
NotionとChatGPTは連携可能!連携方法やできること・Notion AIとの連携も解説
Notionを活用している方で、以下のような疑問はありませんか?
「ChatGPTとのやり取りをどこかに記録しておきたい」
「集めた情報を管理しやすくして、もっと仕事に活かしたい」
AIとの対話は便利ですが、集めた情報を一元管理し、資産として活用するには少し工夫が必要です。
この記事では、NotionとChatGPTの連携方法からNotion AIとの組み合わせ技、便利な拡張機能などを詳しく解説します。Notionの効率化を図りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
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また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。

Contents
【結論】NotionとChatGPTの連携で業務効率化が可能!
NotionとChatGPTを連携させると、ChatGPTとの会話内容や、Webで見つけた有益な情報を、ボタン一つでNotionに自動保存できます。
また、情報がNotionに集約されるため、忘れがちなプロンプトや見たツールの情報も、Notionで素早く検索・再利用できるでしょう。
情報収集から整理、活用までの一連の流れがスムーズになるので、AIとの対話を単なる会話で終わらせず、価値ある「資産」に変えられます。
そのため、日々の業務効率を高められます。
参考:あなたのニーズを叶えるAIワークスペース。| Notion (ノーション)
NotionとChatGPTを連携する方法【3STEP】
ここでは、NotionとChatGPTを連携する具体的な手順を解説します。
- 1.Notionでデータベースを用意
- 2.「ChatGPT to Notion」拡張機能を追加
- 3.Notion-ChatGPTを開いて接続を設定
一度設定してしまえば、ボタン一つでAIとの対話が記録できます。
また、以下の記事では動画で手順を解説しているので、あわせてご覧ください。
1.Notionでデータベースを用意
まず、ChatGPTからの情報を保存するためのデータベース形式のページをNotion上に作成します。
手順は以下の通りです。
- 「/database」からデータベースを作成する
- データベースの名前を「情報の一元管理ページ」など、わかりやすい名前に変更する
- プラスボタンをクリックして新しいプロパティ(項目)を追加する
- プロパティの種類を「URL」に設定し、保存対象のリンクを記録できるようにする
これで、情報を蓄積する準備は完了です。
2.「ChatGPT to Notion」拡張機能を追加
次に、Google Chromeの拡張機能「ChatGPT to Notion」をインストールします。
手順は以下の通りです。
- Googleで「ChatGPT to Notion」と検索する
- 表示されたChrome Web Storeのページを開く
- 「Chromeに追加」をクリックして拡張機能をインストールする
- 拡張機能の追加を確認する画面が出たら「追加」をクリックして許可する
- 拡張機能追加後に別サービスの宣伝が表示されることがあるが無視して問題なし
- Chromeのブラウザ右上にあるパズルのアイコンをクリックして拡張機能一覧を開く
なお、「ChatGPT to Notion」のピンアイコンをクリックして固定表示しておくと便利です。
参考:Chat to Notion – Chrome ウェブストア
3.Notion-ChatGPTを開いて接続を設定
最後に、追加した拡張機能とNotionのデータベースの接続設定を行います。この設定を行うと、ChatGPTの会話をどのデータベースに保存するかを指定できます。
手順は以下の通りです。
- ブラウザ右上に固定された「ChatGPT to Notion」アイコンをクリックする
- アクセスリクエストの画面が表示される
- 「ページを選択する」を選び、ステップ1で作成したNotionページを選択する
Notionとのアクセスを許可すれば連携の初期設定は完了です。
ChatGPTの画面を開くと、連携を許可するポップアップが表示される場合があるので、「許可」を選択してください。
NotionとChatGPTを連携してできること
ここでは、NotionとChatGPTが連携すると具体的に何ができるようになるのかご紹介します。
- 回答の保存
