
Notionが重くなる5つの原因とは?3つの対策や快適な利用のポイントを解説
Notionを普段から使用している方で、以下のようなお悩みはありませんか?
「最近、Notionの動作がなんだか重い…」
「ページを開くのに時間がかかって、作業が進まない」
本記事では、Notionが重くなる主な5つの原因を分析し、誰でもすぐに実践できる3つの具体的な対策を解説します。
Notionが重くなる原因を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
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また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。

Contents
Notionが重くなる5つの原因とは?
ここでは、Notionのパフォーマンス低下を引き起こす主な5つの原因を解説します。
- データベースの肥大化
- 大量の埋め込みコンテンツ・画像や動画ファイル
- 不適切なページ設計
- 不安定なインターネット回線
- デバイスのスペック不足
上記の5つの原因を知っておくと、自分のNotion環境を見直す際のヒントになります。
データベースの肥大化
Notionが重くなる最大の原因の一つは、データベースが大きくなりすぎる点です。データベース内のページ数やプロパティ(列)の数が増えるほど、Notionはすべてを読み込むのに時間がかかります。
複数のデータベース間で情報を参照しあう「リレーション」や、関連するページの情報を集計する「ロールアップ」などを多用すると、処理の負荷はさらに増大します。
大量の埋め込みコンテンツ・画像や動画ファイル
ページ内に画像や外部サービス(YouTubeやGoogleマップなど)の埋め込みコンテンツが大量にあると、ページの表示速度は低下します。
Notionはページを開く際に、これらのコンテンツをすべてインターネット経由で読み込み、表示しようとします。
コンテンツの数が多かったり、一つひとつのファイルサイズが大きかったりすると、読み込みに時間がかかり、ページの表示が完了するまで待たされることになるでしょう。
不適切なページ設計
ページの構造が複雑すぎるのも、動作が重くなる原因です。一つの巨大なデータベースに何千ものページを詰め込んで表示したり、一つのページに多数のインラインデータベースを配置したりする設計は推奨されません。
また、すでに使用していない古いページや、不要になったプロパティが整理されずに蓄積されている状態も、パフォーマンス低下につながります。情報が必要以上に複雑に絡み合っていると、Notionが情報を処理する際の負荷が大きくなってしまいます。
不安定なインターネット回線
Notionはクラウドベースのサービスであるため、快適な利用には安定したインターネット接続が必要です。データは常にNotionのサーバーと同期されており、ページの表示や編集内容の保存は、すべてインターネット通信を介して行われます。
Wi-Fiの電波が弱い、通信速度が遅いなど、インターネット回線が不安定な環境では、ページの表示が遅れたり、操作が反映されなかったりします。
デバイスのスペック不足
Notionを快適に利用するには、ある程度の性能を持つデバイス(パソコンやスマートフォン)が必要です。Notionは比較的高度な処理を行うアプリケーションであり、大規模なデータベースや複雑なページを扱う際には、多くのメモリやCPUパワーを消費します。
古いパソコンやスペックの低いスマートフォンでは、OSやブラウザのバージョンがNotionの推奨要件を満たしていない場合があります。推奨要件を満たしていないと動作が遅くなったり、アプリがフリーズしたりする原因になるでしょう。
Notionが重い時に行うべき3つの対策
ここでは、Notionの動作が重いと感じたときに試せる3つの対策を紹介します。
- 画像やファイルの最適化
- データベースの最適化
- ページ設計の再構築
上記の対策を知っておくと、Notionの使い心地を改善するイメージがつかみやすくなります。
画像やファイルの最適化
ページに大量の画像やファイルがある場合は、画像の容量を小さくしたり、不要なファイルを削除したりすると読み込みがスムーズになります。
Notionのページに画像や大きなファイルがたくさんあると、ページの表示が遅くなります。
そのため、画像やファイルを最適化するには、以下の対策が有効です。
- 不要な画像やファイルは「⋯ 」メニューから削除する
- 画像をトグルブロック内に入れて、初期表示時の読み込み負荷を軽減する
- 画像やファイルはアップロード前に圧縮し、できるだけ小さいサイズにする
- ファイルが大きすぎて表示できない場合は、「ファイル」としてアップロードする
上記を意識するだけでも、ページ表示がスムーズになります。
データベースの最適化
肥大化したデータベースは、パフォーマンス低下の主な原因です。データベースに大量のページや多くのプロパティ、複雑な計算式が含まれていると、読み込みや処理に時間がかかります。
データベースの最適化を行う場合は、以下の方法が有効です。
- 不要なページや古いデータを削除する、またはフィルターで非表示にする
- 重要でないプロパティ(列)はデータベースビューで非表示にする
- 複雑な数式やロールアップの使用を必要最小限に抑える
- アクセスの多いページはリンクドデータベースにまとめ表示する
- セレクトや日付などシンプルなプロパティで絞り込むフィルターを活用する
上記の整理を進めると、データベースの動作が軽くなり、ページ全体の表示速度も向上するでしょう。
ページ設計の再構築
ページの構造そのものを見直すことも、パフォーマンス改善につながります。ページ設計を見直す場合は、以下の対策をしてみましょう。
- サイドバーや階層を整理し、よく使うページだけをトップに配置する
- 大規模データベースは個別ページ化し、インライン配置を減らす
- 不要なページやプロパティを削除・非表示にする
- データベースはリンクドビューでまとめる
- サイドバーを定期的に見直し、必要な情報へすぐアクセスできるようにする
