
Notionのデータをエクスポートする方法や保存できるファイルの形式、できることを解説
Notionのエクスポートに関して、以下のお悩みはありませんか?
「Notionのエクスポート機能を使いこなしたいが、使い方がわからない」
「具体的な活用例を知って、Notionのエクスポート機能を有効活用したい」
Notionのエクスポート機能では、さまざまなファイル形式で出力できたり、複数データの一括エクスポートできたりなど、とても便利です。
本記事では、Notionのデータをエクスポートする方法をステップごとに解説します。
また、エクスポートできるファイル形式や、エクスポート機能でできること・できないこと、使用時の注意点も紹介するので、安心してエクスポート機能を使いこなせるようになるでしょう。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行なった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
もし、Notionの活用方法や業務効率化に関するご相談があれば、以下よりお気軽にご連絡ください。
Notionのデータをエクスポートする方法
Notionのデータをエクスポートする方法は、以下の手順に沿って操作するとエクスポートできます。
- エクスポートしたいページまたはデータベースを開く
- 右上にあるメニューアイコン「︙」をクリック
- 表示されたメニューから「エクスポート」を選択
- エクスポートするファイル形式を選択(PDF、HTML、Markdown、CSV、JSON)
- 最後に「エクスポート」をクリック
エクスポートしたファイルは、選択したファイル形式によって表示される状態が異なります。
例えば、印刷する場合にはPDF形式、他のアプリケーションで編集する場合にはCSV形式など、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
Notionのエクスポート機能でできること
Notionのエクスポート機能を利用すると、主に以下3つに活用できます。
- さまざまなファイル形式での出力
- ページやデータベースのエクスポート
- 複数データの一括エクスポート
上記の機能を活用することで、Notionで作成したデータをさまざまな用途で活用可能です。
さまざまなファイル形式での出力ができる
Notionのエクスポート機能では、以下のファイル形式で出力できます。
ファイル形式 | 特徴 |
ページのレイアウトやデザインを保持したまま出力可能。資料やレポートの作成に最適。 | |
CSV | Excelやスプレッドシート、Wordなどにインポートできる形式。データの編集、分析、集計に便利。 |
HTML | Webページ形式で出力可能。Webサイトへの埋め込みやブログ、ポートフォリオの作成などに活用できる。 |
Markdown | シンプルなテキスト形式で出力可能。プログラムのエクスポートや他のテキストエディタでの編集に便利。 |
JSON | プログラミングデータを読み込んで処理する際に便利な形式。 |
エクスポートしたいデータの種類や用途に合わせて、適切なファイル形式を選択できます。
ページに含まれる画像やファイルも一緒にエクスポートが可能です。
それぞれのファイル形式で詳細な設定ができるため、エクスポート後に見にくくなってしまったなどの心配もありません。
ページやデータベースのエクスポートができる
Notionでは、ページやデータベースをエクスポートできます。
単一のページはもちろん、サブページを含む複数のページをまとめてエクスポートすることも可能です。
また、データベースをエクスポートする場合は、Notionで作成したデータベースの形式を維持したままCSV形式で出力できます。
そのため、エクスポートしたデータをExcelなどの表計算ソフトで編集・分析も容易です。
さらに、ページやデータベースをエクスポートすることで、Notion以外のアプリケーションでデータを活用したり、バックアップとして保存したりなどもできます。
用途に応じて、適切な形式でエクスポートしましょう。
複数データを一括でエクスポートできる
Notionでは、複数のページやデータベースをまとめて一括でエクスポートできるため、一つずつエクスポートする手間が省け、時間と労力を削減できます。
手作業で一つずつエクスポートする場合、誤ってエクスポートをし忘れるページやデータベースが出てしまう可能性があります。
しかし、一括エクスポートすると、エクスポート漏れも防止可能です。
特に、データ量が多い場合や、頻繁にエクスポートを行う場合に、特に便利な機能です。
ただし、データ量や通信環境によっては、エクスポートに時間がかかったり、エラーが発生したりする可能性があります。
エクスポートを行う際は、安定したネットワーク環境を確保しておきましょう。
Notionのエクスポートでできないこと
Notionのエクスポート機能は便利な面が多くありますが、以下のようにできないこともあります。
- 動的コンテンツの埋め込み
- 特定のページやデータのみを除外したエクスポート
- 共有設定や編集権限、ワークフローなどの反映
エクスポート機能の limitations を理解しておくことで、より効果的にNotionを活用できます。
動的コンテンツの埋め込みはできない
Notionのエクスポート機能では、動的コンテンツの埋め込みはできません。動的コンテンツとは以下のデータを指します。
- Webサイトへのリンクや埋め込み動画
- リアルタイムで更新されるデータ
要するに、Notionのページ内で変化するコンテンツのことです。
動的コンテンツをエクスポートすると、静的なファイルで出力されます。
Webサイトへのリンクは、リンク先のURLとして表示されますが、リンクをクリックしてWebサイトにアクセスすることはできません。
埋め込み動画はサムネイル画像として表示されますが、動画の再生もできません。
また、Notion内でリアルタイムで更新されるデータも、エクスポート時点の状態でのみ出力されます。
エクスポート後にNotion内でデータが更新されても、エクスポートしたファイルには反映されないため注意が必要です。
