
Notionのギャラリービューとは?5つのカスタマイズ方法や活用例5選まで解説
Notionを活用している方で、以下のようなお悩みはありませんか?
「Notionの情報を画像を使って分かりやすく整理したい」
「ギャラリービューの便利な活用方法が知りたい」
ギャラリービューは、データベース内の各ページを画像付きのカード形式で表示できる機能です。文字情報だけでは伝わりにくいプロジェクトやアイデアを、視覚的に美しく管理できます。
本記事では、Notionギャラリービューの基本からデータベースの作成、5つのカスタマイズ術、具体的な活用例などを詳しく解説します。
ギャラリービューを便利に活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析をおこなった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
Notionを有効活用したいがよく分からずお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。

Contents
Notionのギャラリービューはどんな機能?
Notionのギャラリービューは、データベース内の各ページを、画像付きのカード形式で一覧表示できる機能です。
カードに表示する画像をページの「カバー画像」や「本文中の画像」などから自由に選択できる柔軟性が特徴です。
また、カードのサイズ(小・中・大)や画像の表示・非表示、表示順序を変更できるため、見やすさを調整できます。画像のないページにはカードの空白やボタン風の表示が可能で、スッキリとしたUI設計ができるでしょう。
主に、ビジュアルが重視されるプロジェクト管理やポートフォリオ、資料一覧などで活用できます。
参考:ギャラリービュー – Notion (ノーション)ヘルプセンター
Notionでギャラリービューのデータベースを作成する2つの方法
ここでは、Notionでギャラリービューのデータベースを作成するための2つの方法を紹介します。
- ギャラリービューの作成手順【4STEP】
- ギャラリービューを既存のデータベースに追加する方法【4STEP】
どちらの方法も簡単な手順で完了できるので、ご自身の状況に合わせて試してみてください。
ギャラリービューの作成手順【4STEP】
新規ページからギャラリービューを作成する手順は、以下の4ステップです。
- 新しいページを作成する
- 「ここから始める」から「⋯」をクリックし、「ギャラリー」を選択する
- インラインギャラリーとして作成する場合は、ページ内で「/Gallery view」と入力し、Enterキーを押す
- 必要に応じて画像をインポートし、カード形式で表示される状態を確認する
上記の手順で、ギャラリービューを構築できます。
ギャラリービューを既存のデータベースに追加する方法【4STEP】
すでに情報が入力されたデータベースを、ギャラリービューで表示する方法を解説します。
- データベースの左上にある「+」をクリックする
- 表示されるドロップダウンから「ギャラリー」を選択する
- 新しいビューとしてギャラリービューが追加され、画像付きカード形式で表示される
上記の方法を使えば、既存のデータを異なる視点で簡単に視覚化できます。
Notionのギャラリービューをカスタマイズする5つの方法
ギャラリービューは、見た目や機能を自分好みに変更できる点が魅力です。ここでは、覚えておくと便利な5つのカスタマイズ方法を紹介します。
- カードプレビューの変更
- 画像の表示調整
- カードの並べ替え
- カードサイズの変更
- プロパティの表示・非表示と順序の変更
上記の方法をマスターすれば、より洗練されたページを作成できるでしょう。
なお、さらにデザイン性を高めたい方は、下記の動画も参考にしてみてください。
カードプレビューの変更
カードにどの画像を表示するかは、「カードプレビュー」設定で変更できます。設定画面の「レイアウト」から、以下3種類の表示形式を選択してください。
- ページカバー:ページに設定されたカバー画像を表示
- ページコンテンツ:ページ本文の最初の画像を表示(画像がない場合はテキストプレビュー)
- ファイル&メディア:画像ファイルをアップロードしたファイルプロパティの画像を表示(※プロパティを追加している場合のみ設定可能)
また、「カードプレビューなし」を選ぶと画像を非表示にでき、ボタンが並んだようなシンプルな見た目に変わります。
画像の表示調整
画像の表示方法を調整すると、ギャラリーの印象を大きく変えられます。「画像を表示枠のサイズに合わせる」をオンにすると、画像全体がカード内に収まり、オフにすると、画像はカードいっぱいに拡大表示されます。
さらに細かく調整したい場合は、画像にカーソルを合わせて「表示位置を変更」をクリックしてください。ドラッグ操作で、画像の見せたい部分を自由に切り取って表示できます。表示範囲や位置を微調整すると、画像の持つ雰囲気をより効果的に伝えられるでしょう。
カードの並べ替え
ギャラリービューでは、カードをドラッグ&ドロップするだけで、直感的に並べ替え可能です。並べ替え操作は上下左右の方向に対応しています。
重要な情報を先頭に持ってきたり、関連項目を隣に配置したりと、思いのままにレイアウトを整理できるでしょう。一度設定した並び順は自動で保存されるため、ビジュアルを重視した情報整理にとても便利です。
カードサイズの変更
カードのサイズは、「小」「中」「大」の3段階から選択できます。設定メニューの「レイアウト」内にある「カードサイズ」から変更してください。
ただし、画像の縦横比や余白の状態によっては、サイズを変更しても見た目の変化が分かりにくい場合があります。そのため、写真集のように画像そのものを見せたい場合は、カードの「名前」プロパティを非表示にして文字情報をなくすと、より洗練された印象になります。
