
Notionのレイアウト機能の使い方とは?応用的な使い方や5つのコツを徹底解説
Notionを使用していく中で、以下のお悩みはありませんか?
「ページやデータベースの見栄え・構造を改善したい」
「検索性・情報の探しやすさを高めたい」
Notionはページのレイアウトを少し工夫するだけで、見栄えや情報の探しやすさが大きく改善します。
本記事では、Notionでデータベースのレイアウトをカスタマイズする方法や、レイアウトをリセットする方法などを詳しく解説します。
使いやすくて見やすいレイアウトを作るコツも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。合同会社Metooへ無料で相談する
また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。

Contents
Notionのデータベースのページ内のレイアウトをカスタマイズする機能の基本的な使い方
まずは、データベースのページ内で情報の見せ方を変更する「レイアウトビルダー」の基本的な使い方から解説します。
- レイアウトビルダーの起動方法【2STEP】
- レイアウトビルダーの主な2つのエリア
- 配置・カスタマイズの基本操作
レイアウトビルダーの基本をマスターすれば、誰でも簡単に見やすいページレイアウトを作成できます。
レイアウトビルダーの起動方法【2STEP】
レイアウトビルダーは、データベースのページレイアウトを自由に編集する専用画面を開く機能です。起動方法はとても簡単で、以下の2ステップで完了します。
- Notionでカスタマイズしたいデータベースページを開く
- ページタイトルの上、または右上に表示される「カスタマイズレイアウト」ボタンをクリック
上記の2STEPだけでレイアウトビルダーが起動し、プロパティのピン留めやグループ分け、パネルへの移動などの編集が可能です。
レイアウトビルダーの主な2つのエリア
レイアウトビルダーの画面は、主に以下2つのエリアで構成されています。
エリア | 特徴 |
メインページエリア | ページの中心部であり、サブアイテムや詳細テキスト、画像など、データベースの重要な情報を表示します。 |
詳細パネル | 画面の右側にある折りたたみ可能なパネルで、補足情報や参考情報を整理して表示するのに役立ちます。 |
上記2つのエリアを使い分けると、重要な情報を強調しつつ、補足情報をすっきりと整理できます。
配置・カスタマイズの基本操作
レイアウトビルダーを使えば、ページの情報を直感的に配置・カスタマイズできます。
例えば、見出しの下には最大4つまでプロパティをピン留めして固定表示できます。また、プロパティをグループ分けして、セクションごとの整理も可能です。
さらに、メインページエリアや詳細パネルに、特定のプロパティを強調表示するモジュールを追加したり、ドラッグ&ドロップで位置を変更したりもできます。
変更内容はデータベース内の全ページに一括で反映できるため、用途やチームごとに最適な情報配置を実現できるでしょう。
Notionのページ内レイアウトを改善する4つのテクニック
ページ全体のレイアウトをより見やすく、機能的にするための応用テクニックを4つ紹介します。
- データベースのプロパティ表示を柔軟にカスタマイズ
- 横並びやカラム分割で省スペース・視認性アップ
- リレーションとロールアップで情報の連携・集約
- ビュー切り替えやタブ付きレイアウトで多角的に情報表示
上記のテクニックを駆使して、あなたのNotionページをレベルアップさせましょう。
データベースのプロパティ表示を柔軟にカスタマイズ
Notionのデータベースでは、以下の項目をビューごとに細かくカスタマイズ可能です。
- プロパティの表示・非表示
- 並び順
- 表示条件
上記項目をデータベースのカスタマイズメニューや各プロパティの設定から、表示したい情報だけを選んで表示したり、ドラッグ操作で順番を入れ替えたりできます。
データベースのプロパティ表示をカスタマイズすると、必要な情報だけを強調しつつも不要な情報を隠せるため、ページ全体の視認性が向上し、作業をスムーズに進められます。
横並びやカラム分割で省スペース・視認性アップ
Notionのページ内では、情報を複数の列に分けて表示する「カラム分割」を利用可能です。
情報を横に並べて配置できるため、ページの幅を有効活用し、関連する内容を視線移動だけで比較・把握しやすくなります。
シンプルテーブルと組み合わせれば、複数の情報を整理しつつ、重要なポイントの強調も可能です。
横並びやカラム分割をうまく活用すれば、情報が縦に長く並ぶのを防ぎ、ページ全体をすっきりと整理できるでしょう。
リレーションとロールアップで情報の連携・集約
「リレーション」と「ロールアップ」は、複数のデータベース間で情報を連携・集約できる機能です。
リレーション機能を使えば、特定のデータベース同士を紐づけて、一覧で確認できます。
ロールアップ機能は、リレーションでつながったデータベースから、特定の情報を自動で集計・表示する機能です。
リレーション機能とロールアップ機能を組み合わせると、データの一元管理や分析の効率を向上させられます。
ビュー切り替えやタブ付きレイアウトで多角的に情報表示
Notionでは、ビュー切り替えやタブなどのレイアウト機能を活用すると、ページ内の情報を多角的に表示できます。
例えば、1つのデータベースに対して、以下のビューを複数設定すれば、業務の進捗管理やアイデアの可視化など、目的に応じた情報表示が可能です。
- テーブル
- リスト
- ボード
- カレンダー
- ギャラリー
また、各ビューには独自のフィルターや並べ替え、グループ化の設定を加えられるため、同じ情報でも視点を変えて整理・分析できます。
