
Notionメールとは? 主な5つの特徴や導入方法、NotionAIが活用できる場面を解説
日々の業務でNotionを活用する中で、以下の悩みごとはありませんか。
「Notionと連携できるメール機能のメリットが知りたい」
「Notionメールの導入手順を具体的に知りたい」
受信トレイに溜まり続けるメールを適切に管理すれば、仕事をより効率的に行えるケースは少なくありません。
本記事では、「Notionメール」の概要から具体的な導入方法、AIを活用した便利な使い方までわかりやすく解説します。
本記事を参考にすれば、Notionメールを使いこなし、日々の業務を効率化できるはずです。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。

Contents
Notionメールとは?
Notionメールとは、普段使っているGmailアカウントと連携して利用できる、無料のメールアプリケーションです。
Notionが持つ整理機能やAIを駆使して、メール業務を大幅に効率化できる点が特徴です。
従来のメールソフトとは一線を画しており、受信トレイの自動整理や、AIによるメール下書き作成などの機能で、日々の業務を効率化できます。
また、SOC2認証やHIPAA準拠など、ビジネスで求められる高いセキュリティ基準も満たしているため、安心して利用できるのも魅力です。
Notionメールの主な5つの特徴
Notionメールの主な5つの特徴は、以下のとおりです。
- Gmailアカウントとの連携
- 自動整理機能
- AIを活用した迅速な下書き作成
- 複数アカウントの管理
- 国際規格に対応する高いセキュリティ基準
Notionメールには、日々の業務を効率化するための機能が数多く搭載されています。導入を検討している方は、Notionメールの特徴をチェックしておきましょう。
Gmailアカウントとの連携
Notionメールは、既存のGmailアカウントと直接連携できるのが特徴です。
特別な設定は不要で、Googleアカウントでログインするだけで、Gmailの受信トレイやラベルなどの情報がリアルタイムで同期されます。
例えば、Gmailで付けたラベルはNotionメールでも同様に表示され、逆にNotionメールで作成したラベルもGmail側に自動的に反映されます。
自動整理機能
Notionメールの自動整理機能は、AIを活用してメールを自動で分類し、手作業の手間を大幅に削減できます。
例えば、「請求書」や「会議の案内」などのキーワードを含むメールを、自動で特定のラベルに振り分けたり、重要度の低いメールをアーカイブしたりするルールを設定できます。
自動整理機能を活用すると、メールを一つひとつ確認し、フォルダに移動させる作業がなくなるため、メール管理の負担を軽減可能です。
AIを活用した迅速な下書き作成
Notionメールは、AIを活用してメールの下書きを作成する機能も備えているため、文章作成にかかる時間を大幅に短縮できるのが特徴です。
例えば、「昨日の会議のお礼を丁寧に伝える」と簡単な指示をNotion AIに与えるだけで、数秒のうちに自然な文章を自動で生成します。
AIによる下書き作成機能を使えば、定型的な文章を考える手間がなくなり、本来伝えるべき要件の作成に集中できるでしょう。なお、生成された下書きは自由に編集可能です。
複数アカウントの管理
Notionメールでは、複数のGmailアカウントを追加し、簡単に切り替えて管理できます。
そのため、仕事用とプライベート用など、複数のアカウントを使い分けている方でも問題なく導入可能です。
アカウントごとにログアウトや再ログインをする必要がなく、サイドバーからワンクリックでアカウントをスムーズに切り替えられます。
異なるアカウントのメールをシームレスに確認・返信できる環境であれば、ストレスなく作業を進められるでしょう。
ただし、現時点では複数のアカウントのメールを一つの受信トレイにまとめて表示する機能は提供されていません。
国際規格に対応する高いセキュリティ基準
Notionメールは、ユーザーのデータを保護するため、業界標準を満たす高いセキュリティ基準を採用しています。
具体的には、データの送受信や保存時に高度な暗号化技術(TLS 1.2以上、AES-256)を採用しています。
また、企業のセキュリティ体制を評価する「SOC2認証」の取得や、医療情報に関する厳しい規格「HIPAA」に準拠している点も特徴です。
Notionメールの導入方法【5STEP】
Notionメールは、専門知識がなくても簡単な手順で導入できます。公式サイトからGmailアカウントでサインアップするだけで、すぐに利用を開始できます。
具体的な導入手順は次のとおりです。
- Notion公式サイトの「Notionメール」ページにアクセス
- ページ内にある「無料で始める」ボタンをクリック
- Googleアカウントのログイン画面で、普段使用しているGmailアカウントでサインイン
- NotionメールからGmailへのアクセス許可を求められるため、画面の案内に従い許可
- サインインするとNotionメールの受信トレイが表示されたら、利用開始
もし、複数のGmailアカウントを保有している場合は、導入後に別のアカウントを追加可能です。
参考:Notion公式サイト
Notionメールの基本的な使い方
Notionメールの基本的な使い方を以下3つの項目に沿って解説します。
- メールの受信・閲覧
- メールの整理・管理
- メールの作成・返信
基本操作をマスターすれば、すぐにNotionメールを日々の業務に活かせるでしょう。
メールの受信・閲覧
Notionメールでは、Gmailと連携したメールを専用の受信トレイで簡単に閲覧できます。
Notionアプリのサイドバー下部にある「メール」アイコンをクリックするだけで、Notionメールの画面にアクセス可能です。
受信メールは、関連するやり取りが一つにまとまったスレッド形式で表示されるため、過去の文脈をチェックするのが容易です。
