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Notionのタイムラインビューとは?作り方やプロジェクト管理での活用法を解説

Notionのタイムラインビューとは?作り方やプロジェクト管理での活用法を解説

Notionを普段から使用している方で、以下のお悩みはありませんか?

「プロジェクトのスケジュール管理をもっと視覚的に行いたい」
「Notionのタイムラインビューが便利そうだけど使い方がよくわからない」

Notionのタイムラインビューは、タスクやプロジェクトの流れを直感的に把握できるツールですが、機能を最大限に活かすためにはコツが必要です。

本記事では、タイムラインビューの基本機能や作成手順などを詳しく解説します。タイムラインビューの活用シーンも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。

自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。合同会社Metooへ無料で相談する

また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。


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山田怜司

合同会社Metoo代表 山田怜司(管理の山田)

Notion公式アンバサダーであり、プロコーチとしても活動。これまでに30社以上にNotion導入・活用のコンサルティングを提供。SNS総フォロワーは3.4万人を超え、情報発信にも精力的。バックオフィス業務に16年携わった経験を活かし、業務効率化やチームマネジメントに強みを持つ。

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Notionのタイムラインビューとは?

Notionのタイムラインビューとは?

Notionのタイムラインビューは、タスクやプロジェクトを時間軸に沿って視覚的に管理するためのデータベース表示形式の一つです。

ガントチャートのように、各項目の開始日と終了日をバーで表示し、全体のスケジュールや進捗状況を一目で把握できます。

タスクの期間を変更したい場合は、バーの端をドラッグ&ドロップするだけで簡単に調整可能です。

また、プロジェクト管理では、複数のタスクの重なり具合や担当者の割り当て状況が明確になるため、計画の遅延が発生した際も迅速に対応できます。

【ケース別】タイムラインビューを作成する手順

【ケース別】タイムラインビューを作成する手順

タイムラインビューを作成する手順を、以下のパターン別に解説します。

  • タイムラインビューを新規作成する場合【3STEP】
  • 既存データベースにタイムラインビューを追加する場合【3STEP】

タイムラインビューの作成は、新しく作る場合と、既存のデータベースに追加する場合の2パターンに分けられます。

タイムラインビューを新規作成する場合【3STEP】

Notionでタイムラインビューをゼロから作成する手順は、いたってシンプルです。以下の3ステップで、すぐにプロジェクト管理を始められます。

  1. ワークスペースに新しいページを作成
  2. ページの冒頭にある選択肢の中から「タイムライン」を選択

インラインで作成する場合は、任意のページで「/timeline」と入力し、「タイムラインビュー」を選択しましょう。

上記の手順だけで、時系列でタスクを管理できるタイムラインビューが完成します。タスクやプロジェクト名を入力していけば、視覚的な計画表を作成可能です。

既存データベースにタイムラインビューを追加する場合【3STEP】

既存のデータベースをタイムライン形式で表示することも可能です。以下の手順を踏めば、既存のデータを活用して、視覚的なスケジュール管理へ移行できます。

  1. タイムラインビューを追加したい既存のデータベースを開く
  2. データベースタイトルの横にある「+ビューを追加」をクリック
  3. 表示されるビューの種類から「タイムライン」を選択

