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NotionとEvernoteの違いは?両サービスのメリット・デメリットや移行方法を解説

NotionとEvernoteの違いは?両サービスのメリット・デメリットや移行方法を解説

情報管理ツールに関して、以下のお悩みはありませんか?

「NotionとEvernote、結局どちらがいいの?」
「長年使ったEvernoteからNotionに移行したいけど、どうすればいい?」
NotionとEvernote、どちらも優れたツールですが、思想や得意分野は大きく異なります。

本記事では、NotionとEvernoteの根本的な違いから、それぞれのメリット・デメリット、そして具体的な移行手順までを網羅的に解説します。

NotionとEvernoteのどちらを選ぶとよいか迷っている方はぜひご参考ください。

なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。

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また、以下の動画は1時間ありますが、Notionの使い方を日本一分かりやすく解説しています。Notionを使いこなせるようになりたい方は、ぜひご覧ください。


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山田怜司

合同会社Metoo代表 山田怜司(管理の山田)

Notion公式アンバサダーであり、プロコーチとしても活動。これまでに30社以上にNotion導入・活用のコンサルティングを提供。SNS総フォロワーは3.4万人を超え、情報発信にも精力的。バックオフィス業務に16年携わった経験を活かし、業務効率化やチームマネジメントに強みを持つ。

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NotionとEvernoteの違い

NotionとEvernoteの違い

NotionとEvernoteは、どちらも人気の情報管理ツールですが、本質は大きく異なります。どちらが自分に合っているかを判断するために、まずは両者の違いを比較表で確認しましょう。

比較項目NotionEvernote
特徴情報の一元管理、万能ツールドキュメント作成・管理に特化
カスタマイズ性高い限定的
学習コスト高い低い
マークダウン対応パソコン・モバイル両対応モバイル非対応

簡単に言えば、Notionは「レゴブロック」のように、さまざまな機能を組み合わせて自分だけのツールを作れる万能アプリです。

一方でEvernoteは「デジタルなノート」に特化しており、誰でも直感的に使えるシンプルさが魅力です。

参照:Notion

参照:Evernote

Notionを利用する4つのメリット

Notionを利用する4つのメリット

ここでは、Notionがもたらす4つの主なメリットを解説します。

  • 情報の一元管理ができる
  • UIが洗練されている
  • スマートフォンでマークダウン形式を利用できる
  • カスタマイズ性が高く機能やレイアウトを柔軟に変更できる

Notionが多くのユーザーから支持される理由は、多機能性と柔軟性にあります。

情報の一元管理ができる

Notionの最大の強みは、あらゆる情報を一つの場所で管理できる点です。一般的なノート機能はもちろん、タスクリストやプロジェクト管理ボード、社内Wikiまで、散らばっている情報をNotionに集約できます。

結果的にツール間を行き来する手間がなくなり、情報の散在や重複を防げます。

UIが洗練されている

Notionのユーザーインターフェースは、シンプルで洗練されています。余計な装飾がなく、コンテンツそのものに集中できるミニマルなデザインが特徴です。

操作も直感的で、ブロックをドラッグ&ドロップするだけで簡単にレイアウトを変更できます。ITツールに不慣れな人でも、触りながら基本的な操作を身につけていくことができます。

スマートフォンでマークダウン形式を利用できる

スマートフォンアプリの場合、マークダウン形式にも完全対応しています。マークダウンとは、簡単な記号を使って見出しやリストなどを表現する記述方法です。

スマートフォンがあれば、移動中や外出先でも構造化された文書を効率的に作成できます。

カスタマイズ性が高く機能やレイアウトを柔軟に変更できる

Notionはページ内のブロックを自由自在に配置でき、カラム分けも簡単です。

また、「データベース」機能を使えば、タスク管理ボードやカレンダーなど、目的に応じたさまざまなビューを作成できます。まさに自分だけの理想のワークスペースを構築できる自由度がNotionの強みです。