- 複数チャットの一括保存
- タグの設定
NotionとChatGPTの連携には、AIとの対話や情報収集が格段に便利になるなどのメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。
回答の保存
ChatGPTとの会話の中で、有益な回答が得られた場合、内容をNotionに保存できます。ChatGPTの回答が表示された後、ブラウザに追加した拡張機能のピンアイコンをクリックするだけです。
ポップアップが表示され、保存先のデータベースを確認して「保存」ボタンを押せば、プロンプトと回答がセットでNotionの指定したページに記録されます。
回答を保存すれば、後で何度も同じ質問を繰り返す必要がありません。保存された内容には元のチャット画面へのURLも含まれているため、クリック一つで会話の文脈を再確認できます。
複数チャットの一括保存
ChatGPTとの一回の対話だけでなく、一連のやり取りをまとめて保存するのも可能です。
複数の質問と回答を繰り返した場合、拡張機能のアイコンをクリックし、「全チャットを保存」を選択するだけで一連の会話をすべて記録できます。
また、Notionでは、質問と回答が時系列で並んで表示されるため、必要な回答に至るまでの履歴も確認できます。
タグの設定
保存する情報に「タグ」を付けておくと、後からの検索や整理が簡単になるので、Notion側であらかじめデータベースに「タグ」プロパティを追加しておきましょう。
例えば、「Notion」や「ChatGPT」などのタグを追加しておくと、ChatGPTから情報を保存する際、拡張機能のポップアップ上で追加したタグを選択できます。
また、保存された情報には追加したタグが自動で付与されるため、Notion上でタグによる絞り込み検索が可能です。タグ以外にも「作成者」などのプロパティをカスタマイズして追加できます。
Notion AIとChatGPTの連携でデータベースの自動作成も可能!
NotionとChatGPTを連携させる方法は、単に情報を保存するだけにとどまりません。
Notionに搭載されている「Notion AI」とChatGPTを組み合わせれば、タスク管理や読書リストなどのデータベースを、ほぼ自動で作成可能です。
また、コーディングの知識は一切不要で、作りたいツールの目的をChatGPTに伝え、必要な項目を洗い出してもらいます。そして洗い出した項目をNotion AIに渡すだけで、目的に合ったデータベースの構造や設定が自動で生成されます。
なお、以下の記事ではNotion AIに関して詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
関連記事:Notion AIとは?機能や使い方・料金・ChatGPTとの違い・活用事例5選を徹底解説
Notion AIとChatGPTを連携する方法【3STEP】
ここでは、Notion AIとChatGPTを連携する具体的な3ステップを解説します。
- ChatGPTに要素を相談する
- 拡張機能でNotionに転送
- Notion AIで自動生成
上記のステップだけでNotion AIとChatGPTを連携させて、オリジナルのデータベースツールを自動作成できるので、ぜひ参考にしてみてください。
また、以下の動画では、Notion AIとChatGPTを連携させて実際にツールを作成する様子が見られます。
1.ChatGPTに要素を相談する
まず、どのような要素が必要なのかをChatGPTに相談しますが、その前に「NotionとChatGPTを連携する方法【3STEP】」で紹介した連携設定を事前に済ませておいてください。
連携設定が完了したら、ChatGPTに「目標管理ツールに必要な要素は何か?」と質問します。
すると、ChatGPTが目標管理に必要な「目標名」「期限」「担当者」「進捗状況」などの項目を提案してくれます。出力された要素やプロパティの構成をもとに、自分用のカスタム設計が可能です。
より具体的に「どういった種類のプロパティが必要か」を指示すると、精度の高い提案が得られるでしょう。
2.拡張機能でNotionに転送
ChatGPTから得られたデータベースの設計図をNotionに転送するべく、Chrome拡張機能「ChatGPT to Notion」を利用しましょう。
ChatGPTの回答が出力されたら、Chrome拡張機能「ChatGPT to Notion」のピンアイコンをクリックします。ポップアップウィンドウが開くので、保存先として事前に用意しておいたNotionのデータベースを選択し、内容を保存します。