上記の手順により、リスト形式で管理していたタスクを、時間軸を持ったタイムラインビューで確認できるようになります。

データの二重入力が不要なため、管理方法の幅が広がるでしょう。

タイムラインビューの主な4つの活用シーン

タイムラインビューの主な4つの活用シーン

タイムラインビューの主な活用シーンを4つ紹介します。

  • プロジェクト管理・進捗把握
  • イベントやキャンペーンのスケジュール管理
  • チームコラボレーション・情報共有
  • タスク管理・個人の作業計画

上記の活用法を知ることで、あなたの業務効率は格段に向上するでしょう。

プロジェクト管理・進捗把握

タイムラインビューは、プロジェクト管理に最適です。各タスクの期間や進捗を時間軸上で一覧できるため、プロジェクトの全体像を直感的に把握できます。

タスク間の依存関係やスケジュールの重複が一目で分かると、計画の無理やボトルネックを早期に発見可能です。

また、進捗に遅れが出た場合でも、バーをドラッグ&ドロップするだけで簡単にスケジュールを再調整できます。

イベントやキャンペーンのスケジュール管理

タイムラインビューは、期限のあるイベントやキャンペーンの計画にも役立ちます。準備から開催までの一連のタスクを時系列に並べることで、全体の流れを把握可能です。

例えば、イベント開催に向けて「会場手配」「告知」「資料作成」などの各タスクを配置し、担当者と期限を設定します。

担当者と期限を設定すれば、「誰が・いつまでに・何をすべきか」が一目瞭然となり、準備の抜け漏れを防げます。

もし、複数のキャンペーンが同時進行する場合でも、重要なマイルストーンを見落とさずに管理できるはずです。

チームコラボレーション・情報共有

タイムラインビューは、チーム内の情報共有を円滑にします。

プロジェクトの全体像や各メンバーのタスク状況が時系列で可視化されるため、「誰が・いつまでに・何をするのか」の認識をチーム全体で揃えられます。

タイムラインビューを活用すれば、口頭での確認や複数の資料を行き来する必要がなくなり、コミュニケーションコストを削減できます。

また、フィルター機能を使うと、特定の担当者のタスクだけを抽出して表示可能です。

計画に変更があった場合も、タイムライン上で即座に共有され、全員が最新情報を元に作業を進められます。

タスク管理・個人の作業計画

タイムラインビューは、個人のタスク管理にも役立ちます。日・週・月単位で自身のタスクや予定を時系列に並べることで、作業の優先順位や流れを直感的に把握可能です。

「今週やるべきタスク」をタイムライン上に配置すれば、各タスクの期限や所要時間を確認でき、計画的な作業が実現できるでしょう。

一つのタスクが長引いた場合でも、他のタスクの期間をドラッグ&ドロップで簡単に調整し、柔軟に計画を見直せます。

タイムラインビューの5つのカスタマイズ方法

タイムラインビューの5つのカスタマイズ方法

タイムラインビューのカスタマイズ方法を5つ紹介します。

  • タイムラインの表示期間の調整
  • プロジェクト期間の調整
  • プロパティの表示・非表示
  • テーブルの表示・非表示
  • 表示件数の制限

簡単なカスタマイズで、あなたのタイムラインビューは格段に見やすくなります。

タイムラインの表示期間の調整

タイムラインビューの表示期間は、目的に応じて柔軟に変更できます。

ビューの右上にある期間のドロップダウンメニューをクリックし、「日・週・四半期・年」など、希望する表示単位を選びましょう。

日々の細かいタスクを確認したい場合は「週」表示、プロジェクト全体の長期的な計画を見たい場合は「年」表示に切り替えます。

表示期間の調整により、短期的な視点と長期的な視点をスムーズに行き来しながら、状況に応じたスケジュール管理を実現可能です。

プロジェクト期間の調整

プロジェクト期間の調整は、タイムライン上で直感的に行えます。期間を変更したいタスクのバーにカーソルを合わせると、バーの左右の端に縦線が表示されます。

縦線をドラッグ&ドロップすることで、バーの長さを自由に調整し、開始日や終了日を簡単に変更可能です。

急な仕様変更や予期せぬトラブルで計画が変わった際も、素早くスケジュールを更新できるでしょう。

プロパティの表示・非表示

プロパティの表示・非表示

タイムラインビューでは、タイムライン上の各タスクの横に、担当者や進捗状況などの情報を表示できます。

表示方法は、ビュー右上の「⋯」メニューから「プロパティ」を選択し、表示したいプロパティのトグルをオンにするだけです。

例えば、「担当者」プロパティを表示すれば、誰がどのタスクを担当しているかが一目でわかります。逆に、表示をシンプルにしたい場合は、不要なプロパティをオフにしてください。