また、「カスタムビュー」機能を使えば、「未読のみ」や「添付ファイル付きのみ」などの条件でメールを絞り込んで表示できます。
メールの整理・管理
Notionメールでは、ユーザーの仕事の流れに合わせて、受信トレイの表示方法や分類ルールを自由に設定可能です。
例えば、「仕事用」「プライベート用」など複数のビューを作成し、目的に応じて表示を切り替えられます。
また、Notion AIを使って「ニュース」や「会議」などのキーワードでメールを自動的にグループ分けしたり、ラベルを付けたりする設定も可能です。
メールの作成・返信
Notionメールでは、直感的なエディタを使って簡単にメールの新規作成や返信ができます。
サイドバー上部の「メール作成」アイコンをクリックするか、キーボードの「c」キーを押すだけで、新しいメール作成画面が開きます。
エディタにはNotion独自のブロックエディタが採用されており、見出しやリストなどを自由に追加可能です。
返信する際は、受信メールのスレッドから「返信」ボタンをクリックします。AIに「丁寧な表現で返信して」と指示を出すと、返信文を自動で生成させることも可能です。
NotionメールでNotionAIが活用できる2つの場面
NotionメールでNotionAIが活用できる2つの場面は、以下のとおりです。
- スニペット(テンプレート)作成
- カレンダー連携・スケジュール調整
上記の活用法を知っておくと、メール業務をより効率的に行えるはずです。
スニペット(テンプレート)作成
Notionメールでは、Notion AIを活用して、よく使う文章のテンプレートである「スニペット」の作成と利用を効率化できます。
例えば、問い合わせへの一次返信やプロジェクトの進捗報告など、繰り返し送信する定型文にAIブロックを組み込んでテンプレート化しておけば、次回からはAIが状況に応じて内容を自動で補完してくれます。
スニペットの作成機能を活用すれば、手作業で毎回同じ文章を入力する手間が省け、業務のスピードアップと品質の安定化につながるでしょう。
カレンダー連携・スケジュール調整
Notionメールでは、AIを活用してカレンダーとの連携やスケジュール調整をスムーズに行えます。
例えば、会議の日程調整メールを受信した際、AIに「この内容でカレンダーに予定を作成して」と指示するだけで、適切な日時でカレンダーイベントが出力されます。
カレンダーイベントを出力する際に、会議に必要な資料やリンクなども自動で添付してくれるのも特徴です。
また、メールやタスクの中からAIが自動でToDoを抽出し、カレンダー上で一元管理するのも可能です。
なお、Notion AIの使い方をより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:Notion AIとは? 機能や使い方・料金・ChatGPTとの違い・活用事例5選を徹底解説
Notionメールに関するよくある質問
Notionメールに関して多くの方が抱く疑問を、Q&A形式でわかりやすくまとめました。
- どのようなメールプロバイダーに対応していますか?
- どのようなデバイスで使えますか?
- どのような言語で利用できますか?
- 無料で使えますか?
サービスを利用する前に、上記の点を確認しておきましょう。
どのようなメールプロバイダーに対応していますか?
Notionメールが対応しているメールプロバイダーはGmailのみです。(2025年7月時点)
そのため、Microsoft OutlookやYahoo!メールなど、Gmail以外のメールサービスには対応していません。
Googleアカウントを使ってログインし、Gmailの受信トレイやラベルをそのまま管理する仕組みが採用されています。
今後の対応予定も公式サイトでは明記されていないため、Gmailをメインで利用しているユーザー向けのサービスと考えておきましょう。
どのようなデバイスで使えますか?
Notionメールは、WebブラウザとMac用のデスクトップアプリで利用できます。
スマートフォン向けには、iOSアプリが近日公開予定で、Androidアプリも2025年中にリリースが予定されています。
今後はパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも順次利用できるようになり、利便性がさらに高まるでしょう。
どのような言語で利用できますか?
Notionメールのインターフェースは英語でのみ利用できます。
ただし、Notion本体がすでに日本語を含む13言語に対応していることから、Notionメールも将来的には日本語対応が進められる予定です。
なお、Notion本体で利用できる言語一覧は以下のとおりです。
- 日本語
- 韓国語
- フランス語
- ドイツ語
- スペイン語(スペイン・中南米)
- ポルトガル語(ブラジル)
- 中国語(簡体字・繁体字)
- オランダ語
- ノルウェー語
- スウェーデン語
- デンマーク語
- フィンランド語
Notionメールで正式な日本語対応が始まれば、さらに多くのユーザーにとって使いやすいツールとなるはずです。
無料で使えますか?
Notionメールは無料で利用可能です。
普段使用しているGmailアカウントを連携させるだけで、受信トレイのカスタムビュー作成やAIによるメール下書きなどの機能を、追加料金なしですぐに使い始められます。
費用を気にすることなく、メール業務の効率化を始められるのはNotionメールならではのメリットでしょう。
Notionメールで組織の本質的な課題を解決するなら「合同会社Metoo」にご相談ください
Notionメールは、AIとの連携でタスク管理やプロジェクト進行を円滑にし、仕事の生産性を向上させられるツールです。
Notionとメールを組み合わせると、情報の散在を防ぎ、チーム全体の業務効率を高められます。
もし、あなたの組織で「情報がうまく共有されない」「プロジェクト管理が煩雑になっている」などの課題を抱えているなら、「合同会社Metoo」にご相談ください。
合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。