容(アクション)は、ボタンブロックの設定画面からいつでも編集可能です。
Notionで作成したページテンプレートをカスタマイズする方法
Notionで作成したテンプレートは、ワークスペースに追加すると目的に応じて変更・編集・更新ができます。
Notionで作成したテンプレートでカスタマイズできる内容は、以下のとおりです。
ページ | ページのカバー画像更新アイコン追加・変更ページタイトルの変更など |
テキスト | テキストの太字・車体・文字色・背景色・書式の追加見出しレベルの変更箇条書きリスや番号付きリストの追加セクションの追加など |
ブロック | コールアウト・トグルリスト・テーブルなどのブロック追加不要ブロックの削除必要なブロックの追加など |
データベース | プロパティの名前・種類・アイコンの変更プロパティの追加・削除ボード・リスト・カレンダー・タイムライン・ギャラリーなどの新しいデータベースビューを追加など |
これからNotionテンプレートを使う場合は、目的に応じてテンプレートのカスタマイズをすると使いやすくなります。
Notionで使えるおすすめのページテンプレート4選
ここでは、Notionの公式テンプレートギャラリーなどで公開されている、すぐに使えて実用的なおすすめのページテンプレートを4つ厳選してご紹介します。
- タスク管理テンプレート | データベース機能を中心としたタスクを管理できる
- 業務手順書テンプレート | チームの業務マニュアルを1箇所にまとめられる
- プロジェクト&タスク | さまざまなプロジェクト管理ができる
- ミーティング | チームでの会議を1箇所で管理できる
上記のテンプレートは、多くのユーザーに利用されており、気軽にNotionをカスタマイズできます。
タスク管理テンプレート|データベース機能を中心としたタスクを管理できる
「タスク管理テンプレート」は、テーブルビューやボードビュー(カンバン形式)を活用して、タスクを効率的に管理するために設計されています。
タスクのステータス(例:未着手、進行中、完了)や担当者、期限や優先度などの重要な情報を一覧で分かりやすく表示し、プロジェクト全体の進捗状況を視覚的に把握できます。
カンバンボード形式では、タスクカードをドラッグ&ドロップするだけで簡単にステータスを変更でき、カレンダービューを使えばタスクの期限を時系列で確認することも可能です。
表形式の表示は直感的で理解しやすく、Notionを使い始めたばかりの方でもすぐに馴染めます。
業務手順書テンプレート|チームの業務マニュアルを1箇所にまとめられる
「業務手順書テンプレート」は、チーム内で使用される業務マニュアルを集約し、管理・共有することを目的として作られています。
そのため、タスクやプロジェクトごとに手順書がバラバラに保管されてしまっているような状況におすすめです。
このテンプレートを活用して情報を一箇所に集約すると、資料を探す手間が削減され、業務の標準化と全体の効率向上に貢献してくれます。
プロジェクト&タスク|さまざまなプロジェクト管理ができる
「プロジェクト&タスク」は、仕事に関するさまざまなプロジェクトやタスクを管理できるテンプレートです。
カレンダーやタイムラインなどのビューで確認でき、ステータスや担当者、期限や優先度などをタスク毎で設定できます。
そのため、複数タスクのある場合でも混乱せずにタスクをこなせるでしょう。
ミーティング|チームでの会議を1箇所で管理できる
「ミーティング」は複数の会議予定がある場合でもわかりやすく管理できるテンプレートです。
議題や議事録、カレンダービューを使用してチームの会議をすべて1箇所にまとめられます。また、自分が参加するミーティングとその他のミーティングを分けて管理できるのも特徴です。
さらに、ミーティングの遅刻や欠席などを対策でき、情報共有の円滑化も期待できます。
Notionのテンプレートを作成するなら「合同会社Metoo」へご相談ください!
Notionのテンプレートを使うことで、目的に応じた作業がしやすくなります。
テンプレート作成方法はあまり複雑でないため、はじめてNotionを利用する方でも気軽に作成できるでしょう。
また、公開されているテンプレートも豊富にあるため、自分の目的に適したテンプレートを探してみることもおすすめです。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に適したテンプレートを作成してみたい方は、ぜひご相談ください。