プロパティの表示・非表示により、自身やチームにとって重要な情報だけを表示させ、視認性を高められます。

テーブルの表示・非表示

タイムラインビューでは、左側にタスクの一覧をテーブル形式で表示できます。

タイムラインビューの左上にある「>>」アイコンをクリックするとテーブルが表示され、「<<」アイコンで非表示に切り替えられます。

テーブルを表示すると、タイムラインの視覚的なスケジュールと、各タスクの詳細な情報を一覧で同時に確認可能です。

テーブルの表示・非表示機能は、日付やステータス、優先順位など、多くの情報を一度に確認・編集したい場合に便利です。

表示件数の制限

データベースに多くのタスクが含まれている場合、一度に表示する件数を制限すると、視認性を上げられます。

ビュー右上の「⋯」メニューから「読み込み制限」を選択し、表示したいページ数を指定しましょう。

表示件数を制限すれば、情報量が多くタイムラインが長くなりすぎている場合でも、画面が煩雑になるのを防ぎ、必要な範囲の情報だけを効率的に確認できます。

タイムラインビューの応用的な3つの使い方

タイムラインビューの応用的な3つの使い方

タイムラインビューの応用的な使い方を3つ紹介します。

  • ガントチャートとしての活用
  • ボタン機能と変数を使った自動化
  • テーブルビューとの併用による多角的管理

上記のテクニックを用いれば、あなたのプロジェクト管理はさらに洗練されます。

ガントチャートとしての活用

Notionのタイムラインビューは、本格的なガントチャートとしても活用できます。

例えば、開発プロジェクトのスケジュール管理では、各タスクに開始日・終了日を設定し、タイムライン上で期間をドラッグ&ドロップ操作だけで調整可能です。

タイムラインビューをガントチャートとして活用すれば、プロジェクト全体のクリティカルパスを特定しやすくなります。

また、担当者やステータスなどのプロパティと組み合わせると、より詳細な進捗管理を実現可能です。

ガントチャートの活用法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:Notionのガントチャートとは?3つのメリット・デメリットや作り方、活用テクニックを解説

ボタン機能と変数を使った自動化

Notionのボタン機能や変数をタイムラインビューと組み合わせることで、定型的な作業を自動化できます。

例えば、「新規タスク追加」ボタンを作成しクリックするだけで、テンプレート化されたタスクをタイムライン上に追加可能です。また、変数を使えばより高度な自動化を実現できます。

親タスクのステータスが「完了」になったら、関連するサブタスクも自動で「完了」にするようなルールも設定できます。

ボタン機能と変数を使った自動化を行うと、手作業によるミスを減らし、管理業務を大幅に効率化できるでしょう。

テーブルビューとの併用による多角的管理

タイムラインビューとテーブルビューを併用すると、プロジェクトを多角的に管理できます。

具体的には、タイムラインビューで時間軸に沿った全体像を把握しつつ、テーブルビューで各タスクの詳細なデータを一覧で確認・編集するなどの使い方が可能です。

タイムラインビューとテーブルビューは、同じデータベースを参照しているため、どちらかのビューで情報を更新すれば、もう一方にも自動で反映されます。

視覚的なスケジュール管理と、データに基づいた詳細な管理をシームレスに行き来できるため、より精度の高いプロジェクト運営を実現可能です。

タイムラインビューに関するよくある質問

タイムラインビューに関するよくある質問

タイムラインビューに関するよくある質問は、以下のとおりです。

  • タイムラインビューは無料プランでも使えますか?
  • 他のユーザーとタイムラインビューを共有できますか?

それぞれ回答するので、確認しておきましょう。

タイムラインビューは無料プランでも使えますか?

タイムラインビューはNotionの無料プランでも問題なく利用できます。

タイムラインビューは、カレンダービューやリストビューなどと同様に、データベースの基本的な表示形式の一つとして提供されています。

ただし、無料プランの場合は、ワークスペースに参加できる人数や、作成できるコンテンツの量に一部制限がある点に注意が必要です。

他のユーザーとタイムラインビューを共有できますか?

タイムラインビューは他のユーザーと簡単に共有できます。

Notionではページ単位で共有設定を行うため、ページを共有すれば、タイムラインビューも一緒に共有されます。

また、特定のメールアドレスを招待して編集や閲覧権限を与えたり、「Webで公開」をオンにして誰でも閲覧できるリンクを発行したりすることも可能です。

タイムラインビューを活用すれば、チームメンバーやクライアントとリアルタイムでプロジェクトの進捗を共有できます。

タイムラインビューで業務フロー最適化を実現するなら「合同会社Metoo」にご相談ください

タイムラインビューで業務フロー最適化を実現するなら「合同会社Metoo」にご相談ください

Notionのタイムラインビューは、プロジェクトやタスクの進行状況を時系列で直感的に把握できる、有用な機能です。

各タスクの期間や全体の流れ、重複が一目で確認できるため、計画立案や進捗管理を大幅に効率化できます。

もし、タイムラインビューの活用を含め、Notionを使った組織全体の業務フロー構築や情報共有の仕組み作りに悩んでいる場合は、専門家の力を借りるのも一つの選択肢です。

合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。

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