Notionを利用する3つのデメリット

Notionを利用する3つのデメリット

万能に見えるNotionですが、多機能性だからこそのデメリットが3つ存在します。

  • 使いこなすまでに時間がかかる
  • セキュリティ面のリスクがある
  • モバイルアプリには機能面の制限がある

導入を検討する際には、デメリットも理解しておきましょう。

使いこなすまでに時間がかかる

Notionは自由度が高いため、すべての機能を理解し、自分なりに使いこなせるようになるまでには、ある程度の学習時間が必要です。

とくにデータベース機能や関数などの高度な機能を活用しようとすると、最初は難しく感じるかもしれません。

まずはテンプレートを活用したり、簡単なメモ作成から始めたりするなど、少しずつ機能に慣れていくのが、挫折しないためのコツです。

セキュリティ面のリスクがある

Notionはクラウド上でデータを管理するサービスのため、情報漏洩のリスクがゼロとは言い切れません。サービス提供者側でセキュリティ対策は行われていますが、利用者自身もログイン情報の厳重な管理が求められます。

またチームで利用する際には、ページの共有範囲や編集権限の設定を誤ると、意図せず機密情報が漏れてしまう可能性があります。

モバイルアプリには機能面の制限がある

Notionのモバイルアプリは高機能ですが、パソコンのブラウザ版やデスクトップアプリ版と比較すると、一部の操作に制限があります。

とくに画面の小さいスマートフォンでは、複雑なデータベースの操作や、細かいページのレイアウト調整は行いにくい場合があります。

モバイルアプリは、外出先での情報の閲覧や簡単なメモの作成などの用途を中心に使い、本格的な編集やページの構築はパソコンで行うのがおすすめです。

Evernoteを利用する2つのメリット

Evernoteを利用する2つのメリット

長年にわたり多くのユーザーに愛用されてきたEvernoteには、以下のメリットがあります。

  • ドキュメントの作成・管理を簡単に行える
  • シンプルな機能なためすぐに使い始められる

それぞれ確認していきましょう。

ドキュメントの作成・管理を簡単に行える

Evernoteは、その名の通り「ノート」を取ることに特化したツールです。テキストメモはもちろん、画像やPDF、音声ファイルまであらゆる情報をノートとして手軽に保存できます。

Webページの内容をワンクリックで保存できる「Webクリッパー」機能を活用すると、情報収集の効率を向上させられます。

また、「ノートブック」や「スタック」など階層で整理でき、タグ付けも可能なため、情報が増えてきても管理がしやすいのが特徴です。

シンプルな機能なためすぐに使い始められる

Evernoteは、機能がノート作成と管理に絞られている分、操作がとてもシンプルで直感的です。初めて使う人でも、マニュアルを読まなくてもすぐに基本的な操作を理解し、使い始められます。

多機能なツールにありがちな「何から手をつけていいか分からない」状態に陥る心配がありません。とにかく手軽にメモを取り始めたい方や、複雑な設定は苦手な方にとって、Evernoteのシンプルさは大きなメリットです。

Evernoteを利用する3つのデメリット

Evernoteを利用する3つのデメリット

シンプルさが魅力のEvernoteですが、以下の3つがデメリットとして挙げられます。

  • 無料版は使用できる機能に制限が多い
  • メッセージ機能を使用できない
  • 機能やプランの変更が多い

これまで多くのユーザーが使用してきたツールですが、なぜ上記のデメリットが聞かれているのかそれぞれ解説します。

無料版は使用できる機能に制限が多い

現在のEvernoteの無料プランには機能制限があります。

作成できるノート数が50個まで、ノートブック数が1つまでと、本格的に利用するには厳しいかもしれません。

また、同期できる端末も1台に限定されます。パソコンとスマートフォンで同じノートを編集する使い方は無料ではできません。

個人で軽くメモを取る程度なら問題ないかもしれませんが、仕事で活用したり、複数のデバイスで利用したりする場合は、有料プランへの加入が必須でしょう。

参照:どのEvernoteが私に合っているか?

メッセージ機能を使用できない

以前、Evernoteにはユーザー間でメッセージを交換できる「ワークチャット」機能がありましたが、現在は廃止されています。

そのため、Evernote上でノートを共有しながらリアルタイムでディスカッションを行うことはできません。チームでの共同編集を行う際には、SlackやMicrosoft Teamsなど、別途コミュニケーションツールを併用する必要があります。

機能やプランの変更が多い

Evernoteは近年、機能や料金プランの変更が頻繁に行われています。

ワークチャット機能の廃止や、無料プランの機能制限の強化、料金の値上げなどが度々実施されてきました。そのため、ユーザーからは不安定さを指摘する声も上がっています。

長期的に安定して使えるツールを求める業務利用としては、頻繁な変更はリスクとなる可能性があります。

NotionとEvernoteはどちらがおすすめ?