上記の見直しを行うことで、ページ全体がすっきりと整理され、必要な情報にすばやくアクセスできるようになります。
Notionをより快適な動作で利用するための4つのポイント
ここでは、Notionを快適に利用するための4つのポイントを紹介します。
- レイアウトと情報の見やすさを意識する
- AI機能・ショートカットを活用する
- データベースの使い方を工夫する
- 定期的なメンテナンスを実施する
上記のポイントを押さえておくと、Notionをより使いやすく整えるイメージがつかみやすくなります。
レイアウトと情報の見やすさを意識する
ページのレイアウトや情報の見せ方を工夫すると、使いやすさだけでなく、パフォーマンスの向上にもつながります。
情報を整理し、視覚的に分かりやすいページを設計すると、必要な情報に素早くアクセスが可能です。関連情報をグループ化したり、見出しや区切り線を使って情報の階層を明確にしたりするだけでも、ページの視認性は大きく向上します。
上記のように整理されたページは、自分自身が使いやすいだけでなく、チームで共有した際にも他のメンバーが内容を把握しやすくなります。
AI機能・ショートカットを活用する
Notionの操作効率を上げるには、AI機能やキーボードショートカットを積極的に活用するのがおすすめです。
Notion AIを使えば、文章の要約や翻訳などを瞬時に行えて、作業時間を短縮できます。
また、ページの新規作成(Ctrl/Cmd + N)や検索ウィンドウの表示(Ctrl/Cmd + P)など、頻繁に行う操作のショートカットを覚えておきましょう。マウス操作を減らし、スムーズに作業を進められます。
Notion AIに関して、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Notion AIとは?機能や使い方・料金・ChatGPTとの違い・活用事例5選を徹底解説
データベースの使い方を工夫する
データベースを快適に使い続けるには、構造をシンプルにしましょう。
一つのデータベースに多種多様な情報を詰め込むのではなく、目的ごとにデータベースを分割して管理するのがおすすめです。「タスク管理」と「顧客リスト」は別のデータベースとして作成します。
また、上記の情報を一覧で見たい場合は、「リンクドデータベース」機能を使って必要な情報だけダッシュボードページに集約します。
表示範囲を限定することですべてのデータを読み込む必要がなくなり、表示の負荷を軽減できます。
定期的なメンテナンスを実施する
快適なNotion環境を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。時間が経つにつれて、ワークスペースには古くなったり不要になったりした情報が溜まっていきます。
以下の内容に沿って、定期的にメンテナンスを行ってみてください。
- 有効期限プロパティを設定し、定期的にレビュー・更新
- 管理者ビューで古い情報や不要データを整理
- コンテンツは単一データベースに集約
上記のメンテナンスを習慣にすると、Notionの環境が常に整った状態を保てます。
Notionが重い場合によくある質問
ここでは、Notionが重いと感じる際によく寄せられる質問と回答をまとめました。
- モバイル版Notionがとくに重いのはなぜですか?
- Notionは他のツールと連携していると重くなりますか?
- Notionが重くて開けなくなったページはどうすればいいですか?
- Notionのサポートに問い合わせた方がいいのはどのような場合ですか?
上記の内容を知っておくと、Notionが重くなったときの対処法がイメージしやすくなります。
モバイル版Notionがとくに重いのはなぜですか?
モバイル版Notionが特に重く感じる主な理由は、パソコンに比べてデバイスの処理能力(CPUやメモリ)が限られているためです。
大規模なデータベースや多数のプロパティなどが設定されたページを開こうとすると、モバイル端末では処理に時間がかかり、表示が遅くなったり操作が固まったりします。
モバイルでの利用を快適にするには、ページやデータベースの構造をできるだけシンプルに保つ工夫が求められます。
Notionは他のツールと連携していると重くなりますか?
Notionを他のツールと連携させても、必ずしも動作が重くなるとは限りません。
しかし、連携によって同期されるデータ量が多い場合は、データの読み込みや処理に時間がかかり、パフォーマンスに影響が出ることがあります。
また、GoogleドライブやFigmaなどをページに多数埋め込んでいる場合も、情報を表示するために外部との通信が発生し、ページの表示が遅くなります。
Notionが重くて開けなくなったページはどうすればいいですか?
ページが重すぎて開けなくなった場合、まずはアプリやブラウザのキャッシュをクリアして再起動(リセット)を試してみてください。多くの場合、ローカルに保存されている一時データ(キャッシュ)の破損が原因です。
リセットによってキャッシュがクリアされ、最新のデータがサーバーから再読み込みされると、問題が解決します。
Notionのサポートに問い合わせた方がいいのはどのような場合ですか?
本記事で紹介した基本的な対策をすべて試しても、パフォーマンスの問題が改善しない場合は、Notionのサポートに問い合わせることを検討しましょう。
一般的な対処法で解決しない問題は、あなたのアカウント特有の不具合や、Notion側のシステム的な問題である可能性があります。
上記の問題はユーザー自身での解決は困難なため、専門的な知識をもつサポートの助けを借りるのがおすすめです。
Notionのパフォーマンス最適化なら「合同会社Metoo」にご相談ください
Notionが重くなる原因は、データベースの肥大化や埋め込みコンテンツの増加、不適切なページ設計などが挙げられます。
Notionを快適に使うためには、普段からページやデータベースを整理し、定期的にメンテナンスが必要です。
合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
自社に最適なNotion活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。