特定のページやデータのみを除外したエクスポートはできない
Notionのエクスポート機能では、特定のページやデータのみを除外したエクスポートはできません。
ページやデータベースをエクスポートする際は、指定したページ、またはデータベースに含まれるすべてのデータがエクスポートされます。
例えば、データベース内の特定のレコードだけを除外してのエクスポートはできません。
また、ページ内の特定のブロックだけを除外してエクスポートすることもできないため、注意が必要です。
特定のページやデータのみをエクスポートしたい場合は、事前に不要なページやデータを削除しておくか、エクスポート後に不要なデータを手動で削除する必要があります。
エクスポート後の作業を効率化するためにも、事前に不要なデータを整理しておきましょう。
共有設定や編集権限、ワークフローなどは反映されない
Notionのエクスポート機能では、共有設定や編集権限、ワークフローは引き継がれません。
エクスポートされたファイルは、Notion上のページとは切り離されたデータとなるため、もともと設定していたアクセス制限や編集権限は無効になります。
特定のユーザーにのみ編集を許可しているページをエクスポートした場合でも、出力されたファイル自体には制限がなく、誰でも自由に閲覧・編集できる状態になります。
また、Notion内で設定していたワークフローやオートメーションも、エクスポート後のファイルでは動作しません。
そのため、エクスポートしたデータを他のユーザーと共有する場合や、別のツールで活用する場合は、あらためてアクセス管理や自動化の設定を行いましょう。
Notionでエクスポートできるファイル形式とその特徴
Notionでは、下表のようにさまざまなファイル形式でデータをエクスポートできます。
それぞれのファイル形式の特徴を理解し、用途に合った最適な形式を選択しましょう。
ファイル形式 | 特徴 | 用途例 |
ページのレイアウトやデザインを保持したまま出力可能。 | 資料レポートプレゼンテーション資料の作成 | |
CSV | データを表形式で出力可能。Excelやスプレッドシート、Wordなどにインポート可能。 | データの編集分析集計データベースのバックアップ |
HTML | Webページ形式で出力可能。 | Webサイトへの埋め込みブログポートフォリオの作成 |
Markdown | シンプルなテキスト形式で出力可能。 | プログラムのエクスポート他のテキストエディタでの編集 |
JSON | プログラミングデータを読み込んで処理する際に便利な形式。 | Webサービスとの連携データのインポート/エクスポート |
Notionのデータをエクスポートする際の3つの注意点
Notionのデータをエクスポートする際には、いくつかの注意点があります。
- エクスポートする目的を明確にし、適したファイル形式でエクスポートする
- PDF形式では、データをきれいにダウンロードできない場合がある
- エクスポートができないことや、エクスポートが終わらないこともある
上記の注意点を理解しておくことで、トラブルを防ぎ、スムーズにエクスポート作業を進められるでしょう。
エクスポートする目的を明確にし、適したファイル形式でエクスポートする
Notionのデータをエクスポートする際は、まず目的を明確にすることが大切です。エクスポートしたデータをどのように活用する予定なのかを考えましょう。
印刷するのか、他のアプリケーションで編集するのか、Webページに埋め込むのかなどによって、最適なファイル形式は異なります。
例えば、データベースをエクスポートするならCSV形式、印刷用ならPDF形式、Excelで編集するならCSV形式が適しています。
エクスポートする前に、目的と適したファイル形式をしっかり確認し、スムーズに活用できるようにしましょう。
PDF形式ではデータをきれいにダウンロードできない場合がある
NotionでPDF形式を選択してエクスポートする場合、ページのレイアウトによっては、データが崩れてしまう場合があります。
特に、以下に当てはまる場合は注意が必要です。
- データベースを含むページをエクスポートする場合
- 2列以上の横並びのレイアウトを使用している場合
上記の場合、PDFでエクスポートするとレイアウトが崩れたり、文字が重なったりする可能性があります。
もし、PDF形式でエクスポートした際にレイアウトが崩れてしまう場合は、他のファイル形式でエクスポートするか、Notionページのレイアウトを調整してからエクスポートしてみましょう。
エクスポートができないことやエクスポートが終わらないこともある
Notionでデータをエクスポートする際、データ量が多い場合やネットワーク環境が不安定な場合、処理が進まなかったり、途中で止まったりする可能性があります。
エクスポートが開始されない、または途中で停止してしまう場合は、まずインターネットの接続状況を確認しましょう。
それでも解決しない場合は、データ量が多すぎる可能性も考えられます。
この場合は、データを分割してエクスポートするか、Notionのサーバー負荷が低い時間帯に試すとスムーズに進むことがあります。
それでも問題が解決しない場合は、Notionのヘルプセンターを参照するか、Notionのサポートチームに問い合わせてみましょう。
Notionのエクスポート機能を実務で活用するなら「合同会社Metoo」へ相談しよう!
Notionのエクスポート機能は、データのバックアップや他のアプリケーションとの連携など、さまざまな用途で活用できます。
複数のファイル形式で出力できるため、非常に便利な機能です。
ただし、リアルタイムでの同期ができない、ワークフローやアクセス権限が反映されないなど、いくつかの制限がある点にも注意が必要です。
上記の注意点を理解した上で、目的に応じてエクスポート機能を適切に活用しましょう。
なお、合同会社Metooでは、本質的な課題の可視化・分析を行なった上で、組織に関わる情報(ヒトモノカネ)が円滑に回る仕組みをNotionで構築するサポートを展開しています。
もし、Notionの活用方法や業務効率化に関するご相談があれば、以下よりお気軽にご連絡ください。