NotionとEvernoteはどちらがおすすめ?

NotionとEvernote、どちらのツールを選ぶべきかは利用する目的によって異なります。

  • ビジネスでの情報管理やプロジェクト管理での利用ならNotion
  • ドキュメントや情報の整理のみの利用ならEvernote

それぞれのツールごとに適した利用方法を紹介します。

ビジネスでの情報管理やプロジェクト管理での利用ならNotion

Notionはチームでのタスク管理やプロジェクトの進捗管理、社内情報のナレッジ化など、ビジネスシーンで幅広く活用したい場合におすすめです。

Notionのデータベース機能とカスタマイズ性を活かせば、チームや業務に最適化された情報管理基盤を構築できます。複数のツールに散らばっていた情報を一元化すると、業務全体の生産性を向上させられるでしょう。

ドキュメントや情報の整理のみの利用ならEvernote

Evernoteは個人的なメモやWebクリップ、書類の整理など、シンプルなドキュメントを管理したい場合におすすめのツールです。

とくに複雑な機能は不要で、手軽に直感的に情報を記録・整理したい方には、Evernoteのシンプルさが心地よく感じられるでしょう。

EvernoteからNotionに移行する方法【6STEP】

EvernoteからNotionに移行する方法【6STEP】

これまで、NotionとEvernoteの違いについて解説してきましたが、Notionのインポート機能を使えば、Evernoteから簡単にNotionにデータを移行することができます。

  1. Notionのサイドバーにある「設定」を開く
  2. 「インポート」をクリックし、表示されるリストから「Evernote」を選択する
  3. Evernoteのアカウントにサインインし、Notionからの接続を許可する
  4. アカウントがリンクされたら、Notionに移行したいノートブックにチェックを入れる
  5. 「インポート」ボタンをクリックする
  6. インポートが完了すると、EvernoteのノートはNotionのページとして保存される

なお、インポート機能は、Notionのデスクトップ版またはWeb版でのみ利用可能です。モバイルアプリでは対応していないため注意しましょう。

参照:データのインポート

Evernote以外の類似ツールとNotionを比較

Evernote以外の類似ツールとNotionを比較

情報管理ツールはNotionとEvernoteだけではありません。下表のように、さまざまな特徴をもったツールが存在します。

ツール名特徴
Asanaプロジェクト管理に特化したツール。直感的な操作性が魅力。
Obsidianオフラインで動作する、個人知識管理(PKM)ツール。
NotebookLMGoogleが開発した、AIを活用してリサーチやメモを支援するツール。
OneNoteMicrosoft製品との連携が強力な、手書きもできるデジタルノート。
Trelloカンバン方式でタスクを管理する、シンプルで直感的なツール。

各ツールと比較しても、Notionは多機能性とカスタマイズ性が高く、さまざまなツールと連携しながら情報管理の中核を担えるポテンシャルをもっています。

以下の記事ではNotionと7つのツールを紹介しています。ほかのツールとの違いやメリット・デメリットが分かるので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:Notionと7つの類似ツールを徹底比較!メリット・デメリットも紹介【2024年最新】

EvernoteからNotionへの移行なら「合同会社Metoo」にご相談ください

EvernoteからNotionへの移行なら「合同会社Metoo」にご相談ください

Notionは、高いカスタマイズ性で情報の一元管理が可能なビジネス向けのツールです。一方でEvernoteは、 シンプルな操作でドキュメント管理に特化しています。ツールを選ぶ際は、どのような目的で利用したいかによって決めましょう。

EvernoteからNotionに移行したい場合は、デスクトップ版・Web版から簡単に実行できます。ツールの移行は、単にデータを移すだけでなく、組織の働き方そのものを見直す大きなチャンスです。

合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行った上で、組織に関わる情報(ヒト・モノ・カネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。

Evernoteからの移行や活用方法にお悩みの方は、ぜひお気軽に合同会社Metooへご相談ください。

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