プロパティの表示・非表示と順序の変更
カードの下部にはページの情報を表す「プロパティ」を表示でき、表示する項目は自由に設定可能です。「プロパティ」をクリックし、表示したい項目のスイッチをオンにしてください。なお、不要な情報はオフにして非表示にできます。
表示順も、「⋮⋮」アイコンをドラッグするだけで簡単に入れ替えられます。
例えば、社員一覧で「部署」や「役職」を必要に応じて表示・非表示にすると、情報をコンパクトに確認できて便利です。
Notionのギャラリービューの5つの活用例
ギャラリービューの機能とカスタマイズ方法を活かした、具体的な活用例を5つ紹介します。
- 日記
- 社員紹介
- 名刺管理
- 読書管理
- 記事作成の進行管理
上記の例をヒントに、自分に合ったNotion活用法を見つけてみてください。
日記
ギャラリービューは、日々の出来事を記録する日記に最適です。その日を象徴する写真とともに思い出を残せば、後から見返したときに記憶が鮮やかによみがえります。
この方法はモバイルでの閲覧に適しており、シンプルなレイアウトで手軽に記録できるのが魅力です。
各日記にタイトルをつければ検索も簡単になり、過去の出来事をすぐに見つけられるでしょう。カードサイズや表示プロパティを調整し、自分だけのオリジナル日記帳を作成してみてください。
社員紹介
社員紹介ページにギャラリービューを活用すると、顔写真やアイコンでメンバーを分かりやすく紹介できます。誰がどの部署にいるか一目で把握でき、社内コミュニケーションの活性化につながります。
カードの下に表示するプロパティで部署名や役職を表示したり、フィルター機能で特定のチームだけを絞り込むことも可能です。
社員の表彰歴や特技なども記録しておけば、メンバーの意外な一面を知るきっかけにもなるでしょう。
名刺管理
ギャラリービューで名刺を管理すると、会社名・担当者名・顔写真を一覧で視覚的に整理できます。営業訪問前やフォローアップ時に、素早く相手の情報を参照できるため、商談準備がスムーズに進められるでしょう。
プロパティに「重要度」や「商談ステータス」を設定し、フィルター機能で絞り込めば、優先すべき取引先や進捗状況をすぐに可視化できます。名刺ごとの個別ページに会話内容や印象、今後のアクションなどを記録できるため、チーム内での情報共有も簡単です。
読書管理
読んだ本の記録にギャラリービューを使うと、視覚的に本棚を再現できます。
プロパティで本のタイトルや著者、ジャンル、読了状況などを管理すれば、ソートやフィルター機能で読みたい本をすぐに見つけ出せるでしょう。
さらに、感想やアクションプラン、再読回数、スコアなど、自分に必要な項目を自由に追加でき、オリジナルの読書管理データベースを作成できます。
記事作成の進行管理
ギャラリービューは、記事作成のようなプロジェクト管理にも役立ちます。INBOXとタスクDBを連携させれば、記事ごとの進捗を一元管理できます。「作成開始日→公開日」など期間表示用プロパティを活用すると、視認性も向上できるでしょう。
また、ステータスプロパティで「未着手」「進行中」「完了」をグループに分ければ、進捗が一目で把握でき、作業遅れの早期発見につなげられます。
ギャラリービュー以外のNotionのレイアウト・ビュー機能
ここでは、ギャラリービュー以外のNotionのレイアウト・ビューを5つ紹介します。
- テーブルビュー
- ボードビュー
- タイムラインビュー
- カレンダービュー
- リストビュー
上記のビューを使い分けると、情報を最適な形で見える化できます。
なお、各ビューの使い方は、下記の動画も参考にしてみてください。
テーブルビュー
テーブルビューは、データベースをスプレッドシートのように表示する基本的な形式です。各プロパティが列、各ページが行として表示されるため、情報を一覧で比較したり、一括で編集したりする作業に向いています。
なお、データベースページは「サイドピーク」「ポップアップ」「フルページ」から選択可能です。
ボードビュー
ボードビューは、タスクやプロジェクトの進捗を管理するのに適したレイアウトです。「ステータス」などのプロパティを基準にページを列でグループ分けし、進捗状況を視覚的に把握できます。
ページを横に移動するだけでステータスを簡単に変更でき、画像表示設定(カードプレビュー)やカードサイズの設定も可能です。
タイムラインビュー
タイムラインビューは、「ガントチャート」形式で表示されるため、プロジェクトのスケジュール管理に便利です。データベース内のページが時系列で表示でき、各ページの表示期間をバーの伸縮で調整できます。
また、表示基準とする日付プロパティを選択できたり、タイムライン左側にプロパティを表示するテーブルも併用できます。
カレンダービュー
カレンダービューは、情報をカレンダー形式で表示するレイアウトのことで、日付に関連する予定やタスクの管理に役立ちます。
ページがカレンダー上の対応する日付のマスに表示されるため、いつ何があるのかを一目で把握できます。表示単位は「週」または「月」から選択可能です。
また、表示基準となる日付プロパティを選択でき、デフォルトではポップアップ形式でページが開きます。
リストビュー
リストビューは、シンプルにページを一覧表示するレイアウトです。余計な装飾がなく、情報を一目で素早く確認したい場合に適しています。
ページが縦一列に並び、表示するプロパティもユーザーが自由に選択できるため、重要な情報だけに集中したいときに役立ちます。
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この記事では、Notionの「ギャラリービュー」の概要から作成手順、カスタマイズ方法、具体的な活用例などを解説しました。
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