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NotebookLMとNotion AIはどちらがおすすめ?各特徴や違い・活用シーンまで解説

NotebookLMとNotion AIはどちらがおすすめ?各特徴や違い・活用シーンまで解説

AIツールの導入を検討している中で、以下のお悩みはありませんか?

「NotebookLMとNotion AIのどちらが自社に合っているか知りたい」
「各ツールの特徴を確認して導入を判断したい」

本記事では、NotebookLMとNotion AIの特徴や、それぞれに向いている方などを詳しく解説します。

また、NotebookLMとNotion AIを合わせて活用する方法も紹介するので、最後までご覧ください。

なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。

自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。


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山田怜司

合同会社Metoo代表 山田怜司(管理の山田)

Notion公式アンバサダーであり、プロコーチとしても活動。これまでに30社以上にNotion導入・活用のコンサルティングを提供。SNS総フォロワーは3.4万人を超え、情報発信にも精力的。バックオフィス業務に16年携わった経験を活かし、業務効率化やチームマネジメントに強みを持つ。

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NotebookLMとNotion AIはどちらがおすすめ?

NotebookLMとNotion AIはどちらがおすすめ?

結論からお伝えすると、汎用的な文章作成やタスク管理ならNotion AI、手元にある資料の深い理解や事実確認を重視するならNotebookLMがおすすめです。

Notion AIは、文章の生成やアイデア出し、要約など「創る・書く・整える」作業が得意なため、日々の執筆業務や情報整理の場面で活躍します。

一方、NotebookLMは、アップロードした資料の読解や分析など「読む・理解する・分析する」作業に特化しています。

そのため、目的にあわせて使い分けるのが有効です。

NotebookLMとは

NotebookLMとは

NotebookLMは、Googleが開発したAI搭載のノートブックツールで、ユーザーがアップロードした資料を情報源にして、要約や分析、質疑応答を行うのが特徴です。

Googleの高性能な大規模言語モデル「Gemini」を搭載し、教育や研究、ビジネスにおける知識の整理や深い分析に向いています。

参考:NotebookLM公式サイト

ここでは、以下の項目に沿ってNotebookLMを解説します。

  • NotebookLMの主な機能
  • NotebookLMの利用がおすすめな人

AIツールの導入を検討している方は参考にしてください。

NotebookLMの主な機能

NotebookLMは、PDFやGoogle Docsなどのドキュメントを読み込ませると、プロンプトに応じてAIが内容を自動で要約するため、長文の資料でも短時間で概要を把握できます。

回答は読み込ませた情報から生成されないためハルシネーション(誤情報)の低減が可能です。根拠となった資料内の箇所へのリンクが自動で表示されるため、情報の信頼性を確認できます。

また、複数の資料を横断的に分析し、共通点や相違点を抽出する機能も便利です。その他、学習ガイドやFAQの自動生成、アイデア出しのサポートなど、幅広い用途に対応しています。

なお、NotebookLMは、日本語を含む多言語に対応しているため、外国語の資料の日本語要約にも活用できます。

NotebookLMの利用がおすすめな人

NotebookLMは、大量の情報を扱う方におすすめです。ビジネスの現場では、会議資料や業務マニュアルの理解を深めたいビジネスパーソンに役立つでしょう。

また、クライアントから受け取った資料を深く分析したいコンサルタントやマーケターにも最適です。

その他、既存の資料を活用してFAQや新たな戦略案を作成したい、経営者や企画担当者にも向いています。

Notion AIとは

Notion AIとは

Notion AIは、「Notion」に組み込まれたAIアシスタント機能です。

Notionのページ上で作成したドキュメントやデータベースに対して、文章の作成、要約、翻訳、アイデア出しなど、さまざまな作業をAIに任せられます。

操作が簡単で、AIに関する専門的な知識がなくても直感的に利用できる点が魅力です。なお、Notion AIに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:Notion AIとは?機能や使い方・料金・ ChatGPTとの違い・活用事例5選を徹底解説