用途に応じて最適な表示方法を選べると、ページの情報構造が整い、直感的で使いやすいレイアウトを実現できるでしょう。
Notionで使いやすくて見やすいレイアウトを作る5つのコツ
先に紹介してきた機能を踏まえ、誰でも実践できる、使いやすくて見やすいレイアウトを作るためのコツを5つ紹介します。
- 必要な情報だけを目立たせる・シンプルにまとめる
- カラム(列)やブロックの活用で視線を誘導する
- アイコンやカバー画像で直感的に区別する
- テンプレートや同期ブロックを活用する
- 見出し・余白・色分けで可読性を高める
上記のコツを意識するだけで、作業性を向上させられるはずです。
必要な情報だけを目立たせる・シンプルにまとめる
見やすいレイアウトの基本は、「必要な情報だけを目立たせて、シンプルにまとめる」ことです。
情報が多すぎると、本当に重要な内容が埋もれてしまい、検索性が損なわれてしまいます。
レイアウト機能やシンプルテーブルを活用して重要な情報をページの目立つ場所に配置し、不要な情報は非表示にするか、補助的に配置しましょう。
ページ全体の情報量をコントロールすると、見通しがよくなり、操作性も向上します。
カラム(列)やブロックの活用で視線を誘導する
カラムやブロックをうまく活用すると、ページ閲覧者の視線を自然に誘導できます。
情報を複数のカラムに分けたり、関連する情報をブロックにまとめたりすると、ページ全体の構造が直感的に理解しやすくなります。
区切り線や背景色付きのブロックを併用すれば、セクションの区切りがより明確になり、重要な部分に視線を集められるでしょう。
アイコンやカバー画像で直感的に区別する
各ページにアイコンやカバー画像を設定すると、ページを直感的に区別しやすくなります。
アイコンやカバー画像は、ページのタイトル横やギャラリービューなどで表示されるため、視覚的な目印となり、目的のページを素早く見つける手助けをしてくれます。
内容や用途ごとに異なるビジュアルを使うことで、情報が整理され、探している情報にたどり着きやすくなるでしょう。
テンプレートや同期ブロックを活用する
Notionには、あらかじめ使いやすく整理されたレイアウトの「テンプレート」が豊富に用意されています。
テンプレートを使えば、ゼロからレイアウトを考える手間が省けるだけでなく、目的に合わせて柔軟に編集するだけで視認性の高いページを作成可能です。
また、「同期ブロック」を使えば、複数のページに同じ情報を一括で表示・更新できます。同期ブロックで情報を一元管理すると、更新漏れや重複作業を防ぎやすくなります。
見出し・余白・色分けで可読性を高める
文章の読みやすさを高めるには、「見出し・余白・色分け」の活用が欠かせません。見出しを使えば、ページに階層構造が生まれ、内容を直感的に把握しやすくなります。
また、情報同士の間に適切な余白や区切り線を配置すると、境界が明確になり、雑然とした印象を与えにくくなるでしょう。
背景色で重要な情報やカテゴリを色分けすれば、視覚的なアクセントが加わり、ページ全体が整理され、強調したい点が伝わりやすくなります。
【ケース別】Notionでレイアウトをリセットする方法
Notionのカラム機能は、ブロックを横並びに配置する仕組みであり、カラムを解除するには各ブロックを左端(1列目)に移動させる必要があります。
ページ内のカラムレイアウトを元に戻す手順は、以下のとおりです。
- カラム内の各ブロックの左側にある「⋮⋮」アイコンをクリックしてドラッグ
- 移動先の左端(1列目)のブロックの上または下にドラッグ&ドロップ
すべてのカラム内のブロックを1列目に移動し終えると、カラム分割が解除され、元の1カラムレイアウトに戻ります。
Notionのレイアウトについてよくある質問
Notionのレイアウトに関するよくある質問は以下のとおりです。
- 複数のデータベースで異なるレイアウトを設定できますか?
- スマホやタブレットで見やすいレイアウトにするにはどうすればいいですか?
それぞれ回答するので、確認しておきましょう。
複数のデータベースで異なるレイアウトを設定できますか?
複数のデータベースでそれぞれ異なるレイアウトを設定可能です。Notionのページレイアウトカスタマイズ機能は、データベースごとに独立しています。
そのため、用途や目的に応じて、あるデータベースではプロパティを詳細に表示し、別のデータベースではシンプルに必要な情報だけを表示する、などの使い分けが可能です。
各データベースに最適な外観を作成し、作業のしやすい環境を整えましょう。
スマホやタブレットで見やすいレイアウトにするにはどうすればいいですか?
スマホやタブレットで見やすいレイアウトを作るには、カラム分割を避け、シンプルな構成を心がけるのがポイントです。
Notionのモバイルアプリでは、複数カラムの表示がサポートされておらず、すべてのコンテンツが縦一列で表示されます。
そのため、PCで作成したカラムレイアウトは、モバイル端末上でレイアウトが崩れてしまいます。
モバイルでの閲覧を想定する場合は、シンプルなテーブルや見出し、区切り線などを活用した、縦長のレイアウトにするのがおすすめです。
情報共有の質を高めるレイアウト構築なら「合同会社Metoo」にご相談ください
Notionのレイアウトは、ユーザーが自身の目的や作業スタイルに合わせて、自由にカスタマイズできる点が魅力です。
カラム分割機能やリレーション機能、ロールアップ機能などを適宜使い分けると、ページ内レイアウトの視認性を向上させられます。
なお、Notionを活用して情報共有の質を高めたい場合は、専門家の力を借りるのも一つの選択肢です。
合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
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