3.Notion AIで自動生成
最後に、Notionに転送した設計図をもとに、Notion AIにデータベースの作成を指示します。
手順は以下の通りです。
- Notion上で「AIで構築」を選択する
- ChatGPTが出力した内容を貼り付ける
すると、Notion AIが内容を解釈し、提案された項目を持つデータベースを自動で作成します。
ただし、「AIで構築」機能は、Notion AIの有料プランに加入しているか、無料枠が残っている必要があります。
無料枠を使い切ると、以降は自動でデータベースの作成ができなくなるので注意してください。
手動でNotion上にデータベースを作成する方法【4STEP】
Notion AIの無料お試し枠を使い切ってしまった場合でも、心配は不要です。ChatGPTが提案してくれた設計図をもとに、手動でデータベースを作成する方法もあります。
手順は以下のとおりです。
- ChatGPTにデータベース構成のアイデアを表形式で作成してもらう
- Notionに表を貼り付ける
- 表の左上にある「6つのドット」をクリック
- 「データベースに変換」を選択する
なお、項目が縦に表示されている場合はChatGPTに「この表の縦と横を逆にしてください」と依頼し、横並びの表を生成する必要があります。Notionのデータベースと同じ並びになっていなければ、正しく反映されません。
データベース化された後、各列の種類を「テキスト」から「日付」や「セレクト」などに変更し、目的に合わせてカスタマイズします。
少し手間はかかりますが、上記の方法なら無料で自分だけのツールを作成可能です。
Notionで外部情報もまとめて保存・共有できる拡張機能2選
ChatGPTとの連携だけでなく、Notionで外部情報もまとめて保存・共有できる拡張機能を2つ紹介します。
- Save to Notion
- Notion Web Clipper
それぞれの特徴を参考に、拡張機能の活用を検討してみてください。
Save to Notion
「Save to Notion」は、Webページの情報をワンクリックでNotionに保存できるChrome拡張機能です。URLだけでなく、ページ内のテキストや画像も一緒に取り込めます。
Notionのデータベースやプロパティを細かく設定して保存先を指定できるため、外部情報を用途別に整理しやすく、情報管理の効率化が可能です。
保存する際はカテゴリやタグ、チェックボックスをカスタマイズして付けられるため、「既読・未読」「要確認」などの管理にも役立ち、後からの検索がしやすくなるでしょう。
参考:Save to Notion – Chrome ウェブストア
なお、Save to Notionのより詳しい使い方は、以下の記事で解説しています。
関連記事:Save to Notionとは?実現可能な3つのことや設定方法・活用方法を解説
Notion Web Clipper
Notion Web Clipperはブラウザで表示中のWebページを直接Notionに保存できる公式拡張機能で、データベースやページにクリップできます。
保存対象はページのタイトルとURLが中心で、簡単なメモやタグ付けが可能なので情報整理やチーム共有にも向いています。iOSやAndroidのモバイルアプリからもWebページやローカルファイルをNotionに保存できるため、スマートフォンとの連携でも役立つでしょう。
また、保存したページはオフラインでも確認可能で、元ページが削除されてもNotion内で内容を保持できます。
参考:Notion Web Clipper – Chrome ウェブストア
なお、Notion Web Clipperの機能の詳細は、以下の記事でも紹介しています。
関連記事:Notion Web Clipper(クリッパー)とは?おすすめな理由や使い方も解説
NotionとChatGPTを上手に活用したい方は「合同会社Metoo」へご相談ください!
NotionとChatGPTを連携させると、ChatGPTとの会話内容や、Webで見つけた有益な情報を、ボタン一つでNotionに自動保存できます。
今回ご紹介したNotionとChatGPTの連携方法を実践すると、「情報管理をもっとラクにしたい」「AIとのやりとりを効率的に記録したい」などの悩みを解決し、日々の業務を大きく効率化できるはずです。
合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
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