参考:Notion AI公式サイト

ここでは、以下の項目に沿ってNotion AIを解説します。

  • Notion AIの主な機能
  • Notion AIの利用がおすすめな人

AIツールの導入を検討している方は参考にしてください。

Notion AIの主な機能

Notion AIは、スペースキーを押すだけでAIアクションを呼び出し、以下のタスクを素早く実行できます。

  • 文章の要約
  • 校正
  • 翻訳
  • アイデア出し
  • 下書き作成

また、NotionにアップロードしたPDFや画像の内容をAIが解析し、要約を作成する機能も便利です。

データベースに蓄積された情報からQ&A形式で回答させ、根拠となるページリンクを表示することも可能です。

その他、テンプレートを活用すれば、定型的な議事録やレポート作成をより速く進められるでしょう。

Notion AIの利用がおすすめな人

Notion AIは、ブログ記事やレポートなど、文章を作成する機会が多いライターやマーケターにおすすめです。

業務でアイデア出しや企画立案を行う必要がある方も、Notion AIを使えば発想のヒントを得やすくなるでしょう。

また、議事録やToDoリストの整理など、日々の情報を整える業務が多いビジネスパーソンにもおすすめです。

その他、定型的なメール作成やSNS投稿など、繰り返し発生する作業を自動化する場合にも活用できます。

NotebookLMとNotion AIの違い

NotebookLMとNotion AIの違い

NotebookLMとNotion AIは、得意分野が異なります。

項目NotebookLM (リサーチ型AI)Notion AI (アウトプット型AI)
得意なこと既存資料の読解・分析・要約ゼロからの文章作成・アイデア出し
主な機能資料に基づいた質疑応答複数資料の横断分析出典の自動表示文章の自動生成・校正・翻訳タスクの整理・自動化Notionデータベースとの連携
最適な用途調査、学習、比較検討執筆、情報整理、ブレインストーミング

NotebookLMは、提供した資料の内容だけを基に回答するため、情報の正確性が求められるリサーチ業務に適しています。

一方、Notion AIは、創造的な文章を作成したり表現を整えたりする作業が得意です。

NotebookLMとNotion AIの活用シーン

NotebookLMとNotion AIの活用シーン

NotebookLMとNotion AIの活用シーンを解説します。

  • NotebookLMの主な活用シーン
  • Notion AIの主な活用シーン

両ツールが具体的にどのようなビジネスシーンで活躍するのか見ていきましょう。

NotebookLMの主な活用シーン

NotebookLMは、複数の資料を深く読み解き、分析する場面で力を発揮します。

例えば、社内に散在する複数の規定や過去のプロジェクト資料を読み込ませ、部署間のルールの共通点や相違点を抽出できます。

また、長文の会議資料や市場調査レポートを事前に読み込ませて要点を整理すれば、準備時間を大幅に短縮できるでしょう。

提案書や企画書の草案を分析させ、ブラッシュアップに役立てることも可能です。

その他、複数の海外レポートを日本語で要約させ、最新の市場動向を素早く把握する使い方も考えられます。

Notion AIの主な活用シーン

Notion AIは、日々のドキュメント作成やタスク管理を効率化する場面で幅広く活用できます。

例えば、ブログ記事やレポート作成で、構成案の作成から本文の執筆、推敲までを一貫してサポートするため、コンテンツ制作の時間を削減できます。

日々の業務で発生するメール文やSNS投稿の作成・校正も、Notion AIに任せれば素早く完了するでしょう。

また、会議の議事録を貼り付ければ、AIが内容を解析し、実行すべきToDoリストを自動で抽出してくれます。

プロジェクト管理やナレッジ共有で使うテンプレートも、Notion AIを使えば目的に応じて簡単に作成可能です。

NotebookLMとNotionの連携機能は現状ない【合わせた活用は可能】

NotebookLMとNotionの連携機能は現状ない【合わせた活用は可能】

現時点(2025年8月時点)で、NotebookLMとNotionを直接連携させる公式な機能は提供されていません。

しかし、直接的な連携がなくても、両ツールを組み合わせて使う「合わせ技」は有効です。

具体的には、NotebookLMで整理・要約した情報をNotionにコピー&ペーストし、文章化を依頼する使い方が有効です。

両ツールを合わせて活用すれば、インプット作業をNotebookLMが、アウトプット作業をNotion AIが担う、効率的な役割分担を実現できます。

NotebookLMとNotion AIを合わせて活用する方法【4STEP】

NotebookLMとNotion AIを合わせて活用する方法【4STEP】

NotebookLMとNotion AIを合わせて活用する方法は、以下のとおりです。

  1. NotebookLMでWebやPDFから情報を集約し、要点を箇条書きで整理
  2. 整理した情報をNotionに貼り付け、Notion AIに構成案の作成を依頼
  3. Notion AIで構成案に基づいた各セクションの執筆を依頼
  4. Notion AIで文調の調整、タイトル案生成、文法チェックを実施

インプット(情報整理)をNotebookLM、アウトプット(執筆)をNotion AIに担当させることで効率と品質を両立できるでしょう。

NotebookLMやNotion AIのようなAIツール利用時の3つの注意点

NotebookLMやNotion AIのようなAIツール利用時の3つの注意点

NotebookLMやNotion AIのようなAIツール利用時の3つの注意点は、以下のとおりです。

  • AIの回答は誤りを含む可能性がある
  • セキュリティと情報漏えいのリスクを意識する必要がある
  • 著作権や知的財産権の侵害リスクがある
  • AI活用に関するルールと社員教育が必要になる

AIの能力を過信せず、リスクを管理しながら活用するのが重要です。

AIの回答は誤りを含む可能性がある

AIが生成する回答は、常に正しいとは限りません。NotebookLMは根拠資料を提示しますが、文脈の誤解により、誤った回答(ハルシネーション)を生成する可能性があります

生成AIは、情報が間違っていても、もっともらしい文章を出力する性質があります。また、最新の情報が含まれていないケースも少なくありません。

AIの回答が生成されるプロセスは不透明な部分も多いため、結論に至った理由を完全に把握するのは困難です。

そのため、AIの回答は人間が内容を精査し、事実確認を行う必要があります。

セキュリティと情報漏えいのリスクを意識する必要がある

クラウド上で提供されるAIサービスを利用する際は、セキュリティと情報漏えいのリスクを意識しなければなりません。

入力したデータがAIの学習に再利用される可能性があるため、個人情報や企業機密の取り扱いには細心の注意が必要です。

また、プロンプトインジェクション攻撃のセキュリティリスクも存在します。

リスクを避けるためには、AIツールに情報を入力する前に匿名化処理を施したり、アクセス権限を厳格に管理したりするなどの対策が求められます。

著作権や知的財産権の侵害リスクがある

AIが生成したコンテンツが、意図せず第三者の著作権や知的財産権を侵害してしまうリスクがあります。

AIはインターネット上の膨大なテキストや画像を読み込んでいるため、生成した文章や画像が、既存のコンテンツと酷似してしまう可能性が考えられます。

特に、生成されたコンテンツをブログ記事や広告などの商用目的で利用する際は、注意が必要です。

もし、既存の著作物と似ていた場合、著作権者から権利侵害を指摘される場合もあります。

コンテンツを個人的に利用する場合と、公開・商用利用する場合とでは法律上の扱いが異なるため、利用範囲を正確に把握しておくことが大切です。

AI活用に関するルールと社員教育が必要になる

生成AIツールを組織で活用する場合、利用ガイドラインや運用ルールを整備しましょう。

誤った情報の拡散や、意図しない著作権侵害を防ぐため、社内ポリシーを明確に策定することが大切です。

また、全社員のセキュリティリテラシーを高めるための教育や研修も必要不可欠です。

NotebookLMとNotion AIで迷っているなら「合同会社Metoo」にご相談ください

NotebookLMとNotion AIで迷っているなら「合同会社Metoo」にご相談ください

タスクを効率化するためには、NotebookLMとNotion AIの違いを理解し、目的や状況に合わせて選択するのが有効です。

また、ハルシネーションや情報漏えいのリスクも把握した上で、両ツールを安全に活用していきましょう。

なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。

自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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